コ2025.10.某日 晴れ
【友人たちと地球博物館】
もくじ
・まずはジャンボブックから
・カニ道楽
・エビと繁殖と寿命
・タナゴの下から出るものは…
・生物系YouTuber虫ギャル
・異常巻は正常です
・頭骨だけでも愛おしい
・光る骸骨
・恐竜メニューをいただきます
・ナウマンゾウと時代区分
・ティラノサウルスの手
・みんな飛んでる
・友人Bの目のつけどころ!剥製の目の色
・推し魚ランキング
・お迎えは…
1階のシアター奥のトイレがいまだに和式ばかりだった。いつも隕石・鉱物に時間を吸い取られ、ジャンボブックまで辿り着けないので、今回はジャンボブックから逆打ちで周る。
昔のデパートなどにたまにあった透明で館内が見えるエレベーターで3階へ。
・まずはジャンボブックから
ジャンボブックは、読んで字の如くめちゃくちゃデカいページを開いた本の形をしたショーケースで、それがたくさん並んでいて、それぞれにカニの標本やらワカメの標本やらスッポンの化石やらが項目毎に収められている。上部の説明を見ると、学者や博士や在野のオタクが集めたものがそれぞれの本になっているようだ。こういうオタクになりたすぎる。
最初のブックは水鳥。ケース外上部には2羽のカモの剥製が飛んでいる。片方はマガモの雄で、なぜか片方はカルガモだ。
・カニ道楽
まるで大阪のかに道楽のように巨大なタラバガニが一番上に展示されている。というか、カニ道楽のせいでタラバガニがカニ道楽の看板にしか見えない。カニのハサミは手だと思っていたが、前脚と書かれている。カニ歩きというと、腕を垂直に曲げてピースをしながら横歩きしがちだが、カニのピースは裏ピースで内向きだ。昔のウェイ系ギャルのポーズだ。ただ、カニ自体は前かがみなので陰キャな気がする。前かがみで下の方の藻や苔などを摘んでは食べしている姿が可愛いのよね。
・エビと繁殖と寿命
カニの本とエビの本は別本になっている。巨大なニシキエビは何年モノなのだろう。エビって意外と60年くらい生きるとか聞いたことがあるのよね。X(ツイッター)でも、ヤマトヌマエビを飼育している人が14年生きてるって言ってたし。うちにいるのはミナミヌマエビだが、雌雄分けずに飼育していたら繁殖しまくってしまったのであまり長生きはしていない。ヌマエビは繁殖しそうになると、透明な雌の体の背の部分に卵の元みたいなのが見えるようになる。14年モノのヤマトヌマエビを飼育している人は、繁殖しそうになったら雌雄分けているとポスト(ツイート)していた。知り合いにインコを繁殖させた人がいたが、そのまま産ませていたら雌が2年の命だったというから、無闇に繁殖しないほうが生き物は長生きするのだろう。
・タナゴの下から出るものは…
タナゴの標本は雌の腹から産卵管が出ているのだが、タナゴが二枚貝に卵を産むという説明が一切ないので、ウンコにしか見えない。誰かタナゴの汚名を返上してやってほしい。
・生物系Youtuber虫ギャル
体長1cmない昆虫標本を、友人Aが「ネイルチップみたい」と言う。全指に昆虫ネイルチップをしていたらキモすぎるが、確かにネイルチップに見える。私と友人たちの頭の中だけに、「虫ギャル」という濃すぎるYoutuberが爆誕した瞬間だった。その後もモルフォ蝶のステッキを持っているだとか、昆虫ネイルチップのみならず昆虫ピアスをしているだとか、虫ギャルの設定は虫が登場するたびに増えていった。
・異常巻きは正常です
アンモナイトのジャンボブックもある。
異常巻きアンモナイトも、適当に線を描いているようでいてちゃんと計算式で表現できるらしい…。解明した奴すごすぎる。頭の次元が違いそう。
・頭骨だけでも愛おしい
頭骨ブックもある。猫ちゃんの頭骨は額が平らで頭骨だけでもナデナデしたくなる。同じネコ科でもライオンの額は平らではないので、ネコの額は人間がナデナデするために平らに進化したのだ(嘘)。馬の頭骨も良い。ジブリの「ゲド戦記」のドラゴン版テルーみたいな、ああいうデカい獣の顔を抱きしめてみたい。牛とかだと涎でドゥルドゥルになりそうだが…。もうグレートピレニーズとかゴールデンレトリーバーで(?)いい気がする…。アリクイの頭骨が面白すぎる。もはや鳥。
・光る骸骨
類人猿・原人・現生人類の本には、サルの骨盤とヒトの骨盤が展示されている。ヒトの骨盤は、穴が小さいので男性のものだろうか?
