高校時代には
オーラがありすぎて近寄りがたく
ろくに話せなかった
憧れのクラスメイトから
突然、連絡が。
彼女(仮名はエカテリーナとしよう。
半分ロシア人なのだ。)は
ストレートで芸大行って
国内外のオケと共演し
留学先でフランス人と結婚して
秀才4人を育て上げたという
わたしには到底太刀打ちできない
夢のまた夢な人生を
歩んできたひと。
「ツキコから聞いたよ。
入らなくなったステージ用のドレス
いっぱいあるんだけどバザーにどう?」
何十年ぶりに聞くエカテリーナの声は
柔らかくて人懐っこかった。
それでもまだ
ドキドキしてしまうわたし。
ちなみに、友人ツキコは
このエカテリーナとも仲良しで
わたしがドキドキするのを
鼻で笑うんですよ。
たまたまうちの近くのホールで
リハがあるというエカ。
今日、車にどっさりドレスを積んで
寄ってくれた。
すごい高級車で現れるのかと思ったら
ちっこい軽で、ホッとした。
わたしの中の「人見知りちゃん」が
顔をのぞかせて、ドキドキしたけど
アーユルカフェでコーヒーをご馳走したら
ニコニコいろんな話をしてくれて
別にちっとも緊張しなかった。
高校時代に戻れたら
仲良くなりたかったな……。
でも、今からだって。
