■1年生の漢字が書けない!学習障害(LD)かしら? | 魂の望みのままに新しい時代をつくる

■■   3.根本的に苦手な場合 (1)学習障害(LD)!?

■■■_____________________


こんにちは。梅田幸子です。

お子さまの成長段階によって、子育ての悩みはどんどん変わってきますね。



最近、「漢字を覚えていなかった」「てにをはが使えない」「どんな指導法がいいですか?」といった言葉の指導法に関するご相談が多いです。しかし、問題は「指導法」ではないことが多いんです。


どんな可能性があるのか、その原因ごとの対処法を、Aさんの例 をご紹介しながらお話していきたいと思います。他の教科にも応用できることも多いです。あなたのお子さまにも当てはまるかもしれませんね。



「急にできなくなった場合」の原因と対処法をお話してきました。

今回からは「根本的に苦手な場合」をお話しましょう!



----------------------------------------

 (1)学習障害(LD)の可能性

----------------------------------------


知能程度、感覚器官、記憶能力などには異常はないのに、「計算ができても字が読めない」「特定の字だけが理解できない」などの知的機能のアンバランスを示すケースがこれにあたります。


黒柳徹子さんは学習障害(LD)で、いまだに2桁の算数ができません。

トム・クルーズは、字が裏返って見えるそうです。


成績優秀児の中にも、「英単語の並びが覚えられない」とか「割り算の暗算ができない」「逆さ文字を書いてしまう」などというケースもあり、珍しいことではありません。本人も自覚していない軽度の学習障害を入れると子どもの20%以上は、何らかの学習障害を持っていると言われています。


知能検査ではわかりません。学業成績、行動観察、詳細な心理検査などによって検査します。学習上の基礎的能力である聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するといった能力を習得し、使用することに、著しい困難があると見られる様々な状態を「学習障害(LD)」と呼びます。病院で検査をしてもらうのが近道です。



----------------------------------------

 ☆ 対処法 ☆

----------------------------------------


黒柳徹子さんは学習障害(LD)ですが、番組の司会、ボランティア活動、女優・・・と活躍されています。文字が裏返って見えるという学習障害(LD)を持つトム・クルーズは、台詞を覚えて何本もの映画に出ています。だから、学習障害(LD)だからってむやみに心配しなくて大丈夫。


学習障害(LD)のお子さまは、これまでの学習方法では学びづらいのですが、特性を理解して、教材を選択し、教え方を工夫すればできることが多いので安心してください。


苦手意識を持ったり、学習への興味がなくなる前に、診断に基づいた学習法に変えてあげましょう。そのために、「思い当たるな・・」という場合は、早めの受診をお勧めします。


学習障害(LD)だという診断は、悩みを増やしたり、差別したりするためのものではありません。障害の特性にあった教材や教え方の工夫で学習の効果をあげるため、障害の特性にあったサポートをするために必要なものです。


理由がわかると悩みが1つ解決します。受け止めるのは勇気がいると思いますが、気になったら気軽に受診してみましょう。



次回は、「根本的に苦手な場合」の2つ目「感受性の強さが原因!?」です。




【ご注意事項】

○同じようなお悩みでも、人それぞれ原因は異なります。原因が異なるので、効果的な対処法も人それぞれ。場合によっては、同じ悩みでも正反対の対処法になることもあるのでご注意くださいね。

○Aさんのケースは、Aさんが書いていた育児日記とメールのやりとりをもとにアドバイスしました。

梅田幸子⇒http://with-c.net/

無料メール情報 【危険!信じちゃいけない就職マニュアルを―――斬る!】


【著書】

『はじめての転職100問100答』

『あなたの天職がわかる最強の自己分析』



●参考商品

 【楽天ブックス】くりかえし漢字練習プリント(小学1年) テスト付き

 【楽天ブックス】くりかえし漢字練習プリント(小学2年) テスト付き

 【楽天ブックス】くりかえし漢字練習プリント(小学3年) テスト付き


●漢字学習ソフト

  【店頭在庫、または、メーカー注文】WIN XPMEDIA5 STEP2 小学国語 1・2・3年 漢字練習帳つき     書いて覚える!小学校国語漢字ドリル辞典




【過去の連載もご覧下さい】

▼褒める子育て注意報 こちら

▼子どもと上手にコミュニケーション こちら

▼塾選びのポイント こちら

▼おねしょの悩み こちら

▼[特別編]好奇心と探求心を伸ばす こちら