ジェニーちゃん人形サイズのサルの全身骨格とヒトの全身骨格があったが、ヒトのやつは蓄光で光そうな感じがした。夜、人骨だけ緑にぼんやり光っているとちょっとシュール。これ、もしかして、学研の◯年の科学とかの付録だった光る全身骨格じゃないだろうか?うちでも、私が30年くらい前に◯年の科学の付録の光る人骨が母の鏡台の前に座らせてある。あれにそっくりだ。
・恐竜メニューをいただきます
1階お土産奥の喫茶店でお見あての恐竜メニューを頼む。恐竜カレーと恐竜パフェとアイスコーヒー。
恐竜カレーはデミグラスソースの風味のある洋風カレー。首長竜の抱える卵は青緑に染めたウズラの卵。巣はカリカリのフライドオニオン。量はちょっと少なめ。恐竜パフェは、チョコアイス・バニラアイスに、石チョコ、砕いたクッキー、チョコワ、ケーキスポンジ、コーヒーゼリーなど、小さな器の中にたくさんのいろいろな食感のものがたくさん埋まっていて面白い。ブレンドコーヒーは苦め。コーヒーフレッシュを入れるとちょうどいい。友人はアイスレモネードを注文。ここは炭酸有りのレモンスカッシュと、炭酸のないアイスレモネードがある。ちなみに、2階には、ここよりガッツリした食堂がある。
・ナウマンゾウと時代区分
2階展示でヘラジカの剥製があった気がしたが見つけられず…。展示入れ替えだろうか。ナウマンゾウとオオツノジカとよくわからない大きな謎生物の骨格が並んでいる。友人Bがカバみたいと言うのでスマホで検索したら、パレオパラドキシアというカバだった。ナウマンゾウは、日本が現在より寒冷だった頃に日本の北海道から九州まで生息していた。日本にゾウが生息していたなんてすごい。これだけ大型の草食獣が生息しているのだから、大型の肉食獣は日本にはいなかったのだろうか?人間だけがこれらの大型草食獣を獲物にしていたのだろうか?前に相模原市の新石器はてな館に行ったら黒曜石の矢じりが山ほど展示されていたが、ナウマンゾウが生息していたとされる旧石器時代はどのような石器を使っていたのだろう?矢などを打ち込みながら追い立てて落とし穴に落としたのだろうか。友人Aが、私たちが中学生くらいの頃は縄文時代の前は新石器時代じゃなくて前土器時代と呼んでいなかった?と言う。当時放送放送していた「学校へ行こう!」のBラップハイスクールで芸人が時代区分を歌っていたのを覚えているらしい。その記憶力がすごい。石器時代の時代区分は調べてみるとけっこう複雑で難しい…。旧石器時代だけで前中後があり、その後に新石器時代が来る。文明は加速しがちなので、古い生活様式の時代ほど長かったりして奈良平安鎌倉戦国…みたいな感覚でいると度肝を抜かれる。
・ティラノサウルスの手
磨かれた石が並んでいるのを眺めながら、こういう石のエントランスのホテルに三泊四日して温泉に浸かっては窓の外の景色を眺めるような旅行がしたい…という話ばかりしていた。
ここにも恐竜の代名詞「ティラノサウルス」の全身骨格模型はいるのだが、マンモスなりゾウなりクビナガリュウなりに囲まれて、あまり目立たない。あの小さい前脚の指先が若干天を向いていて、ティラノサウルスの前脚の可動範囲が気になる。ネットで検索すると、橈骨(とうこつ)という人間でいう腕の骨が尺骨(しゃっこつ)と若干クロスするように付いていて、指を垂直方向に多少回転させられるっぽい。ちゃんと知りたい人はご自分で調べてね!マンモス、ゾウの全身骨格模型が3体並んでいるのだが、最後の小さめのゾウの骨格が走っている姿で可愛い。ゾウの頭蓋骨は額に穴があるので、1つ目の巨人キュプロクスの元ネタだとかいう噂は有名。大型翼竜の台頭で人気と知名度が下がり気味なプテラノドンの骨格は、ひしゃげた形で壁にかけられている。(古代生物・動植物研究所「恐竜・翼竜ガイド(5)恐竜の骨格」画参考になる。)
・みんな飛んでる
私の推しのケツァルコアトルスはかなり遠いが天井近くを飛んでいる。昔は推しではなかったので、気づきもしなかった。鳥の剥製が中空を飛んでいる。クジラの骨格もケツァルコアトルスの模型もアオザメの剥製も中空を飛んでいるし、ここの展示は何かといろいろな生き物が中空を飛んでいる。鳥の剥製は、やはり剥製ともなると二周りくらい縮むようで、チュウサギかコサギだと思ったサギはダイサギだった。まぁ、よく見ればコサギは嘴脚ともに黒だから見分けは簡単だ。チュウサギとオオサギは大きさでしか見分けたことがないのでわかりません。翼の長さが端から端まで3mにもなるというコンドルの剥製は、やはり雄大。