平成29年12月22日7時29分
永眠
去年の6月に病名、病状を知り、末期癌と診断されてから1年半。
入退院を繰り返し、その度に元気になって戻ってきたが、今回は戻らないまま逝ってしまった。
昨夜おふくろから入院先の病室から、もう駄目かもしれないと連絡を受け、飛んで行った。
飯が食えなくなって、の入院と聞いていて、入院前日に親父と色々話をしたことが最後の会話になろうとは思いもしなかった。
病室に入ると変わり果てた親父の姿があり、意識も朦朧で、タンが絡み自発的に出せないほど。
懸命に背中をさすり、冷え切った足を温め、その途中、何度か目を開き、必死に目線を合わせようとする姿。しばらくすると呼吸も安定し、寝息をたてるような形に。
また、明日も来るからな。
と言い残し退室。
明朝5時おふくろから、もう駄目かもと。
また飛んで行き、血を吐いた形跡があるものの息はあった。
なんとか持ちこたえた。
ただ、時間の問題だと。
そこから退室し、仕事の身支度して、出社。
デスクに着いたところで、
母親からの着信。
今亡くなったと。
業務の引き継ぎをし、病院へ。
朝と変わらぬ姿だが、
呼吸がない。
頑張ったな。親父。
戦ったな。親父。
もう、ゆっくり休んでいいぞ。親父。
最後の最後でモルヒネを使い、のたうちまわるほどの痛みが無かったのが救いか。
家に着き、駐車場で近所のおばさんが集まっていて、泣きじゃくりながら色々聞いてきたが、言葉にすることができなかった。
今
葬儀場に親父と二人で一夜を過ごす。
亡くなった方は煙を食べる、と聞いたのでお線香をたくさんあげてる。
今日はたくさん話そうな。親父。
ありがとう
ありがとう親父。