ロープウェーで雲を抜け、簡単にスキー場の上までやってきた私達
斜面を上り、尾根を通り、ドロドロの急斜面を上り・・・
ついに山頂到着！
富良野西岳、１３３１ｍ
山頂にはびっくりするほど美しい３６０度の眺めが待っていました
雲海は完全に消え、地形がはっきりと分かります
空気が澄んでいて遠くまで見渡せるのもよかったし、近くに壮大な大雪山と十勝岳があるのも素晴らしいです
とにかく、説明する語彙がないくらい感動的な景色でした
おそらく、今まで見た山頂景色の中では最高だったと思います
気温はとても低いけれど太陽が出ていて暖かく（もちろんダウンを着込んで防寒している）、風もなく穏やかで全てが最高でした
北東、十勝岳、富良野市街方向
美しい雪が素晴らしさを倍増しています
南東方向
南方向。芦別岳がどどーんとそびえていました
芦別岳はとても高くて険しい上級者向けの山です
ロープウェーが運行していたのと連休だったのと晴れていたのとで、山頂はとても混んでいました
入れ替わり立ち替わり人がやってきていて、常時２０人くらいの人がいました
しかし山頂は独立した岩の上にあり、３６０度どこからでも落ちる可能性のある場所でした
そこにたくさんの人がひしめきあっていたので、座る場所を確保するのがやっとという感じでした
奥の方に行ってみたかったけど、人がたくさんいて歩けなさそうだったのであきらめました
私達のそばには複数人で来ていたグループがあり、女性が多くて和気藹々としていました
そのうち、私達が来たところとは反対側から人が上がってきました
ロープウエーを使わずに下から登る、沢コースを通って来た人達です
ロープウェーが運行しているのにもかかわらず下から登ってくるとはたくましいです
すると、私達の隣にいた女性達が登ってくる人達に対して
「がんばれー！」
と声をかけました
私達も一緒になって
「がんばってー！もう少しだよ！」
と声をかけました
下から来た人達が、山頂の写真を撮ろうと上に向けてスマホを構えました
すかさずピースを作り満面の笑みで元気よくポーズを取る私達、と隣の女性達（笑）
下から来た人達は笑っていたようですが、もしかしたら苦笑いだったかもしれません（笑）
その時隣の女性達と私達には一体感が生まれていたと思います
ロープウェー側の登山道から来る人達
開放的な山頂には開放感が溢れていました
でも油断すると落ちます
西側、札幌方向
奥の山々のさらに向こう、写真では写らないほどうっすらとした青い山々のシルエットに見覚えがありました
一番左側の山と山の間に、樽前山のなだらかな裾野が見えます（写真では見えないかも）
上の写真のアップ
うっすらと青くかすかに見えるこれは手稲山か（たぶん）
北方向。真ん中に見える町は芦別市
上の写真のアップ。芦別市には巨大な大観音像があります
大観音の高さは８８ｍだそうです
北西方向
遠くにうっすらと見える一番高い山々が暑寒別岳でしょうか
「あれが暑寒別であれがピンネシリじゃない？」
と話していましたが、いまいち確証が持てません
「山のてっぺんに白い丸が見えればピンネシリなのにね」
と話していると
「白い丸いのあるよ」
とそばで双眼鏡をのぞいていたおじさんが答えてくれました
え、見えるの？(゜□゜)
双眼鏡をのぞかせてもらうと、ピンネシリだと思っていた山のてっぺんに、白くて丸い建造物があるのがはっきりと見えました
「見えるー！」
双眼鏡すごい！
肉眼では全く見えないのに！
さらにおじさんが
「あのちっちゃくてちょこんと出てるのが黄金山だね」
と言いました
え、あの言われても気づかないくらいちょこんとしたやつ？？？（ピンネシリより右）
また双眼鏡を見せてもらうと、ちょこんとしたやつが岩ごつごつの山であることがわかりました
「ほんとだ！黄金山だ！」
確かにピンネシリよりだいぶ奥にあるとはいえ、あんなに小さく見えるなんてΣ(ﾟдﾟ;)
この、ちょこんとしたでっぱりが黄金山
いろいろな感動があり、姉と一緒にキャーキャー言いながら興奮していました
他に、芦別岳のとなりの鋭い山やその奥からのぞく山の名前を教えてくれる人もいました
以上をふまえて、あれやこれやの３６０度開放的な山頂動画をどうぞ
富良野西岳の山頂の眺望が素晴らしすぎて１時間以上滞在していました
帰りたくないけど、しかたないので山を下ります
ドロドロの急斜面を下り、尾根を通り、ロープウェー駅が見えるところまでやってきました
振り返ると、富良野西岳がだいぶ遠くに見えました
やっと上の駅に到着
ここにはドッグランがあり、ワンちゃんもロープウェーに乗って来ることができます
最後はロープウェーで簡単に下に到着しました
来るまで知らなかったけど、富良野西岳は過去最高に眺めのよい山でした
またいつか、今回と同じように大雪山や十勝岳が冠雪した時期に来たいと思います
もちろんロープウェーに乗って
今回の記録
