こんがらがらこんがる | かたばみ日記

かたばみ日記

 好きなものは野辺の草花、古い音楽、二匹の老猫、温かい紅茶と読書の時間。息子は大学生、娘は小学生です。





コーヒーを淹れて朝刊をめくる。
連載小説が掲載されるページは
その日によって変わるので
毎朝探さなくてはいけない。




ドラえもんのクイズなんて
別にどこだっていいけどさ、
小説だけは決めといて欲しいわ。




今、連載中の小説は
「緑」がちょっとしたモティーフになっていて
主人公が昔住んでいたお家が
「みどり屋敷」っていうのね。
で、昔付き合っていた男子は
緑色が好きで、
「ノルウェイの森」の下巻の表紙を
気に入っていた。





これはこの緑の本を読んでおかねば
今後の展開についていけないのでは……?




というわけで私
途中で投げ出していたノルウェイを
何十年ぶりかに
引っ張りだしてきたのでした。





しかし、ふたつの小説を
平行して読む、ということはですね、

だんだんアタマがこんがらがらこんがる。
こちらの主人公の彼女の名前が
緑で、彼女は緑色がキライなんですね。




でもって、男が妄想ふくらませて描く
いかにも繊細で儚く脆い女性。
まったくもって、わ、か、らーん!

あんなこと、絶対、女は言わないわよ。
女っていうのは、もっと強くて
現実的なんだ!








こっちはやっぱり、挫折しそう……
ははは