「保険歯冠補綴制度の抜本的改革の時を感じる」に現実味のないことを書いたが、実際の厚労省が考える歯科用12%金銀パラジウム合金からの脱却の落としどころがどこなのかを下記の資料から探ってみたい。
令和2年度診療報酬改定における医療技術の評価(案)2020年1月22日
診療報酬改定において対応する優先度が高い歯科関連技術として下記の2項目がある。
●前歯部CAD/CAM冠
●チタン及びチタン合金による大臼歯歯冠修復物
また医療技術評価分科会としては今回改定では対応を行わないが下記の2項目がある。
●口腔内スキャナーによる光学印象法
●CAD/CAMインレー修復
また下記の資料によると、
医療技術再評価提案書(保険既収載技術用) - 厚生労働省
チタンおよびチタン合金による大臼歯歯冠修復物

チタン及びチタン合金全部金属冠の請求点数は654点で大臼歯歯冠修復物のみであり、その7割の技工料は4900円である。また材料費は1g50円で、14g使うと想定され700円が請求できる。技工料としては材料費併せて1歯5600円となる。
(加藤の一言)
上記の資料から、厚労省は大臼歯はチタン及びチタン合金冠、小臼歯・前歯はCAD/CAM冠、インレー・アンレーはCAD/CAMレジン、そして最終的にはブリッジもチタン及びチタン合金まで拡大して、金パラからの脱却を狙っているように推測される。 (あくまでも私個人の妄想に近い推測である)