冬の道東旅その2 幻のジュエリーアイス編 | 帰還せよ

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北海道の中央の南側には巨大な日高山脈があるので、東西に移動しようとすると大きく迂回する必要があります
 

その中で唯一、端の方ではありますが山脈を横断できる道路があります

 

浦河と広尾を結ぶ国道236号線です

 

今回は、数十年ぶりにここを通ります

 

 

日高山脈を越えるぞー

 
 
 
日高山脈を越えるといっても、この道は要所要所にトンネルがあるので全く険しくありません
 
山々を眺めながら快適なドライブができます
 
 
 
 
以前は、日高山脈のもっと中心部を通る日高横断道路を作る計画があったんです
 
でも20年の歳月と540億円をかけて山脈の両側から立派な道路を作り、残りあと7kmというところで建設が中止になってしまいました(道路の総長は約80km)
 
なぜなら、残りの部分が難所過ぎて、あと980億円の予算と40年の歳月が余計にかかることがわかったからです
 
難攻不落具合が怖ろしいですね~
 
 
 
十勝側に出ました
 
直線道路が多くなります
 
 
 
十勝っぽい雰囲気
 
 
 
 
大樹町でガソリンを入れた後、浦幌町の大津海岸へ行きました
 
ずっとジュエリーアイスを見たいと思っていたんです
 
でもすでに全盛期を超えてしまったので、あればラッキー、くらいの気持ちでした
 
ジュエリーハウスも前日で営業を終了していました
 
 
海岸までの道。前方にカップルがいました
 
 
 
すでに日没を迎えてしまったので、とりあえず下見です
 
海岸には大きな汚れた氷がたくさんありましたが、ジュエリーアイスは見つかりません
 
 
 
見つかったのは2個だけ。これと、もう1つはカップルが見ていました
 
 
 
 
1日目は『道の駅うらほろ』で休むことにしました
 
夜中の最低気温はマイナス13℃でしたが、湯たんぽを用意して暖かく眠ることができました
 
 
翌朝の車の窓
 

 
 
凍てついてますね~
 
 
 
お茶はカッチカチ
 
 
 
2リットルの水のペットボトルには少し水が残っていましたが、こちらは凍っていませんでした
 
でも空気の体積が相当減少したようで、ペットボトルがベッコベコにへこんでいました
 
 
 
 
朝日が昇る前に起き、いろいろ支度をしてすぐに大津海岸へ向かいました
 
しかし浦幌から大津海岸までは20kmほどあり、到着した時は完全に明るくなっていました
 
 
この時の気温はマイナス11℃、風も少しありました
 
 
 
満潮の時刻なのか、昨日の夕方見た時より浜が狭くなっていました
 
昨日あった2個のジュエリーアイスは水没してしまったようでありませんでした
 
 
 
海岸を十勝川まで歩いてみました
 
大きな氷はたくさんありましたが、浜辺のと同様に全部砂をかぶっていました
 
 
 
岸沿いの川の中には氷がいっぱい
 
 
 
岸には氷の板が無数に重なり合っています。大きいのは60cmくらいでした
 
 
 
これはこれできれい。持って帰りたいくらいです
 
 
 
流れる氷の板
 
 
 
なかなか珍しい景色
 
 
 
対岸にはたくさん白鳥がいました
 
 
 
広範囲に渡って白鳥の群れがありました。数百羽はいると思われます
 
 
 
 
さて、肝心のジュエリーアイスですが、残念ながらありませんでした
 
でも時々きれいな氷は見えます
 
 
 
どれも巨大で、手で持てる物はありません
 
せめて巨大な氷がきれいになればいいのに、とお湯をかけてみました
 
ジュエリーアイスにはお湯をかけるといいと聞いていたので、昨夜使った湯たんぽ(3リットル)を持ってきたんです
 
しかし、お湯をかけても氷の方が強くて太刀打ちできませんでした
 
表面すらも全然溶けなかったです
 
 
 
中身はとてもきれい
 
 
 
氷の板
 
 
 
もたもたしているうちに、太陽がだいぶ上がってしまいました
 
太陽光を透過させたいい写真が撮りたかったのですが、カメラの角度を調整しても難しかったです
 
スマホを使えばよかったと、後から後悔しました
 
 
 
 
というわけで素敵なジュエリーアイスの写真は撮れませんでしたが、北海道ならではの極寒の風景を楽しめたのでよかったです(^^)/
 
 
続く