あなたは自分の人生を色で表現したことがありますか?
ずいぶん前になりますが、「色彩心理」の勉強をしていた時に、
『カラーヒストリー』と題した色による自分史を作ったことがあります。
自分では何気なく使っている色や、好き嫌いで分けている色、元気の出る色。
そんな色との関わりを紐解く「色による自分史」
出来上がって、全体を見渡したとき、気づいたことがありました。
それは「赤」の存在!
私の人生で一番印象に残る出来事や、気力が最も充実していた時に現れていた「赤」
それは私にとって紛れもなく私という人格を築いてきた色なのかもしれない。
「色による自分史」を見てみると、
一番最初の記憶として登場している。
それは2歳のある冬の朝、
家の周りは、一面の銀世界だった。
2歳の私は何を思ったか突然家にあった真っ赤なだるまをかぶりたいと思った。
母にだるまの底をくりぬいてもらい、
真っ白な雪の中、だるまをかぶって走り回った。
よっぽど嬉しかったのか、一つでは足りず、近所の家のだるままでかぶってしまった。
その時に母が一言「お前は将来、だるまのような人間になるだろう」と、つぶやいた。
2歳の私にわかるはずもないが、その言葉が呪文のように脳裏に焼き付いていた。
後に、だるまは「達磨大師」から来ていることを知って、
いつの間にか「達磨大師のような人」というふうに変わっていった。
達磨大師は、禅宗の開祖とされる人であるが、
今の自分の根底を流れているマインドになっているように思える。
そして、次の赤い記憶は、父によって持たらされた。
小学2~3年生の頃、連れて行ってくれた映画館。
それはフランス映画の『赤い風船』だった。
パリの下町と子犬のようについてくる大きな赤い風船。
私は、その情景をワクワクしながら見入っていた。
この時以来、パリは私にとって夢の国であり、
その記憶は赤い風船と結びついていた。
「いつかパリに住みたい」は、「パリに住む」変わって行き、
25年のパリ生活は、「第2の故郷」となった。
この2つの「赤のエネルギー」は、それからの私の人生の軸となってきたように思う。
そして、休みもなく徹夜続きは当たり前のファッションデザイナー時代。
仕事が趣味であったと言えるほど、仕事以外は何もなかった。
その頃の私のファッションカラーを見ると、特に赤が目立つ。
単なる赤ではない、「赤×黒」「赤×緑」の多用と奇抜なファッション。
「赤」をより強調させる組み合わせを自己表現とし、怖いものを知らない世界に住んでいた。
この頃が人生におけるエネルギーが一番みなぎっていた頃なのかもしれない。
その後、パリに住みだした時にもこの「赤」が現れているが、
トーンがだんだんと柔らかくなっている。
しかし、トーンは変わっても暖色系の中にいるのが心地よいのは変わらない。
赤色には、極端なくらいプラスのイメージとマイナスのイメージがあります。
華やかさや、力強さなどの積極的な行動や外向性を表すプラスのイメージ。
一方、暴力や恐怖感などの闘争心や心身ともに傷つけてしまうほどのマイナスのイメージ。
それを表す話として、アンデルセンの『赤い靴』がありますが、
赤い靴に魅せられた少女カーレンは、赤い靴をはいたまま踊りがとまらなくなり、
ついには死の淵まで行ってしまう。
同じような、赤の激しさを描いた映画には、『カルメン』の赤がある。
いずれも「赤」の激しさを表現しているが、
赤色には、人の心を虜にしてしまうほどのエネルギーがあるのかもしれませんね。
そして、赤がきれいに見える時は、バイオリズムが上向きの時。
意識している、いないに関わらず、
パワーが沸いてきて「よし、やるぞ」と思っている時です。
あるいは、赤の力を借りてパワーを出したい時です。
そういえば、国会の女性議員が真っ赤な服を着て答弁している姿見たことありますね。
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