こんばんは。
冷たい雨が続きますね。
今週は大学院の2年生の先輩方の修了演奏の続く週でした。
一人45分ほどのプログラムがオペラハウスで繰り広げられます。
私はピアノ研究室と管弦打研究室の5人の先輩方の修士を聴きに行きました。
たった一人でピアノに向かい、鍵盤を叩きながら音楽を紡ぐピアノ科の先輩方と
現代音楽でパフォーマンスも加えながら舞台いっぱいに使って音楽を発っする管楽器の先輩はとても対照的に見えました。
だけど磨いてきた自分の音と音楽を持って、自分の世界をオペラハウスに繰り広げる先輩方はみんな本当に大きく感じました。
いつも仲良くしてくれて、すっかり近くに感じてしまっている先輩方ですが、舞台の上ではこれからまさに社会に出ていこうとしている音楽家でした。
私がそんな舞台を迎えるのは一年後。
一年なんてあっという間。
一年後どうなっているだろう
と焦ることあります。
けれども、一年間という時間を音楽を勉強するためだけに使えるのはなんて特別で幸せなことでしょう。
大学院の恵まれた環境の中、一年間自分次第でどれほど多くのことが学べるでしょう。
一年後には、三才の終わりからヴァイオリンを始めた私は、この楽器を弾き続けて二十年になることになります。
二十年間の集大成として、そして堂々とこの場所から新たな出発が出来るように、残りの一年たくさん頑張りたいと思います。
先輩方のおかげで、そんなことをしっかりと意識することが出来ました。