2025.05.某日 快晴
【掛川花鳥園】
掛川花鳥園チケット 成人1800円
鳥の餌 100×4 計400円
目次
・高速道路と山藤
・バードショー
・屋外エリア
・トキとオニオオハシの水辺
・睡蓮とオオオニバスとコガネメキシコインコ
・エボシドリとヘラサギの広場
・ハシビロコウのふたば
・フクロウ・ガマグチヨタカ
・お土産
・ランチはジョリパで
・高速道路と山藤
花鳥園に行くので何を着ようかとなやんでいたら、昔姉がオーストラリアに行った時にコアラの抱っこ体験をした時、マゼンダピンクのストールをしていたらコアラがめちゃくちゃ嫌がったという話を思い出し、緑系の服で行くことにした。
東名高速道路を飛ばして途中日本平のサービスエリアで休憩しつつ掛川花鳥園へ。自分は車を持っていないので、今回は父が運転する。高速道路の料金が思いの外高い。降雨の後、5月ということもあり車窓から見える山々の景色は新緑で美しい。平地の藤はもう終わったが、山藤は今が満開。掛川花鳥園に来たのは何年ぶりだろう。祖母がまだ生きていた頃だ。城門のようなイカツい門から中に入る。あと15分でショーが始まる。トイレを済ませ、ショーが開かれる一番奥の広場へ直行。
・バードショー
今日は快晴。空が青く日差しが眩しい。
席が観光客で埋まったところでショーの始まり。
ハリスホーク(モモアカノスリ)のギンジが観客席の後方の止まり木から音もなく滑るように飛んで来る。ハリスホークはトンビよりも小型の猛禽類だが、トンビに比べると凛々しくて格好いい顔をしている。ショーが始まる前から客席後方の檻でギャアギャアとずーっと大騒ぎしているのはフォークランドカラカラのディア。カラスより少し小型の猛禽類で、黒い体に黄色い嘴と黄色い脚。女性飼育員が扉を開けると、とっとこ走ってついてくる。飼育員の指示に従って、右回転、左回転したり、ドッグショーのように飼育員の脚の間をジグザグに走ったり、飼育員の投げたフリスビーをキャッチはしないが取ってきて飼育員の足元に置いたり、鳥であるにも関わらず飛んだり跳ねたりすることはなく、まるで犬のように芸をする面白い鳥だった。次はヘビクイワシのキック。脚と首がすらりと長く、頭の後ろには黒い冠羽が生えている。目が大きくてまつ毛が長い。手塚治虫の火の鳥のような美人顔鳥として、SNSで密かな人気を集めている。十数年前に来た時も、キックのショーを見たのを覚えている。ヘビクイワシのショーは日本全国でも掛川花鳥園でしか行っていないだろう。男性飼育員が持っている棒の紐の先に付けられたゴム製の蛇をヘビクイワシのキックがキックする。前に来た時は、飼育員の蛇の操縦がもっと上手だった気がする。飼育員の解説では、ヘビクイワシの飼育はもう15年で、ヘビクイワシのキックも蛇がゴムの玩具だと気づいているそう。なので、蛇をキックしたら、飼育員のほうをチラ見して餌を期待するらしい。鳥はやっぱり頭がいい。ついでにヘビクイワシについてウィキペディアを見てみたら、前は掛川花鳥園には雄のヘビクイワシもいて屋外でショーを行っていたが、2022年のショー中の強風で壁に激突して死亡したらしい…悲しい…。キックちゃんは健康で長生きしてほしい。最後はハヤブサのはなび。ハヤブサは最高時速70km出せるらしい。すごい。飼育員の持つ縄の先に付いた黒いヒラヒラを獲物に見立てて狩りをする。速く飛ぶには助走がいるのか、温室の屋根の向こうまで飛び回り飛行範囲が縦横にかなり広い。そして、やはり飛ぶのがめちゃくちゃ速い。まるでよく切れるナイフのように空を飛ぶ。ショー会場は屋外なので野生のハヤブサの獲物である野生の小鳥が飛んでいるが、それに惑わされずにちゃんと飼育員の投げる疑似餌に集中していて偉い。
・屋外エリア
ショーが終わり、どのような順序で園内を回るか相談する。始めに戻るとまた時間がかかって無駄なので、奥から見ることにした。奥にはヘビクイワシのゲージと、エミューの牧場、猛禽類のケージがある。餌が所々で売っているのだが、ショーに直行したため温室の出口で売っている餌を買う時間はなかった。エミューの背中は、まるで椰子の葉を重ねた南国の家のようで、半円を描く丘のような背中のアーチが美しい。耳の穴には羽毛がなく、頭を後ろから見ると首の左右にボコボコと耳の穴が空いている。生息地であるオーストラリアには、あまり砂嵐がないのだろうか。みんな期待して見てくるが、餌がないので少し申し訳ない。
