最近、多いご希望。
「こんな時代なので、安定している正社員がいい」 ←これ、ホント？
正社員と、契約社員の違い、説明できますか？
正社員とは、企業との間で雇用期間を特に定めない就業形態です。
契約社員は、企業との間で、あらかじめ雇用期間を定めて
雇用契約を結ぶ就業形態です。
雇用期間は、半年、1年など企業により様々ですが、
労働基準法では最長3年までの契約を認めています。
契約更新も、自動更新になるところとならないところなど、
企業により様々。何の確認もなく、自動更新していて、
正社員と実態が変わらないところもあります。
× 正社員は安定、契約社員は不安定
２つの違いは、単なる雇用形態の違いなのです。
契約期間がある契約社員は不安定で、
契約期間のない正社員は、安定だと勘違いしがちですが、
まったく関係ないと言ってよいでしょう。
終身雇用は、とうの昔に崩壊し、
正社員でも、解雇になる世の中です。
正社員だからといって、将来が安心と言うことはありません。
ある会社では、大胆なリストラがありました。
実務をまわしている契約社員・派遣社員の契約満了者はゼロ。
だぶついていた正社員がリストラ対象になりました。
この会社においては、安定性は、契約社員のほうが高いようです。
「正社員のほうがお給料がいい」 ←これ、ホント？
実は、これも間違いです。
わたしが勤務していたある会社では、
正社員よりも、契約社員のほうがお給料が良かったです。
転職のご相談者の中でも、
派遣社員として月に50万円稼いでいた人が、
正社員として転職し、30万円になったケースもあります。
（この方は、別に大切にしたいものがありましたので、納得の上の選択です）
給与の設定は、各社それぞれ。
正社員が高くて、契約社員が低いのは、ある企業においては、
そうかもしれませんが、別の企業では逆転します。
正社員になりたいのか、もっとお給料がほしいのか、
自分が求めるものをハッキリさせないと、失敗してしまいます。
お給料が気になる場合は、それぞれの企業を個別に見てみましょう。
＊
正社員か、契約社員か、
これらは、単なる雇用形態の違いです。
正社員になることにこだわるよりも、
自身が熱中でき、能力を発揮し、力を伸ばしていける仕事を
選ぶのが、もっとも安定性が高いものです。
会社になにかあっても、
いつでも、仕事を選びなおすことができるからです。
梅田幸子⇒http://with-c.net/
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