この時期に富士山のことを書くのは、ちょっとズレてる気がする。何しろ 1月中旬は厳冬期で、雪面が固く氷化していてアイゼンの爪も深く刺さらなかったり、登山用のピッケルでさえ弾かれてしまうときがあるぐらい。
一昨年の 6月、まだ山開き前の富士山でスキーをするために登っていった男性から奥さんに、頂上に着いたという連絡があった後に通信が途絶えた。
依頼を受けた捜索隊が山頂の火口の中で見つけた男性は別な人。そしてその近くで更に別な男性を発見し、三番目に見つかったのが捜索依頼のあった人。後で分かったのは、先に発見された二人の男性はその前年の 12月下旬にそれぞれ単独で登頂していて遭難し、6ヶ月もの間発見されませんでした。
またあまり知られていませんが、山頂では 8月でも最高気温が 5℃に届かないことがあります。埼玉県の熊谷市が 40℃にもなり「暑いぞ熊谷‼️」と言っているのに、山頂では凍えるような強く冷たい風が吹いていて、指先が動かなくなったり低体温症になることもある「寒いぞ富士山‼️」。
去年から始まった五合目の持ち物チェックで、登山靴、上下セパレートの雨具、防寒着の 3点があるのはこのためです。
そんな富士山ですが、日本の象徴として年末年始のテレビでは意外と取り上げられたりするので気になって、かなりフライングして書いてみます。
年末の番組では富士山に登ったタレントさんがアイドルグループの方に登山の大変さを話していましたが、実は富士山は山頂まで登らなくても楽しむことができる貴重な山。
車で行ける五合目でも眺望が良く、「小富士」へのハイキングコースや「まぼろしの滝」が現れる季節があったり、三度登頂した人だけが許される「お中道」(現在は一部だけ通行可能)、五合目からの「下山」だけツアーもあったりもします。でも僕の一番のオススメはやはり「宝永山」。
何度もこのブログに出てきてる、お気に入りの山。