隣は猛禽類。飼育員が裏で体重を測ったりしていて、みんなわりと飼育員のほうを向いていた。背中に行方不明になった時用にGPSのチップがついているのが見える。ショーの時まではギャアギャアずっと騒いでいたフォークランドカラカラのディアは、ショーで自分の出番を終えるとすっかり静かになっていた。池にケージがありマガモやハクチョウやペリカンがいる。白い大きなペリカンが手前の岸で休んでいる。日光を受けたペリカンの瞳はまるでガーネットのようだ。家禽のアヒルの中では最小のコールダックがいる。私はSNSでもよく個人でアヒルをペットにしている人のアカウントを見たりしている。アヒルの性格にも個体差があり、喜んだり怒ったり落ち込んだりしていてかわいい。ガチョウもいる。ガチョウのチョコレート色の背中の羽はまるで花束のよう。池の前にはハゴロモジャスミンがアーチ状に植えられており、風に乗って良い香りがする。
・トキとオニオオハシの水辺
温室に入る。入ってすぐ隣に巨大なブンチョウのオブジェがある。東京造形大学の生徒さんが作ったもののようだ。かなりリアルで、口の中まで再現されている。広い温室の天井に吊るされた植木鉢にピンク、薄ピンク、濃いピンク、薄紫、濃い紫、白など色とりどりのインパチェンスが咲き乱れていて美しい。時間がないので、急いで左の「オオハシとトキの水辺」スペースに入る。背中が黒く腹が白く、細く長い濃いピンクの脚を持つ小さなクロエリセイタカシギがたくさん歩いている。白い体にピンクの顔と脚のシロトキ、黒いトキは、サカツラトキか。真っ赤な体が美しいショウジョウトキ。薄いピンク色のフラミンゴはヨーロッパフラミンゴ。背中の羽が大輪の菊のようで美しい。浅い水辺の島の上には大きなコウノトリの一種、クラハシコウが脚を畳んで座っている。クラハシコウは、朱色と黄色と黒の外側に反ったおおきな嘴を持つ面白い鳥。キンケイの雄雌。そして、背中が黒く腹が白い、大きな黄色い嘴を持つオニオオハシ。オニオオハシは、昔から大好きで憧れの鳥だ。ここでも人気のある鳥のようだ。入口横のケースで、100円で餌を買う。5〜8mmくらいのリンゴの角切りが小さな紙コップに入っている。早速オオハシにあげてみる。オオハシの大きな嘴に対して小さなリンゴだが、うまくつまんで食べる姿が可愛い。オオハシは人気が高いため、そこまでガッついていない。目の周りの皮膚が鮮やかな青い色をしており美しい。水辺のケージには、去年生まれたオニオオハシの幼鳥が入っている。成体と比べると、嘴の色が薄い黄色でお顔もなんだか幼い。壁には、生まれたばかりの頃の写真が展示されており、オニオオハシも鳥なので生まれたばかりの頃は羽毛がほとんどなく薄ピンク色の体をしていたようだ。トキたちには1〜1.5cmの固形餌。トキたちはかなりガッついている。シギにやろうとすると、シロトキ、サカツラトキの強い個体が横から出てきて食べてしまう。
・睡蓮とオオオニバスとコガネメキシコインコ
次の部屋はかなり広い。中央に大きな池があり、濃いピンク、紫、白などの睡蓮が咲き乱れる。池の側面が見えるようになっている箇所があり、上から見ているとエンゼルフィッシュなどがポツポツいるなぁ、という感じだが、実は池の中にはえげつない数のプラティとシクリッドがいるのがわかる。通路側にはエンゼルトランペットの大木や、紐のように伸びた茎に実が垂れ下がる珍奇植物などが植わっている。とても広く天井も高い明るい温室の中を黄色いコガネメキシコインコの群れが飛び回る。イエローとオレンジのグラデーションが美しいコガネメキシコインコの十字になって飛ぶ姿は、まるで大量の手裏剣のようだ。けっこう低い位置にも飛んでくるので、映画「マトリックス」の銃弾を避けるシーンを体感することができる。この温室ではコガネメキシコインコの他に、抹茶色に赤い頭のエボシドリや緑色のワカケホンセイインコ、色とりどりの金属を繋げたような光沢が美しいキンムネオナガテリムクなども飼育されている。2つの池の中央には小さなドクターフィッシュの体験スペースがある。オオオニバスという蓮の品種の葉はお盆型の独特な形状で、ポケモンのハスボーやハスブレロのデザインの元ネタにもなっている。軽いものならのせることができ、「ぬいぐるみの撮影にどうぞ」と書いてあった。ぬいぐるみのことなどほぼ忘れていたが、そちらからの提案ならと鞄に着けていたぬいぐるみや姉の着けていたぬいぐるみを乗せて撮影したが、センスがなさすぎて「こちらからは以上です」感が否めない…。
・エボシドリとヘラサギの広場
奥の温室はまた違う鳥が生活している。
