2.「褒める」育児の危険―コントロール
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□□□ (3) 評価と対等
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例えば、(△と○を比較してみてください。)
⇒くつの紐を結べるようになったとき・・・
△「まあ、1人でできて偉いわね。おりこうさん。」
○「わあ、できるようになったのね。良かったね。嬉しいね。」
⇒おもちゃを自分で片付けたとき・・・
△「はい、良くできました。いい子にできたね。」
○「おもちゃを自分で片付けてくれたのね。ありがとう。」
○「キレイに片付いたわね。気持ち良いね。」
⇒お遊戯を覚えたとき・・・
△「まあ、おりこうさん。全部覚えたのね。賢い子ねえ」
○「全部覚えたのね。頑張ったんだねー。明日のお遊戯も楽しみだねー。」
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「評価」と「対等」。
言葉をみると、大きな違いはありません。
●では、言っている大人の顔、言われた子どもの顔をイメージしてください。
表情が少し違いませんか。
「○」のような言葉かけをする「対等」なスタンスの人が、子どもをコントロールする叱り方や褒め方をしている姿は、あまりイメージが湧かないのではないでしょうか。
●上の視点から評価をする「△」の言い方を全くしてはいけないということではありません。「△」の言い方をしたからといって、ただちに、萎縮したり顔色を伺う子どもになるわけでもありません。「△」の言い方をしたからといって、誰でも叱られたり褒められたりしないと行動できなくなるわけではありません。
しかし、「スタンス」って出てしまうもの。
小さな言葉かけを「評価」から「対等」に意識して変えてみることで、褒めてコントロールするという危険を、減らすことができると思うのです。
●人が伸びるときは、自分の中に「できた」「がんばった」という自信が生まれたとき。その気持ちを大切にしてあげましょう。
子どもの気持ちに共感して、代弁してあげること。「できた」「がんばった」と思えることを成し遂げた子どもを承認してあげること。「対等」なスタンスであれば、そんなに難しいことではないように思えませんか。
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2.褒める子育ての危険---コントロール
(4)「褒めて育てているのですが、うまくいきません」・・・・・という方へ
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梅田幸子⇒http://with-c.net/
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