雌阿寒岳旅 登山編 | 帰還せよ

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天気が悪そうだった二日目

 

目覚めると素晴らしい青空が広がっていました

 

やったー!晴れたー!

 

と喜んでいると、本当に目が覚めました

 

晴れた夢を見ていたのです

 

実際の空はどんよりとした厚い雲に覆われていました

 

なんて残酷な夢を見せるんだ(>_<)

 

もちろん雌阿寒岳は全く見えません

 

他の山々も雲がかかっていて見えません

 

せっかく来たのに~

 

でも、雲が一瞬でも割れて晴れ間が出ることを期待して出発しました

 

 

 

雌阿寒岳は活火山です
 
ヒグマの他に噴火にも注意が必要です
 
登山口はこんな感じでした
 
 
 
 
森ですが、あまり笹が見られません
 
寒々しい雰囲気の森です
 
 
 
 
最初はずっと木の根ゾーンでした
 
結構急斜面です
 
 
 
 
木の根が複雑に入り組んでいて、階段のようになっていました
 
 
 
 
あちこちに大きな岩が落ちています
 
噴火で飛んできた石でしょうか
 
 
 
 
標高1000mに近づくと森林限界が来て背の高い木がなくなりました
 
 
 
 
なんで全部斜めなんだろう
 
 
 
 
背の高い木がないので見通しがよくなったのですが、景色が全然見えません
 
絶対景色がいいはずなのに
 
 
 
 
岩場ゾーンになりました
 
沢を渡ると、あとはずっと岩場を登ります
 
 
 
 
結構急です
 
手を使って登ります
 
 
 
 
向こうに、溶岩でできた岩の層が見えました
 
 
 
 
急な岩斜面をひたすら登りました
 
見通しがいいので、あちこちに人の姿が見えます
 
気温は約10度と低く相当寒いのですが、動いているので汗をかく、という状態でした
 
踏み固められた道がジグザグにあります
 
ショートカットしようと道を外れると砂利で滑ります
 
 
 
 
かなり上の方まで来ると、硫黄の臭いがしてきました
 
かなり強い臭いです
 
この臭いの正体は硫化水素で、毒性があります
 
ゴーゴーという強い音も聞こえてきました
 
何も見えませんが、おそらく火口の辺りから蒸気が出ている音だと思われます
 
 
 
やっと火口に到着
 
火口はとても深く、湖があるはずです
 
何も見えず、蒸気が噴出している大きな音が聞こえるのみでした
 
 
 
 
頂上到着!1499m
 
完全に雲の中!!
 
 
 
 
果てしなく遠くまで見える景色が見たかった~(>_<)
 
休んでいる人達の姿もおぼろげです
 
 
 
 
溶岩
 
 
 
 
寒いうえに雲の中とあって濡れるので、しばらく降りてから昼食を取ることにしました
 
 
左が火口、右が裾野につながる斜面
 
 
 
 
火口側は崖のようになっていました
 
幅が細いので高所恐怖症の人は怖いらしいです
 
じゃあガスでよく見えなくてよかったね
 
 
 
 
火口側。なんか岩が挟まってて危なさそう
 
 
 
 
中腹まで下りてきたところ、一瞬だけ雲が割れて下の方が見えました
 
 
 
 
真ん中よりちょっと左にかろうじてオンネトー(湖?)が見えます
 
 
 
 
下界が見えたのはちょっとだけで、後は下山するまでずっと雨が降っていました
 
延々下ってやっと到着!
 
距離が長かった~
 
 
 
 
雌阿寒岳は大きかったです
 
最後の方は足が結構疲れているのが分かりました
 
景色が見られなかったのがかえすがえすも残念でした
 
 
 
 
駐車場の横には温泉の流れる川がありました
 
白濁していて、硫黄の臭いがぷんぷん漂っていました
 
 
 
 
登山口に温泉があったので行きました
 
野中温泉という、すごく硫黄臭のする温泉です
 
お風呂に入って驚きました
 
蛇口もシャワーもないではありませんか
 
あるのは、白濁したお湯の内風呂と露天風呂だけ
 
とりあえず内風呂に足をつけてみると・・・
 
 
熱い!!!(>_<)
 
 
体感温度で50度くらいあります
 
手も入れられません
 
露天風呂はどうか?と行ってみると・・・
 
 
やっぱり熱い!(>_<)
 
 
体感で45度くらいあります
 
手を入れてもしびれます
 
あきらめて戻ろうと思いましたが、入浴料400円払ったのにこのまま体を濡らすこともなく戻るのか?と思い直し、頑張って足先をお湯に入れてみました
 
しばらくじっとしていましたが、慣れません
 
でも、思い切って肩まで浸かってみました
 
超熱いです
 
体を縮めて、お湯に触れる体表面積が少なくなるようにしました
 
そのまま約1分
 
ギブアップです
 
上がると、足が真っ赤になっていました
 
こうして、1分400円の温泉が終了しました
 
 
 
周りは大自然
 
鹿の群れが道路を横切っていきました
 
斜面で草を食べています
 
 
 
 
アップ
 
 
 
 
雌阿寒岳登山の記録