色の中で最も明るい色の一つである黄色、あなたはどんなイメージを持っていますか?
スイスの芸術家ヨハネス・イッテンは、黄色を「精神の明るさ」、
つまり希望や知恵のシンボルであると言っています。
前回の青色の時にもお話しましたが、黄色は中心から外に向かって行く太陽のようなエネルキーを持っています。
西洋において、ひまわりは生命の源である太陽の象徴であると言われています。
人々はそのエネルギーに希望を見出し、新しいことに向かって出発したいと思うときに惹かれるのでしょうか?
映画の中でもこの黄色に語らせている作品が沢山あります。
先ず、1968年に公開されたビートルズを主人公にしたアニメ・ミュージカル
『イエローサブマリン』、つまり『黄色い潜水艦』ですね。
ブルー族によって平和な海底王国ペパーランドが攻撃され、すべてブルーで塗り込められてしまったことによって、人々は夢や希望を失ってしまいました。
そこで、ブルー族からペパーランドを救い出そうと、ビートルズが『イエローサブマリン』に乗り、音楽を武器に戦うというストーリーだが、偶然にも同時期にビートルズ自身もこの後解散して、一人一人が、自分らしく人生を歩き始める転機となった映画です。
ビートルズも、黄色の潜水艦(子宮)から生まれ変わろうと、新たな出発をしたのかもしれませんね。
そして、『オズの魔法使い』
カンザスの農場に住む少女ドロシーは、
「虹の彼方のどこかに(Somewhere Over the Rainbow)」より良い場所があると夢見ていました。
オープニングのモノクロの映像から、ドロシーが竜巻に巻き上げられ魔法の国に入った途端、
画面はカラーに切り替わる。
そして黄色の道をまっすぐ行けば、夢をかなえてくれるお城にたどり着くと・・・
ドロシーは途中で出会ったカカシやライオン、ブリキの人たちとお城を目指して出発しました。
それぞれが、自分にかけた部分を与えてもらうために、いろんな困難を乗り越えて進んでいきます。
最後にそれは自分の中にあったことに気付き、幸せな気持ちになれたドロシー。
そのドロシーが黄色の道の先に求めていたものは、もともとドロシーの心の中にあったのですね。
あなたも、外に求めているものはないでしょうか?
そのほかにも、『黄色いハンカチ』など、黄色をテーマにした作品がありますが、
絵画においても、黄色の画家と呼ばれた≪ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ≫の数々の黄色の作品があります。
なぜゴッホは、そこまで黄色に惹かれたのでしょうか?
ゴッホにはお兄さんがいて、同じヴィンセントと言う名前でした。
そのお兄さんが小さくして亡くなると、両親はそのお兄さんの名前をゴッホにもつけました。
つまり、兄の身代わりのような育ち方をしたわけですね。
そのことは、ゴッホを生涯苦しめていたようです。
そして長年生活面の援助してくれていた弟テオが結婚したことによって、37歳でピストル自殺を図りました。
その時描いていた絵が、からすが飛び交う黄色い麦畑でした。
黄色は、ゴッホが求め続けた愛と希望だったのだったと思う。
しかし、精神に異常をきたしていたゴッホは、その愛と希望すら手放してしまったのだろうか?
黄色は、何かを新しく始めたいと思うときや、愛や希望求めている時に欲するエネルギーなのかもしれません。
やっぱり黄色は、太陽のように人々の心に明るい光をもたらす色なのですね。
私の心にも黄色いひまわりが、咲いています。
あなたの心には何色の花が咲いていますか?