コンドルじゃないけど、NHKの「ウチの動物園」を見ていたら、秋吉台サファリランドでハゲコウの飛行ショーはやってたな…。いつか行って見たい。細い顎の形から、マッコウクジラ?と思われる全身骨格と、何だかわからないクジラの骨格が吊るしてあったが、ついに説明を見つけられず…。上のほうなのでわかりづらいが、マッコウクジラのあの張り出したおでこには深海に潜る時の浮力調整用の油が入っているのだが、あれって頭骨内じゃなくて頭骨外なのね。シロイルカちゃんのあのおでこもプヨプヨだから頭骨外なんだろうな。実物見るまで姿が想像しにくいタイプの生き物だ。デメニギスも、昔の図鑑だと頭部の透明部分が潰れて頭の形が丸形ではなくて丘陵のように描かれていた。
・友人Bの目のつけどころ!剥製の目の色
飛んでいないアオバトの剥製の目が薄黄色だったが、友人Bがアオバトの目の色はもっと複雑だと言う。よう気づいたなぁ!スマホで検索すると、アオバトの目は外側から黒・赤・青・黒(瞳孔)。ここにはないが、ゴシキセイガイインコの成鳥なんかも目の色がすごい。赤・金・黒(瞳孔)で、まるで仏像の玉眼だ。ネット検索すると、北海道のウトナイ湖の野生鳥獣保護センターのアオバト剥製は目の色までちゃんと再現されている。ここのコーナーとは離れているが、壁ぞいの通路のシーラカンスの剥製の隣の棚にあるワニの剥製の目が錦ビー玉にしか見えなくて、いつも「これビー玉じゃない?」と思いながら見る。トド、アザラシなどの海獣コーナーの上を泳ぐヨウスコウカワイルカはなぜか剥製ではなく模型?近年絶滅してしまい悲しい。【(2016年のナショナル・ジオグラフィックの記事)ニュース
「絶滅」ヨウスコウカワイルカの目撃情報、中国】
・推し魚ランキング
友人Bの中で好きな魚ランキングに変動があったらしく、前は1位だったツノダシは2位に降格、マダイが1位に昇格したらしい。友人Bはダイビングの趣味があり、マダイはダイビングスポットではよくダイバーに寄ってくる人懐こい魚であることが昇格の要因のようだ。天然ものは色もきれいだし。
私の推し魚は1階の通路の中空を泳いでいる。
ヨシキリザメとアカマンボウと、壁際展示ケース内のシイラ。シイラ以外は水族館でも見られないので、写真か映像でしか見たことがないエアプではある。ちなみに、アカマンボウはマンダイという名前でスーパーに出回っていて、食べたことはある。カジキに似た軟らかい白身魚で薄く小麦粉で衣をつけて焼いて、レモンとタルタルソースで食べるのが美味い。ところで、魚の剥製標本はどうやって作っているのだろうか?めちゃくちゃ臭そうなのに臭わないのが不思議。参考→【(note・剥製師力石眞弘さんの記事)2026年10.30現在、削除されているようだ。】
サンマなどを食べていても、毛皮と違って皮はラップよりもペラペラで弱い。
何気にシーラカンスの剥製標本もある。
・いろんな剥製
剥製はお触り禁止だが、触る人が後を断たないらしく、シロサイの角やカピバラの鼻がツルツルピカピカだ。科博では前面に出ていてラクダより大きく見えたジャイアントイランドは後ろのほうにいる。オオカミ、ライオン、キリンといった人気者ラインナップの他に、ツチブタ、センザンコウ、アルマジロなどの珍獣も並んでいる。アリクイなども知名度が高いだけで珍獣な気がする。ヤブイヌ・レッサーパンダなどもいる。
深海の映像コーナーは、今までて見たことがないくらい混んでいる。
・お迎えは…
青いオーロラ色のモルフォ蝶の標本が美しすぎる!虫の標本に限らずだが、標本はすぐ色褪せる。地球博物館は30周年で、モルフォ蝶を含むこのカラフル昆虫コーナーの展示も創立からあるので、ここのケースとライトは紫外線カット100%なのだろう。乱れ飛ぶように展示されたモルフォ蝶を見ると、死ぬ間際に見るのがこの蝶の乱れ飛ぶ光景であってほしいと思ってしまう。うちは阿弥陀教なので私が死ぬ時には二十五菩薩と阿弥陀如来が来る予定。日本の俗信でもそうだが、西洋文化では蝶は魂を表す。飛翔する蝶を故人の霊の昇天に喩えたんだろうなぁ。そういえば、「紅の豚」で主人公が白昼夢で死んだ飛行機乗りたちの飛行機の群れを見ていた。人間もまた、地球上の一つの生命として、死ぬ際は、空へ上ってゆくのだろうか。あの多くの鳥、恐竜、魚、クジラたちの群れの中に…。
16:30頃退館。09:30頃に来館しているので、7時間も館内にいたことになる。もうみんなお疲れで、小田原に戻っても休む所を探すのも面倒という状態だったので、小田原駅にて解散。
やっぱり友達と来ると一人で来るのとはまた違う楽しさがある。