ウズラの仲間のイワシャコや、カンムリバト、クロツラヘラサギ、キムネチュウハシ、チャミミチュウハシなどがいる。前に来た時にはオニオオハシはおらず、アカオビチュウハシとチャミミチュウハシがいて、餌をあげたら腕に乗ってきたので可愛すぎてたいへん感動した記憶がある。当時撮影したアカオビチュウハシの写真は今も家に飾ってある。チュウハシも、オオハシ同様、子供の頃からの憧れの鳥だ。オオハシよりも小柄なのもまた可愛い。ここでも、チュウハシの餌は角切りリンゴ。早速購入してあげてみる。今回は少し高い場所にいたのと、観光客が多くてそこまでお腹が空いていなかったのか、腕には乗せられなかった。オニオオハシも乗せられなかったので、またリベンジしたい。それでも、あの大きい嘴で器用に小さな角切りリンゴを一粒ずつつまんで食べる姿はめちゃくちゃ可愛い。前に来た時にもヘラサギにも餌をあげたが、餌が丸くて転がってしまいトキに奪われていた。今回は、ヘラサギの餌は長細いペレット。ヘラサギはガッついていて、あっという間に餌はなくなった。トキよりデカいから少し怖い。トキもガッついていたが、水辺をトコトコ歩いて魚介類をついばむタイプの鳥はガッつく傾向があるのだろうか…。足元に歩いて来たのはハイイロコクジャクの雄。こげ茶の細かいツイードに紫緑のオーバルカットのアレキサンドライトを列べたマントのような羽が美しい。
・ハシビロコウのふたば
エボシドリとヘラサギの広場の奥にはハシビロコウのふたばの展示場がある。ここはわりと狭いがかなりの混みよう。右手奥には個室があるとはいえ、落ち着かなくてストレスが溜まりそう…。ふたばは手前左側の巣の中にいて、ほぼ動かない。少し毛づくろいをして、立ち上がっただけだ。ハシビロコウは野生では絶滅危惧種だが、日本の動物園では伊豆のシャボテン公園の故ビルおばあちゃんあたりからじわじわ人気が高まり、今は展示の目玉となっている動物園もある。ただ、ペアで飼育している動物園があまりないのが気になる。かくいう伊豆シャボテン公園の御長寿ハシビロコウ「ビル」も、生前は雄だと思われて「ビルおじいちゃん」と呼ばれていたが、死後に雌だと判明したので、雌雄の区別が難しい鳥なのだろう。
・フクロウ・ガマグチヨタカ
猛禽類、とくにフクロウはみんな眠そう…。
その列の最後尾にガマグチヨタカがいた。本物を間近で見るのは初めてかもしれない。顔がデカくてまるで二頭身。骨格はどうなっているのか気になる。こちらも眠そうで、安心して過ごせるようにか、ちょうどガマグチヨタカの羽色にそっくりな灰色の木が止まり木に置いてあり、木の枝に成りすましてウトウトしている。独特のフォルムが可愛くて姉とずーっと眺めてしまう。瞼が開くとけっこう目が大きい。黄色いきれいな目だ。あくびをしたので口の中が見えた。口の中は薄黄色。ガマグチヨタカの名前は玄。みんな名前が書いてあるのでありがたい。
・お土産
ペンギンやオシドリなども可愛いのだが、ゆっくり見る時間がなかった。ゆっくりできるなら、あの美しいインパチェンスの下がる広場でアイスクリームでも食べたかった。お土産コーナーは、とにかく鳥グッズが大充実!可愛い鳥のグッズが一同に見られて買える場所など全国でもここくらいだろう。花鳥園オリジナルグッズもある。ぬいぐるみは、前に掛川花鳥園、富士花鳥園で購入した小さなオニオオハシ、ゴシキセイガイインコのぬいぐるみが家にあるので買うのを我慢。掛川花鳥園オリジナルの箱フィギュアを購入。中身はシークレットでした!シークレット以外のラインナップも、オニオオハシ、ヘビクイワシ、ハシビロコウなどがありどれが当たっても嬉しい。気づいたら父がハシビロコウのぬいぐるみを持っていて、姉がクレーンキャッチャーで取ったらしい。ちょっとびっくり。こちらも、時間がなくてあまりゆっくり見られなかったが、お土産コーナーだけでも何十分いても飽きないと思う。友達に分けて配ろうと2種類の箱菓子を購入。時間があまりないため、賞味期限で選ぶ。「ものしり福来郎」というチョコレートを買って友達の人数分小分けにしようとして開封したら、中のパッケージが思いのほか可愛いくて、どのように小分けにしようか迷った。フクロウたちのデザインがそのままマスキングテープやシールにしてもいいくらい可愛い。こんな可愛い土産パケ、両親が旅行で買ってきた山方永寿堂の吉備団子以来だろうか。もう一つのお土産、「うなぎいもバターパイ」は自宅用にも購入したが、「うなぎいも」の食品リサイクルの取り組みが面白い。うなぎ屋で売れ残り処分となった鰻を、贅沢にも肥料にリサイクルして育てたイモらしい。味も美味しかった。
・ランチはジョリパ
ランチはジョリパで食べた。
どういうわけかピザが売り切ればかり。マルゲリータはあったのでマルゲリータを頼む。モッツァレラ乗ってないのは残念だけど、普通に美味い。イタリアンソーセージとフレッシュモッツァレラの辛口トマトソースを頼んだ。これも普通に美味い。イタリアンソーセージ?のどこがソーセージなのかは不明。タカノツメをそのまま食べたらとても辛かった。