短歌と映像…☆その二 | ☆AKKO-BEAR☆の日記(雪山に熊を見に行く?)

☆AKKO-BEAR☆の日記(雪山に熊を見に行く?)

テディベアの故郷ドイツ・ギーンゲンを初めて訪ねたのは、冬のドイツ…☆
「雪山に熊を見に行ってくるから休み」とだけ言って…☆
ミュンヘン空港は、雪に埋もれていましたよ。
テディベアの父リチャード・シュタイフさんが大好きです…☆

前回の日記に、次の様に書いていた私。

■2015年12月22日のAKKO-BEARの日記より■

短歌には、心象風景として<映像化できる短歌>と、
ことばの遊びとして<映像化できない短歌>がある…☆

<映像化できる短歌>には、イラストは邪魔になる場合があるが、
意外にも、
<映像化できない短歌>には、どんなイラストがあったって構わない様だ。

<絵本歌集><写真歌集>が流行しているけれど、
愛らしく美しい一冊の中で、やはり短歌が主役でいて欲しい…☆

優れた一首や一連は、
それ自体に、<色><かたち><音>などをもつので。

短歌と絵画が見事に一致していたら、
本当に、どんなに素敵なことだろう…☆
でも、それは、とても難しい。

短歌には、意味と心があるからクローバー
どんなに花鳥風月だけを描いている様に見えるものでも…☆

深く陰影ある作品には、クラシックな名画が似合いそう…。

<AKKO-BEAR>


<追記>


■『春夏秋冬~テディベアものがたり』(青磁社)の場合は、

一首、一連がもつ色彩や映像を大切にして編集しています。

見開きの中の一連が、映像を成し
同時に、一首が一枚の絵を想起していただけるように、
一ページ四行とし、
題を含む一連の眺めのつながりにこだわりました☆

プロローグ、エピローグと春夏秋冬の部立てごとの眺めにもこだわり、
全体として、52連369首がひとつの長い詩のように感じていただけたらと、願っています…☆

この全体像は、一冊を手にしていただかなければ、お伝えできないもの。
贅沢な造りの本ですが、四六判139ページに纏めたので、優しい軽さですクローバー
スマホの様に携帯していただけるファンタジーを目指していたのかも知れません☆
明かりさえあれば、いつでも<風景>を感じていただけるように…☆

また、特別な推理小説のように、歴史的なものがたり(平家・テディベア等)、エピソードも隠されていますクローバー

繰り返しお読みいただいたとき、
美しい一冊の中の主役は、短歌であり、
短歌を読んで下さる読者ご自身なのだと、感じていただけたら、幸せですクローバー


短歌は、本当にエコロジーな文学で、タイムトンネル。

三十一文字(みそひともじ)に、様々な意味や映像や感情を込めることが出来るもの。

言葉に対する理解や言葉から想起する個々人のイメージには差異があり、差異があるからこそ、歌会などで、読みを共有するのが面白いのだと思いますクローバー

私も、テディベアやアールヌーボーガラスのオリジナル写真と、それを詠んだ短歌を合わせた<図録集>みたいなものをつくってみたいなと思いましたクローバー

来年以降の話ですクローバー

☆AKKO-BEAR☆