■1年生の漢字が書けない!漢字が便利だって知ってる? | 魂の望みのままに新しい時代をつくる

■■   3.根本的に苦手な場合 (4)漢字が便利だって知ってる!?

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こんにちは。梅田幸子です。

お子さまの成長段階によって、子育ての悩みはどんどん変わってきますね。



最近、「漢字を覚えていなかった」「てにをはが使えない」「どんな指導法がいいですか?」といった言葉の指導法に関するご相談が多いです。しかし、問題は「指導法」ではないことが多いんです。


どんな可能性があるのか、その原因ごとの対処法を、Aさんの例 をご紹介しながらお話していきたいと思います。他の教科にも応用できることも多いです。あなたのお子さまにも当てはまるかもしれませんね。



前回は「根本的に苦手な場合」の理由の3つ目の理由、親御さんや学校の先生の期待についてお話しました。今日は3つ目です。



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 (4)漢字は便利なのに・・・

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漢字自体へ興味がないかもしれません。


お子さまは、漢字を使うと便利だということを知っていますか?



  ははははははと笑った。
 

 ⇒母はハハハと笑った。
 ⇒ハハハハハハと笑った。


ひらがなだと、どちらかわからないけれど、漢字とカタカナを使うとすっきり意味がわかって、こんなに便利!漢字を使う良さが分かっていないと、漢字を覚える必要性が理解できません。必要と思わないので、覚えようという意欲がわかないんですね。



教育カリキュラムの変更で、「階段」は、3年生だと「階だん」と習います。今のお子さまは親世代よりも、漢字の必要性や、漢字から意味を推測するトレーニングがしにくいので、漢字を使うメリットを感じにくくなっています。



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 ☆ 対処法 ☆

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びっくりする実験ですが、小学生が、習っていない中学生で習う熟語を読めます。


漢字には、意味があるということを理解していると、偏が違ってつくりが同じ字の読みや、編やつくりの意味などから推測して、読み方も熟語の意味も当てられるというのです。


私たちも、新聞や本を読んでいると、読めないけど、意味を感じながら読み進めることってありますよね。それくらい、漢字って本当は分かりやすいものなんですよね。



本や新聞、インターネットの情報がすべてがひらがなとカタカナだったら・・・と思うとぞっとします。なんて読みにくいんでしょう。漢字って少ないスペースで情報がたくさん載せられるし、「ははははははと笑った」のように、単語の切れ目もわかるし、便利なものなんですよね。


漢字って、便利でわかりやすいものだ、漢字を使うとお得だよっていうことを少しずつ理解させてあげましょう。



もう1つ。読書好きな子は、言葉の学習が伸びやすいです。漢字が読めたら、もっとたくさん本が読めるから。読む楽しさを感じさせてあげるのも手ですね。



「根本的に苦手な場合」の4つ目の原因と対処法をお話しました。

Aさんの育児日記とメールのやりとりを元にアドバイスしたのは以上です。


次回は、各原因と対処法ごとに、相談できる機関をご紹介します。

ご家庭で抱えずに、協力してもらえるところはどんどん協力をお願いしましょう。




【ご注意事項】

○同じようなお悩みでも、人それぞれ原因は異なります。原因が異なるので、効果的な対処法も人それぞれ。場合によっては、同じ悩みでも正反対の対処法になることもあるのでご注意くださいね。

○Aさんのケースは、Aさんが書いていた育児日記とメールのやりとりをもとにアドバイスしました。



梅田幸子⇒http://with-c.net/

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