最近Youtubeの策略にはまっています???
1~10話を無料配信してるので試しに見たのですが
今更ですがすっかりはまってしまいました。
まずタイトル「チ。」を見てあー・・・今時のアニメで
内容スカスカのなろう系とかなんでしょと思っていました。
第一話も主人公ラファエルくんの話し方が軽くて、
やっぱ今時でつまんなそ-とか思っていたのですが
後半から怒濤の展開が・・・!?!?
え?こいつここで???
え?こいつも?ええー!?の連続です。
最近のマンガにしては人が死にすぎます。
11話以降は我慢できずにABEMAで全部見てしまいました。
原作漫画も買おうかと思ったのですが絵が
私には合わないので読むのが辛そうでやめました。
アニメを見直すとあの原作から
ここまで昇華できるんだと感心しました。
(内容もほぼ原作通りとのことで尚更良し)
色々なところで考察されているので今更ですが
各キャラクターについて思ったことを書きます。
・フベルト
地動説の研究に生涯を捧げた男。
直感を信じ、信念(ペンダント)をラファウに託す。
初登場時は拷問後で、
口は裂けて縫われており右眼も潰されている。
ラファウをかばって処刑されるが
自分の研究を託す相手(ラファウ)を見つけて笑って死んでいった。
フベルトの日本語訳は「明るい精神」
→→→「燃える精神」→「信念」?
・ラファウ
世渡り上手だったのに、頭が良すぎて知的好奇心を抑えきれず
自分の命より地動説の資料がこの世に残ることを選んだ。
死を悟った時にペンダントと手紙を石箱に封印し、
天体観測で使用していた丘の岩に
石箱の位置が分かるような印を付けておいた。
誰でもいいからポトツキに1割渡して。
最終章に出てきたのはやっぱり同姓同名の別人らしい。
(永劫回帰が関係あるとか無いとか・・・)
・オクジー
天国に行きたい脳筋陰キャから知的好奇心に目覚める文才。
満ちた金星が肉眼で見えるほどの視力の持ち主。
拷問時に右眼を潰され、さらに左眼をナイフで刺されそうになるが
バデーニがそれを止めるために自白した。
まず右眼を潰すのはキリスト教の教えが関係あるらしい?
・バデーニ
昔、知的好奇心を抑えきれず天文関係の禁書を読んで右眼を潰される。
また親友に論文を盗用されたあげく逆ギレされ、
決闘の末その親友を殺さざるを得ない状況になってしまう。
作中最高峰の天才で、フベルトの不完全な地動説をほぼ完成させる。
(惑星の公転が楕円軌道であることを突き止める)
初めは嫌がっていた、記録(オクジーの本=感動)を残すということを
ほぼバレない奇想天外な方法で継承させる。
・ヨレンタ
大人しいが揺るぎない信念を持つ天才少女。
クラボフスキが復活させたオクジーの本を
世に知らしめることを人生の命題として生きてきたが・・・。
この子の最期は本当に悲しかった。
・デゥラカ
生意気というか現状に不満を持ち冷め切った頭脳明晰少女。
ヨレンタの想いを引き継ぎ、
自分が燃やしてしまったオグジー本の量産を目指す。
ヨレンタから託された手紙はポトツキ宛かな?
・ノヴァク
娘思い(理解はしていない)で、職務に忠実な職人。
攻撃力SSS、頭の回転S級のチートキャラ。
ただ考えることをやめていたので手段が目的になってしまった?
