「台風」と「野分」<どうぞ台風7号の被害が出ませんように>風呂敷ブログ継続5182日目 | 風呂敷研究家 つつみ純子の和文化研究所 

風呂敷研究家 つつみ純子の和文化研究所 

風呂敷文化研究家・和文化コンシェルジュのつつみ純子です。風呂敷を通して、日本文化と日本人の知恵をお伝えします。風呂敷講座の他、日本文化や和にまつわるセミナーも開催しております。

 
 
 
 
 
 
今年2023
 
 
1分で
 
 
「こはれflowerミニブーケ」グレー
 
 
くらしの「風呂敷で楽しむ和のくらし」
台風7号が近づいています。
 
関東からは少しそれましたが、
四国から東海にかけて
荒天となるようで、どうぞ
大きな被害が出ませんよう、
そちら方面の皆様のご無事を
お祈りしています。
 

昔は台風のことを「野分

(のわき・のわけ)」と呼びました。

 

今のように天気予報もなかった昔、

秋になって突然やってくる「野分」は、

驚きと畏れの存在だったと思います。

 

当時は今のように整地されておらず

建物も少ないので、この暴風雨は

まさに野の草木を吹き分けて

やってくる「野分」だったのでしょう。

 

「野分」は当時の人々に

大層印象的な気象だったようで、

古典文学にもよく登場します。

 

清少納言は枕草子で

「野分のまたの日こそ、

いみじうあはれにをかしけれ」

と台風の過ぎた後の日が

趣深いと書いています。

 

源氏物語には「野分」という

題名の帖があり、野分が

通り過ぎる間の様子が

細やかに描かれています。

 

源氏を彩る女性たちの間で

揺れ動く夕霧の心が、

「野分」で揺さぶられる

草木の様子にたとえられている

ように感じさせる帖です。

 

大きな災害をもたらすことも

ある「野分」ではありますが、

当時は台風が来ることで

沢山の雨が降り、国土を潤し、

海をかきまぜることにより、

生態系のバランスを

取ってきたとも言われています。

 

しかし、最近の予想を超える雨量は

大きな災害を引き起こすが多々あり、

警戒や用心が十分に必要で、

とても「野分」のようなレベルでは

無くなっているように思います。

 

「野分」という言葉が、改めて

普通に体感できるような

「にほんのくらし」に戻るには、

私達ひとりひとりが、改めて

環境について、より深くしっかり

考えてみることが必要かもしれません。

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