息子が突如
「スマホロック買ってよ」と言い出しました

ハアー?
「もうファミリーリンクかけてあるでしょ?」
と私

ファミリーリンクは
Googleの保護者向け管理アプリで
子供のスマホの使用時間などを保護者が設定できるもの

息子のスマホにはファミリーリンクで時間制限をかけてあるのですが

さんざんゲームしたり動画見たりしているうちに時間切れになり

「問題集の解説動画見る時間なくなっちゃったから
延長してー」

と言われてちょこちょこ延長しているので

ほとんど無意味状態だったのです

しかし息子は
「そーゆーのじゃなくて
物理的に触れなくしちゃうやつ!

近所の本屋さんにあったから買ってきていい?」

へ?そんなもんが存在するのか?

とびっくりすると同時に

自分でもスマホ見すぎでヤバいと思ってたんだ…

とそこにもびっくり


Amazonで検索してみると

いろんなのが出てるー!
しかも売れてるっぽいー!

宣伝文には
「受験生の必需品!」とか書いてあるー!

これってメジャーなの!?
みんな使ってんの!?

とまたまたびっくり

受験のためにスマホ解約するとかいう話は聞いていましたが

出かける時などはやっぱりないと困るし

そこまでできないなーと思ってましたが

イマドキはこんな品物もあるんですねー

レビューを見ると
受験生だけでなく

「家事がはかどるようになった」とか

「認知症の親が勝手にお菓子食べないように」とか

大人もいろんな使い方しとる…

形状もスマホだけ包むような形から

パソコンやゲーム機も入るような大き目のボックスタイプまでいろいろ

息子の場合はスマホ以外にも
タブレットを見てたりするので

ボックスタイプを購入

息子は「まだ来ない?まだ?」とソワソワ

そんなにスマホと距離を置きたいなら電源切れや…

と思いますが

それができないのが依存症なのか!?

到着したそやつは
組み立て式のプラスチック製で

いざとなったらすぐ解体できそうなシロモノですが

まーそこまでやったら
もう医者で診てもらった方がいいよね…

ってことなんでしょう

息子は早速スマホとタブレットを中に入れロックをかけて

「これでバッチリだッ!」とご満悦

しかしその後
「スタサプでもやろうかナー」と言って

学校のパソコンを開きましたが
スタサプの前になんだか動画を見ている様子

意味ねーだろ!とツッコミたくなりましたが
見なかったふり

自分でやっぱりこれじゃヤバいと気がついてください…

と思いながらその日は就寝


そして翌朝
5時半に起き出してお弁当を作っていると

なんだかスマホのアラームが鳴ってます

息子はいつも7時過ぎにならないと起きないのですが

6時に目覚ましが鳴り響いとるー!

