2026年9月10日17時にゲートが閉められ、今年の富士山の「夏山」が終了しました。
夏山とは山開き期間のことで、五合目のゲートが開いて山小屋が営業し、山頂の神社や郵便局、救護センターなんかが始まるイメージです。
富士五合目には四つの登山ルートがあります。
(北側から時計回りで)
① 吉田ルート(山梨県 標高約 2,300m)
② 須走ルート(静岡県 標高約 2,000m)
③ 御殿場ルート(静岡県 標高約 1,450m)
④ 富士宮ルート(静岡県 標高約 2,400m)
同じ五合目なのに、けっこう標高が違う‼️
(夏山の期間は今年から)
①と②が 7月1日から 9月10日
③と④が 7月10日から 9月10日
(人気の順番で言うと)
①、④、②、③
(ルート距離の短さは)
④、②、①、③
意外にも標高が低いのに、須走ルートの方が吉田ルートよりも距離が短い。
(登りのコースタイムは)
④が約 5時間。
①と②が約 6時間。
そして五合目の標高が最も低い ③は約 7時間。この御殿場ルートはコースタイムが長く山小屋が少ないために不人気で、上級者向け。訪れる人がいない分、夏山期間であっても唯一スカイラインの規制が無く、自家用車でのアクセスが可能です。
(ゲートが開いて入山できる時間)
・3時から 14時。
14時以降でも山小屋の予約があれば入山可能。
(装備チェック)
夏山期間では装備チェックがあります。主なものは次の三つ。
・登山に適した靴を履いているか
・上下セパレートの雨具を持っているか
・防寒着を持っているか
(予約制)
山梨県では 2026年から富士登山を予約制にしました。ただ、1日の山梨県側からの登山者数の上限である 4,000人に達しない場合は、当日でも申し込めます。昨年から上限を 4,000人に設定しましたが、一度も上限までの人数になったことはありません。
また、静岡県側にはそういった制度や制限などがありません。
(通行料)
富士山に登るには「通行料」が必要です。昨年から山梨県も静岡県も 4,000円になりました。これは登山口にチェックする人がいる夏山だけです。
(昨年の夏山期間の登山者数)
・山梨県(吉田ルート) 121,068人
・静岡県(3ルート合計) 84,032人
(昨年の通行料などの収入)
・山梨県 約 6億円(繰り越し金 約 2億円)
・静岡県 約 4億円(繰り越し金 不明)
山梨県側で言うと人件費、告知他の経費、シェルターの整備予定費などを除いても約 2億円儲かったといったことで、けっこうな金額。
(2026年、夏山富士登山中に亡くなった方)
・5名
夏山期間が終わった今、なぜ富士山のことを書こうと思ったのかというと、これからが富士登山の本番だと思っている人がたくさんいるからです。
規制を始めてから去年まで登山者数は減ってきましたが、今年は昨年よりも 45パーセントも登山者が増えている。そして夏山以外に登る人が約 1万人もいることが明らかになり、今年はそれ以上に増える可能性が高いため。
そんな折に山梨県は、2027年から夏山期間以外の富士登山では「登山届けの義務化」とそれに対する「修正勧告ができる」。5分あたり 8,000円という救助要請時の防災ヘリの有料化を決めました。静岡県も同じような内容を検討中です。






