7.あなたが危険な褒められ方をされ続けていたら?
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□□□ 褒める子育て注意報 最終回
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これまで、褒める子育ての危険と、具体的例をいくつか紹介してきましたが、実は、これから書くことが、一番お伝えしたいメッセージです。
●このシリーズは、
「褒めて伸ばそう」としゃかりきになったり、「褒め方」を意識して、子どもと気持ちよく向き合えなかったり、そんな風に、悩まれている親御さん(や保育者)に正しい子育てから楽になってもらいたくて書きました。
矛盾している?
そうですよね。
確かに、上手な褒め方を知っていただくことで、子どもたちが、自己肯定力を高め、自ら主体的に、イキイキ過ごせるように育って欲しいと思っています。
そのために、「上手に褒めよう」を眉間にしわを寄せるのではなく、「コツ」をマスターすることで、お子様と自然な気持ちで向き合えるようになったら、どれだけ、親御さん(保育者)も、お子様も幸せだろう、と思っています。
しかし、スキルはいくら学んでも、うまく使いこなせないんじゃないか、知識だけついて、その分、自分を縛って辛くなっちゃうということもあるんじゃないかと思ったりもします。
親が辛いと、子どもは、幸せになれませんから。
親御さんには、楽しく、自分らしくいてほしいというのが願いです。
さて、2つのワークをお願いしましたが、してみていただけましたか?
【ワーク1】
まず、これまで褒められて嬉しかった言葉を思い出してみてください。
誰に、何て言われたときですか?
【ワーク2】
次に、これまで褒められて嬉しくなかった言葉を思い出してみてください。
誰に、何て言われたときですか?
それぞれ5~10個くらいずつ挙げていただいてから、
次に進んでいただけると嬉しいです。
* ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *
挙げていただけましたか?
では、それらを眺めながら、
これまでの「褒める子育て注意報」を思い返してみてください。
あなたは、
▼コントロールされてきていませんか?
▼「苦手意識」や「劣等感」を刷り込まれたものはありませんか?
▼理想像を押し付けられて、自分じゃないという居心地の悪さを感じたり、
頑張りすぎてきませんでしたか?
▼偏った「結果重視の価値観」を教えられてきませんでしたか?
「親」世代は、上手な褒められ方をされてきていません
あなたが、こういった影響を受けてきて、
自分らしさを認められなかったり、
自分らしさがわからなかったり、
自分らしさを抑えていたり、したら・・?
子どもは、暗に「ありのままの自分や自分らしさを発揮することは、良くないことらしい」と学習してしまいそうですね。
完璧な親なんて、多分、世の中にいないと思います。
けど、皆、どうやって愛し、育ててあげようか考えています。
お子様に目を向ける前に、ご自身に目を向けてあげていただきたいと思っています。
子育てに頑張る時間を、ちょっとだけ、自分自身のために使ってあげると、
子育ての問題のいくつかは、解決したりするかもしれませんよ!
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幸せな子育て・自分らしさの追及のヒント
を書き溜めています。
梅田幸子⇒http://with-c.net/
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