しかしスマホはボックスに監禁中

タイマーロックがかかっているので止められません

夫と息子は爆睡中

しゃーないので
ボックスごと風呂場に持って行って扉を閉めて隔離

なんとか10分後には止まったようですが

頼むから目覚ましは解除しといてくれーと思いながら

お弁当の続きを作る朝でした

空き家となった実家は売却するということになり


なんとか売却先も決まりました

引き渡しまでに家の中の貴重品などを確認して

処分できるものは順次処分していかなければと思い

何度か夏休みなどの折に実家に行っては
家の中の片付けをしていました

売却が決まったものの
やっぱり思い出が詰まった家を手放すのは
寂しいものです

子供たちが小さい頃
みんなで近隣の遊園地に行ったり
温泉に小旅行に行ったり

夏は広いベランダに
父が買ってきてくれた大きなビニールプールを広げて
水遊びをしたり

年末年始には揃ってクリスマスパーティーをしたり
大人数用の巨大なおせちを
みんなでつついたりと

たくさんの思い出が詰まっています

長期休みに帰省していた私でさえそうなのですから

小さい時からその家でずっと過ごしていたという方は
どれほど深い思い入れがあることかと思います

私と妹の子供の頃の品物なども
ほとんどが実家にありました

そのどれもが思い出が詰まったもの

全てを今の家に持ってきたくても
都会の家は狭く

両親の老人ホームの部屋も限られたスペースなので
ほとんどのものは処分しなければなりません

この家とはあと数ヶ月でお別れかー
と思いながらあちこちを写真に撮ったりしながら
片付けを進めていました

そうは言っても子供連れではなかなか片付けも進まないので

ゴールデンウィークは受験生である息子を夫に任せ

私1人で帰省してひたすら実家の中の片付けをしていました

息子が一緒の時は感じなかったのですが
一人で黙々と作業していると

一戸建ての家の中は
なんだか寒々しい雰囲気

父も母も子供たちも
皆が揃って賑やかに過ごしていた時とは
別の場所のように感じます

夜になると
5月頭の陽気でもかすかに冷え込んで

家中の照明をつけても
薄暗いように感じてしまいます

そう考えると
懐かしく思う記憶は
人とともにあったからなのだと
しみじみ思います

空き家になってしまったこの家には
過去の思い出が残っているだけ

だったらそれは
自分の胸の内に留めておけば良いのではないかと

そしてこの家自身も
あれだけ賑やかだった人たちがいなくなって

ひとりぼっちで誰かが年に数回訪れてくれるのを待つのは
なんだかかわいそう

新しい持ち主がやってきて
日々賑やかに過ごしてくれて

どこかが傷んできたらすぐに直してくれた方が
幸せに違いない…

と思うようになりました

そう思うことで自分の気持ちに踏ん切りをつけたかったのではないかと思います

家は売り出しとほぼ同時に
ご近所の方が購入してくれました

最後の引き渡し手続きの時

購入者のご一家の方々は
「この家を大事にしますね」
と言ってくださいました

ああ新しい持ち主が現れてよかった

この人たちに渡すことができてよかった
と思った瞬間でした


一人っ子の友達は
「きょうだいがいると子育てや介護も
協力してできるからいいね」

と言っていましたが

「うちの場合はほぼ私単独でやってるから
きょうだいがいてもいなくてもあんまり変わんないよー

むしろ意見が合わなくてケンカになるとかいう話も聞くしねー」

と話しました

我が家の場合もいろいろ大変ではありましたが
後から振り返ると順調に話が進んだほうでしょうか…

実家が空き家になっても
売却するに忍びなくて
ずっとそのまま持ち続けている方も多いと聞きます

うちの遠方にあった実家も
両親が老人ホームに入居して

空き家になってしまいましたが

賃貸物件として保有し続けるか
売却するか悩みました


その家は父が就職した頃に購入した建売住宅でした

父は転勤族だったので
私がそこに住んだのは4歳頃まで

その後はずっと人に貸していて
父が本社勤務になって戻る時に建て替えをしたので

私と妹は就職してから時々帰省するという形でした


とはいえ父と母にとっては
50代から30年近く住んだ家であり

私と妹も仕事の合間に帰省して観光したり
里帰り出産をしたり

子供を連れて帰省して皆で遊びに出かけたり

東日本大震災があった時には
子供たちを連れて数カ月滞在したりと

それなりに思い入れのある家でした

とはいえ空き家のまま置いておいても
劣化は進みますし固定資産税もかかります

父と母が老人ホームに入居したことで
定期的な費用もかかりますし

賃貸物件として貸し出すか
売却するかの二択になりました

そこでその地域の戸建て住宅
築30年近いものの賃貸価格相場を調べ

さらに今後必要になるであろう
水回りなどの修繕費用
および不動産屋への管理費等々と

売却した場合の相場価格を調べてみると

賃貸収入が売却価格とほぼ同額になるのに
20年近くかかる計算になりました

しかし現在築30年近い物件を
あと20年置いておくとすれば
もはや建て替え時期

それまでにイレギュラーな出費が
重ならないとも限りません

だったら手っ取り早く売却しちゃった方がいいよね…
という結論に至りました


子供たちは
「おじいちゃんおばあちゃんのお家を売らないで」

と訴えていましたが仕方のないこと

ハラ立つのは妹までが一緒になって
「別荘として置いておこうよー」

とかお気楽なことを抜かしていること

私も冗談半分と思って聞き流していましたが

両親の老人ホーム入居にかかる手続きや
不動産屋への連絡や交渉等々も
全て私に任せきりなのに

エンエンと
「姉ちゃん一家が定年後に住んだらー?」
とかほざいているので

私もキレれて言いました

「あんたがこの家を後々相続して
管理するんだったらいいよ

ここは土地が一筆になってるから分割相続もできないしね

固定資産税もちゃんと払って

賃貸に出すにしても中を修繕しないとだめだし

途中で水回りやエアコンの故障があったら
こっちまで来て業者立ち合いのもと修理して

工事費用も全部払って
管理業者との交渉もして

最後にいざ売却しようと思ったら
大した金額にならなかったとしても
特に文句は言わない!

ってことなら構わないよ」

と言ったところ

妹は
「そう考えると大変だねー
じゃあやっぱり売却しよう!」

「分かったらガタガタ言わないで手伝え!」

と話して会話は終わったのでした