富士山には四つの登山口があります。よくテレビに出る土産店とかがたくさんあって賑わっているところが山梨県側唯一の「吉田ルート登山口」。

他の三つは静岡県側ですが、登山口の標高が最も高いのが「富士宮ルート登山口」の 2,400m。ここからだと山頂までのコースタイムは 5時間。そしてこの登山口が他と違うのは、山開き前の 6月下旬には開放されて閉山後の 10月ぐらいまで通れること。六合目から山頂へ向かう登山道は閉鎖してますが、東の「宝永山」へは登ることができます。

宝永山の標高は 2,693m。「富士宮登山口」からわずか 1時間50分で登頂でき、富士登山の雰囲気とダイナミックさ、眺望と醍醐味を手軽に味わうことができる唯一の山です。
(※馬の背をショートカットすれば 5分短縮可能)
(※宝永火口からの斜面は意外とキツい)
(※足の運び方を知っているだけで疲れが全く違う)

山開き以外の時期はこんなメリットがあります。
(静岡県側の山開きは、例年 7/10〜9/10)
・車両規制が無いので五合目まで自分の車で行ける
(土日祝はけっこう駐車場が混みます)
・富士山スカイラインが無料
・登山客が少ないので登山道の人渋滞がない
・登山料がかからない
・まだ、ほぼ携帯が繋がる
・事前学習が必須ではない

ただしこれだけはやってほしいのが
(六合目の山小屋は開いているかも。要確認)
・登山届けをネットで出すこと
・前年の事前学習を観ておいたほうがいい
・登山靴、上下セパレートの雨具、防寒着を持つ
・簡易トイレを持つ
・最低 2リットルの水を持つ
・ヤマップやヤマレコの登山アプリを起動させる
・頭痛など高山病の症状が出たら、すぐ下山する
(標高 2500mを超えるとその可能性がある)

富士山の五合目から山頂に向かう道は、岩と小石と砂だけの世界なので、トレッキングポール、小石が靴に入るのを防ぐゲーターがあったほうがいい。


宝永山に行く前は景色が良ければいいなぐらいに思っていましたが、駐車場がすでに雲の上でした。
雲海の切れ間から見えるミニチュアのような町並みや森。薄くなっていく空気。遮るものが無くなり痛いほど照りつける陽射しと強い風。沸き上がってくる雲。まるで火星にでも来たような、赤い石に覆われた火口の底から見上げる山頂方向への急斜面。。

たった 1時間50分で、アルプスなど他の山では観ることができない貴重な絶景に会えました。
富士山登頂への足慣らしとしても、エッセンスが詰まった宝永山は、必ず感動と満足ができる僕の一番のおススメの山です。

富士山ルートマップ
宝永山登山イラストマップ
富士山表口五合目(富士宮登山口)
富士山中腹にある宝永火口と宝永山
宝永山の山頂
馬の背から富士山への山頂ルート