駿河の大名今川氏真は暗愚の将として描かれています。
桶狭間の戦いで父の今川義元が織田信長に討たれてから、今川は没落の一途をたどります。
桶狭間の戦い以前に実は父の義元から家督を譲られています。氏真は本拠地駿河の支配を任されています。
偉大な父を失った後、氏真は国を保とうとしますが、抗えず、武田信玄の侵攻に伴います。今川氏真は掛川城を放棄して小田原北条に逃れます。
永禄12年(1569年)5月23日、氏真は北条氏政の嫡男・国王丸(後の氏直)を養子とし、国王丸の成長後に駿河を譲ることを約束しています。この時点で氏真嫡男の範以はまだ生まれていません。現実的には、今川氏の家督を国王丸に譲らされ、氏真の身分は「隠居」ということになったのでしょう。
身を寄せていた小田原北条氏が滅亡してからはかつての部下徳川家康の庇護を受け、幕府のしきたりを取り仕切る『高家』として江戸時代存続します。

















