谷峨駅を出て右に進んで跨線橋を渡ると、日本の原風景のような畑が広がっていました。
そして一度に 10人しか渡れない「嵐橋」を通って左に向かうと、傾斜のある舗装路に変わる。意外とキツい道の途中にある川西の集落に入ると、左にハイキングコースの小さな案内看板があって、やっとスタートします。
細く急な登山道を息を切らしながら黙々と歩いて行くと、樹林帯の切れ間から思ったよりも大きな富士山が見えてきました。他の山とは違う成り立ちの円錐形の山容は、実はとんでもない爆発力を秘めています。もともとは低い山だったのが、大噴火を何度も起こして日本一高い山に成長していった。
気になるのは、もう 300年も大噴火をしていないことで、富士山の歴史からしたらこんなことはありませんでした。だからかなり心配になります。
このコースは、山道の途中で何度か車道と交差するので自分の位置を把握しやすいのと、道に変化があるのでハイカーを飽きさせない楽しさがある。
ただ、思ったよりも厳しいと思いながら景色を左手に休み休み進むと、2時間23分のコースタイムよりも 30分ほど早く山頂に到着することができました。
よく整備された広い山頂からは登ってきた町並み、富士山、丹沢湖や丹沢山塊を望むことができます。ただまだ吹き抜ける風が冷たいので、ボトルに詰めた熱いコーヒーでセブンイレブンさんの塩むすびを流しこんだら、早めに下山開始。
山歩きを始めてまだ 2年足らずですが、集中して数をこなし過ぎたために低山の景色を見慣れてしまったのか、山頂から 5分も観てれば満足してしまう。
いま楽しいのは普段とは違う自然の中を歩くその過程で、山頂の景色の順位は二番目か三番目です。
下山時に見えた放牧されている牛たちと酪農のための建物、そして初めて見る斜面に張り付くような山間の「深沢集落」の茶畑と満開の桜と梅が、この日一番僕の気持ちに刺さりました。
下山はハイキングコースではなく、集落の中を通る距離の長い舗装路を選んだのですが、大正解。
ここも本当に来て良かった‼️