あの時代・地域では一番まともな人。
時代(宗教)に翻弄された哀れな人。
・ポトツキ
元々天文を専攻し、教え子も沢山いたらしい。
しかし地動説を説き一度捕まり、
命には代えられないと思い天文自体を封印してしまった。
根はいい人なのだろうがノヴァクに脅され、
自分の保身のためにラファウを密告する。
ラファウは燃やしたはずの計算式が訂正されていて、
近いうちに迫り来る自分の死を悟ったのでしょう。
(ポトツキがそのことに関して話を拒絶する様子を見て確信した)
・ピャスト伯
名家に生まれたのに天文を専攻し、父親に勘当され
遠い親戚にあたる教授の元で天文学を学ぶ。
2000年に渡る膨大な資料を教授に託されて
天動説を完成するよう命じられるが、
ある日満ちた金星を偶然見てしまい心が揺らぐ。
しかし自分の直感を信じず、教授の死をきっかけに
天動説を引き継ぎ、完成させることを信念とし生きてきた。
最期はバデーニ達が証明した地動説(真理)を信じてこの世を去った。
信念(を貫く)の対価は命。
信念を持って死んでいった人々はきっと皆さん天国へ行けたのでしょう。
真理を追究すれば命が危険にさらされるそんな時代に
懸命に生きた人々の話でした。
フベルトがラファウに伝えた「不正解(失敗)は無意味を意味しない」。
フベルトの研究、ラファウの手紙、バデーニの研究、オグジーの本、
結局全員失敗して、何一つ後世に残せなかったが
最後にポトツキ邸へ届られたと思われるヨレンタの手紙が
偶然通りがかったアルベルトの意識を変えさせた。
そしてそれが後のコペルニクスへと続く・・・。
哲学とかは全然分からないので、
もう1周すればもう少し理解が深まるかも。
2025/06/11、6/16追記
今日までもう1周し、様々な考察動画を見て考えていましたが
1~3章はアルベルトの頭の中に思い浮かんだ物語なのかなと思い始めました。
(25話の「?」と考えている間の一瞬で)
<現世> → <想像>
ラファウ青年 → ラファウ12才
アルベルト → オクジー
アルベルトの父 → ポトツキ
パン屋のおじさん → グラス
教会の神父 → 異端尋問官レフ(外見のみ?)
視聴者 → ピャスト伯
ラファウ青年は殺す側、ラファウ12才は殺される側。(知への信念は変わらず)
アルベルトの父は人を疑い、知識の共有を拒みラファウ青年に殺される、
ポトツキは知識を封印し、ラファウを信じていたが結果としてラファウは死ぬ。
オクジーは現世に絶望しているし、初め夜空が怖くて見られなかった(アルベルトも同じ)。
ピャスト伯は1~3章が現実で正しいと信じて疑わない視聴者を表している。
ノヴァクは保守派
(大人、男性、排他的、古い体制を盲信し異端を死へ追いやる概念みたいなものだろうか)
ヨレンタは急進派
(子供、女性、知識を解放、古い体制に対する抵抗勢力)
ドゥラカは共産主義?から資本主義へ変わっていく時代を表してるのかもしれません。
ラファウとポトツキへの手紙を知っているのはアルベルトのみ。
アルベルトの想像だとすると1~3章が「P国 15世紀」とアバウトなのも頷ける。
物語に母親が一切出てこないのは
アルベルトの母親が幼い頃に亡くなっている事の影響か。
ポトツキ邸に届いた手紙はドゥラカのものでは無く
本当に誰かが偶然に出した手紙。
(経年かもしれないが1章と4章でポトツキ邸の玄関周りの造形が違う、窓の形も違う)
アルベルトの知的好奇心を認めてくれたのはラファウ青年。
ただ、ラファウ青年は知(地動説への言及無し)を得るために
全く悪びれることも無くアルベルトの父親を殺してしまった。
アルベルトは
「この世の美しさを追求するためには何か犠牲になってもかまわない」
とラファウのことを崇拝しているような感じで言っていた
(父を殺されても先生と言っている)が
知識を得るために殺人までするのはとてもじゃないが許せない。
しかし父親は誰も信じず、知識の共有を拒み殺された。
なので信念と疑念の間で葛藤しアルベルトは知識への探求をやめてしまっていた。
しかし教会での会話の翌日にポトツキへの手紙に出会い、
上記の想像を経て地動説のことを考えるようになったのではと・・・。
まあ、正解は作者のみぞ知ると言ったところでしょうか。
久し振りに良い意味で考えさせられるマンガ(アニメ)に出会えました。