前回の続きです
はるばる道東に来て仁頃山に登り始めた私達
いくつかのアップダウンを越えて、やっと山頂の近くまでやってきました
急斜面を上った後急に視界が開けたので振り向くと、北見市が見えました
しかし、ぼやけていてよく見えません
遠くもよく見えません
真ん中くらいにある湖は、出発地点。だいぶ遠くまで来ましたね
それにしても、ついさっきまで天気がよかったのに、いつの間にか空がどんよりしていました
雨雲っぽい感じがしたので、雨雲レーダーで確認してみました
すると、まもなく雨が降ることがわかりました
今日は一日中快晴だということを確認してから出発したのに、急な天候変化です
山だからというわけではなく、広範囲で降るみたいです
ヤバい(>_<)
いつもは必ず持っているレインウエアを、この日に限っておいてきてしまいました
最短でも登山口まで4km弱あるので、雨が降る前に下山するのは不可能です
とりあえず、山頂へ急ぐことにしました
鉄塔がいくつか見えているので、雨宿りする場所があるかもしれません
残っていた雪渓
駆け込むように山頂に到着
仁頃山、829m
ここは低山ながらも360度見渡せる、とても景色のよい山です
羅臼岳も斜里岳も雌阿寒岳も
ニペソツもトムラウシも
去年登ったウエンシリ岳も
見えるはず・・でした
しかし、どんよりしていて何がなんだかさっぱり
藻琴山すらわかりません
せっかく晴れた日を狙って遠くからやってきたのに、こんなになんにも見えないなんて(>_<)
と言っている間に、雨がポツポツ降ってきました
あの鉄塔に避難ー!
階段の上の屋根と壁のある狭いところで、雨宿りしながらお昼を食べました
その間に、雨雲レーダーを見ながらどうするか考えました
雨の波は全部で4回
雨の後は再び日が差しますが、それはおそらく約1時間後
1時間ここで待つか、ある程度で見切りをつけて下山を始めるか・・
山頂は強風が吹き荒れていて、鉄塔のどこかに当たって大きな音を立てていました
恐がりの姉が音にびびって「こわいよー、こわいよー」と言い続けています
じっとしていても寒くなってしまうので(防寒はしています)、雨の波が2回過ぎたところで下山を始めることにしました
2人とも上着は大丈夫なのですが、多少ズボンが濡れてしまう可能性がありました
でも止まらず動き続けることで冷えないようにしておけば、そのうち日が差してくるはずです
下山開始後は、予想通り2回雨が降りました
それぞれ10分くらい降り続いたでしょうか
やはりズボンが少し濡れてしまいましたが、その後太陽が出てきて暖かくなりました
ズボンもすぐ乾きました
やはりレインウエアは必ず持っていないとダメですね
そう思って普段は必ず持っていたのですが、一日中快晴の予報を受けて魔が差してしまいました
これからは油断しないようにします
仁頃山は、思った以上に距離が長く急登のある山でした
どんよりしていて山頂からの絶景ビューを眺められなかったのが残念です
今回の記録