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>> 危険!信じちゃいけない就職マニュアルを―――斬る!
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第4斬り 「第一印象で合否は決まります」
CONENTS-----------
1.信じちゃいけない就職マニュアル「第一印象で合否は決まります」
2.就職活動相談コーナー「履歴書の写真について」
3.信じてもいい就職活動お役立ち情報
4.就職サポートこぼれ話
――― http://naitei.11oya.com/
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◇★信じちゃいけない就職マニュアル
第4斬り 「第一印象で合否は決まります」
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★就職マニュアルより★「第一印象で合否は決まります」
面接は、第一印象で決まります。
第一印象が悪いと、面接でバンカイすることはできません。
面接官は、何人も会っているとわかるんです。
部屋に入ったとたん、「この人、イイ!」と決まるんです。
だから、第一印象を良くする練習をしましょう。
明るく、元気よく、学生らしく、さわやかに!
入りたい会社に、入るために、たった1時間だけ、自分を偽るのも
大切なことです。
・・・斬られる就職マニュアルは、ここまで
多くの就職マニュアルで、書かれています。
しかし、わたしが面接官をしていたときは、
第一印象で合否を決めることは、ありませんでした。
わたしだけなの?と思って、いろんな企業の面接官に、
「第一印象で決めますか?」と質問しました。
結果、「面接は、第一印象ですよ」という会社はありません。
どうしてって?
第一印象で決まったら、面接する意味、ないじゃないですか。
★この就職マニュアルの最初の間違いは、
「第一印象で合否が決まる」ということ。
いえ、もしかしたら、第一印象で決める会社があるかもしれません。
ただ、そんな会社は、先入観で人を判断する会社です。
入社後も、「あいつは、○○な奴」と言われたら、そのイメージのまま。
あなたが、「変化すること」や、「成長すること」を、
抑圧されてしまうのではないでしょうか。
あなたは、第一印象で決めつける会社に入りたいですか?
そんな会社に入りたい方は、就職マニュアルを信じてね!
このメルマガは、あなたの役に立ちません。
解除はこちら ⇒ http://www.mag2.com/m/0000177555.html
補足すると、恋愛で「ビビビ」と来るように(?)、
第一印象で「これは!」と思うような出会いがあることも事実です。
すごく低い確率ですけどね。
ただ、その場合も、恋愛と同じように、
その後の面接でいろんな話を聞いて、「やっぱりいける」
「こんないいところもあったんだ」と裏づけをとっていくんです。
ビビビとくる運命的な出会いはほとんどありませんし、
運命的な出会いがあっても、その後の面接がやっぱり重要なので、
第一印象で内定するなんて、期待はしないでおきましょう。
★そして、 2つ目の間違い。
明るく、元気よく、学生らしく、さわやかに!---そうでしょうか?
わたしが、新米人事だったころ、こんなことがありました。
人事の事務サポート社員を採用するときのこと。
最後に、2人の候補者が残ったんです。
Aさん:ハキハキと社交的で、気を使い、段取りよく質問やメモをする人。
Bさん:終始だまっていて、聞かれたことにだけ答える人。
新入社員だった私は、仕事ができそうなAさんが間違いなく採用だと
思いました。けど、先輩たちは、満場一致で、Bさん。
理由は、
大切な人事情報をあつかう仕事なので、信頼して任せられること。
話を聞いているときの集中力が良かったから。
そして、実際の仕事をパソコンをつかって説明しているとき、
わからない場合には、誠実に「もう一度お願いします」と
何度も聞きなおしたから。
暗くて、元気がなくて、さわやかではない人が採用になりました。
それまで「仕事ができる」という単純なイメージだけで判断してた私
ですが、そのときに、「適職」ということに気付きました。
そういえば、わたしは、「初々しさ」とかって、縁遠い学生でした。
入社すぐに、お客様から「この仕事はじめて何年になるのですか?
経験豊富ですよね~」と聞かれたり、たった1歳年下の学生さんからは
「入社7~8年目?」と言われたりしたくらい(苦笑)。
明るく、笑顔だったかもしれませんが、
どちらかというと落ち着いていて、学生らしさは感じないタイプ。
けど、内定は、8社もらいました。
やっぱり、明るく、元気で、学生らしくて、さわやかであることって、
そんなに重要じゃないかもしれません。
余談ですが、最終面接で、血迷って、
元気ハツラツ、学生らしい学生を演じてみたことがあります。
落ちました。
そういえば、その時の面接官は、首をひねっていましたね。
過去の面接評価と違ったのでしょう。
こうして見ると、明るく、元気よく、学生らしく、さわやかに!って、
就職マニュアルの嘘のようですね。
自分らしく、いきましょう。
★3つ目の間違いは?
「入りたい会社に、入るために、たった1時間だけ、自分を偽るのも
大切なことです。」
自分を偽って、採用になるとも思いませんが、
仮にだませたとしても、入社後、辛い思いをするのは、あなたです。
「面接ではいいと思ったのに、全然、ダメな奴」と言われながら、
自分にあわない仕事をする会社員生活、
楽しくない仕事に1日の半分をつかう毎日が待っています。
再びになりますが、自分らしく、いきましょう。
★ただ、勘違いしないでいただきたいことがあります。
第一印象で合否は決まりませんが、
第一印象が、重要ではないというわけではありません。
就職したら、会社の代表として、お客様に接します。
あなたのイメージが会社のイメージになります。最低限のマナーは
もちろん、会社の代表としてふさわしい第一印象かどうかは、大きな
合否のポイントになりますからね!
大事なことなので、もう一度、言います。
■第一印象だけで合否は決まりません。
■自分を偽って入社してしまったら・・・辛いのはあなたです。
■だから、明るく、元気よく、学生らしく、さわやかに!よりも、
■自分らしく!
■ただし、就職したら、会社の代表として、お客様に接します。
■お客様にとっては、あなたのイメージが会社のイメージ。
■会社の代表としてふさわしい第一印象かどうかは、合否のポイント。
自分を偽って、せっかくのチャンスを、自分でつぶさないでくださいね!
内定は、ゴールではありません。
入社後の方が長いのですから、相手(会社)を理解すること、
自分を理解してもらうこと、相性がマッチしていることが大切です。
恋愛・結婚と、一緒ですね。
1月、素敵な企業・素敵な仕事との出会いがあることを祈っています。
梅田幸子⇒http://with-c.net/
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【著書】