◆褒める子育て注意報◆具体的に褒めるヒント3:話を聞いてみよう | 魂の望みのままに新しい時代をつくる

6.具体的に褒める。簡単にできる3つのヒント
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□□□   (3)具体的に褒める:ヒント3 話を聞いてみよう
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●小さい子のお世話が得意な、中学生の美鈴ちゃん。


近所の子供会の役員さんから、夏休みの海の家キャンプのお手伝いを頼まれました。小学生が40人も参加する、大きなイベントです。去年、美鈴ちゃんが小学6年生で参加したときの様子を見ていた役員さんが、是非お手伝いをしてほしい、と誘ったのです。


夕食のとき、このことを聞いたお父さんは、嬉しくて「美鈴ちゃんは、小さい子のお世話が得意だからな。」と褒めたいと思いましたが、言うのをためらいました。


●代わりに質問しました。

「キャンプで子どものお世話をするのって、何が一番苦労するの?」

美鈴ちゃんは、少し考えて応えました。

「夜、寝かしつける時よ。みんな興奮して、全然寝ないんだもん。」

さらに、お父さんは聞きました。

「そうだよね。子どもは、キャンプが楽しくて、興奮していたら、寝ないだろうね。美鈴ちゃんは、どうやって寝かしつけたの?」

「まず、一緒にめいイッパイはしゃぐの。そして、違う遊びに誘うんだ。落ち着くような遊び。興奮がおさまってきたら、『明日は、何時に起きて、朝ごはんの前にお散歩しようね。いつもより早起きだけど、大丈夫よね。』って言うの。そうしたら、みんなすぐ寝たよ。けど、ホームシックで泣いちゃう子け、役員のおばさんのところに連れて行ってあげる。これは、テントに入る前にするの。そうじゃないと、他の子が気にして眠れないから。ホームシックかどうかは、様子を見ていれば、元気ないからすぐわかるんだ。」


●お父さんには、たくさん褒めるところが見つかりました。

寝かしつけるためのアイディア、
他の子への影響を考えた的確な判断力、
1人ひとりの子どもの様子を見ていること、

など、美鈴ちゃんらしくて、伸ばしていってほしいところをたくさん聞くことができました。



●褒められた美鈴ちゃんも、いいえ、褒め言葉が特になかったとしても、

自分の考えたアイディア、工夫の素晴らしさを再認識するでしょうし、他の子への影響を考えた判断、1人ひとりの様子を見てあげることの大切さ、など、自分自身の「良さ」を、ちゃんと「良さ」として知ることができたのではないでしょうか。


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「ありのままの自分」を愛してもらっているという「安心」と、
「ありのままの自分」を受け入れ、認めているという「自信」が、
「ありのままの自分」を向上させていきたいという「意欲」を生む
と感じています。


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 7.あなたが危険な褒められ方をされ続けていたら?
   いよいよ最終回。

▼楽天でも、◆幸せな子育て・自分らしさの追及のヒント を書き溜めています。
 今日のテーマは、したいことを見つける3分間◆自分の長所を見つける
 好きなところを増やしてください。



梅田幸子⇒http://with-c.net/

無料メール情報 【危険!信じちゃいけない就職マニュアルを―――斬る!】


【著書】

『はじめての転職100問100答』

『あなたの天職がわかる最強の自己分析』