台湾で結婚式?そんなこと絶対に許さない9 | キッチントレーダーさやた

キッチントレーダーさやた

 産業用太陽光発電、FX、株式、貴金属、REITなど資産運用と、手料理による節約で家族のため戦うサラリーマン。スイーツ、海外旅行、ブラジリアン柔術、グラップリング大好き。太陽光普及でエネルギー争奪の戦争を無くせると信じ発信します!

 海外挙式となると、どこの国で挙式するか決めなければならない。
 一般的なのはグアム、サイパン、バリ、ハワイ、タヒチ、オーストラリア、ニュージーランド、パリ、ロンドンといった国や地域が多く挙げられるようだが、台湾を挙げる人は極めて少ない。俺も妻も日本人で、これまで台湾との縁は、妻が飛行機の乗り換えで一度訪れたことがあるだけ。俺は台湾どころか海外に出たことさえ一度も無い。
 そんな未知の国であった台湾が気になりだしたのは、あの東日本大震災だった。 ここで改めて書くのもなんだが、あの震災で日本は多大な被害を受け、多数の人命を失った。震災直後、俺の持ち株に入っていた建設関連銘柄が大幅に上昇し、その売却益からわずかな金額を義援金として寄付した。国外からも多くの支援が寄せられる中、台湾からの義援金は他国を圧倒し、瞬く間に200億円にも達しその後も増え続け、他国と比較してぶっちぎりの1位だった。1国で200億円というとなかなかピンとこないが、この金額を人口わずか2300万人の国が送ってくれたわけで、これが日本の人口1億2000万人で例えると、約5倍の1000億円という規模。もともと親日家が多い国ではあるが、官民一体となっての日本支援はものすごく、震災直後に当時の馬英九総統自らががチャリティー番組に出演し、日本へ義援金を送ろうと呼びかけてくれた。
 経済的な繋がりはあるにせよ、日本と正式な国交を結んでいない国が、何故ここまでしてくれたのか。歴史的な繋がりを調べたところ、ある程度の理解ができた。そこで、被災者ではないが日本人として
「一度は台湾にお礼を言わなくてはならない」
と、俺の胸にほんの小さな使命感が沸いてきた。

 台湾にお礼を言うといっても、単にブログや掲示板で言うのは弱いし、日本にいる台湾人にお礼を言うのも、何か物足りない。言葉だけでなく実質的な利益をもって、何かお礼ができないものか・・・と考えていたら、「結婚式を台湾で挙げて、ついでに初の海外旅行と新婚旅行を兼ねて、現地に金を落とせばいいのでは!」という考えに至る。

 親日国・台湾で挙式する理由は義援金のお礼だけではない。かつてこんなニュースがあった。


【ニューデリー時事】
 インド洋の島しょ国モルディブでこのほど、スイス人カップルがリゾートホテルで挙げた結婚式の最中、
従業員に現地語で罵詈(ばり)雑言を浴びせられていたことが判明し、ナシード大統領が謝罪する事態に発展した。政府は暴言を吐いた従業員を逮捕。モルディブを支える観光産業への打撃を最小限に食い止めようと必死だ。
 地元報道によると、従業員らは式の最中、真剣な顔をつくりつつ現地のディベヒ語で「お前は豚だ。生まれる子供も豚だ」などとののしった。式の最後には英語に切り替え「これで結婚成立です」と話したという。
 10月下旬にインターネットの動画共有サイトに式の映像が投稿され問題が発覚した。(2010/11/02-14:19)

 この動画はyoutubeで見たが、もし日本語が通じない海外で挙式するなら、そのようなリスクが少ない国を選ぶべきと判断した。親日国・台湾なら、そのような暴挙をする神父がいる可能性は極めて低いだろうし、もしいたとしても、周囲の人が止めるなり教えてくれるだろう。台湾以外の国を疑っているわけではない。だが、日本人をあまり歓迎しなかったり、蔑視する文化的土壌を持つ人がわずかでも実際にいるのだから、大事な金を払う以上、自分や妻のために少しでも慎重でありたかった。
 

続く(面白かったら、以下クリックお願いします!)

 

にほんブログ村 旅行ブログ 台湾旅行へ
にほんブログ村
台湾旅行ランキング