2026日10月1日の朝 5時50分、僕は車を富士宮登山口の階段横に停めて、富士山五合目からのモルゲンロートの写真を撮っていました。
モルゲンロートとはドイツ語で「朝焼け」のこと。英語に直すと「モーニングレッド」なので、これだと一度で頭に入る。

この日は今年の山歩き最大の目標である富士登山。初めて山頂へ向かうため仕事の調整をし、天気と気温、風速を見ながらやっと選べたのが 10月1日だけでした。
富士宮登山口から歩き始めたのが 6時25分。気温 8℃のやや肌寒い中、初めて背負うパンパンに膨らんだ新品の 30リットルのコロンビアのグレーのザックの重さを感じながら、ペースを上げないように慎重に、一歩一歩進んで行く。

五合目から六合目までのコースタイムは 20分ですが、何度も歩いたことがあるのでそこまではかかりません。ただこの日はリズムを崩さないように、またコースタイムを上回らないように、気をつけて進む。なぜならそれは、2024年9月13日に初めて富士山の「宝永山」に登ったあとに駐車場の車に戻ってから、経験したことのないような胃の不快感と吐き気、そして喉の渇きが無いのに大量に水が欲しくなり、車内で倒れてしまったからです。

それが熱中症なのか脱水症状だったのか、初めてかかった高山病なのかが分からなかった。ただただ運転席のシートを倒して声も出せず、残りの水を全部飲んで冷房を最大にして身体を丸めて倒れ、半分気を失うように寝てしまい、2時間後に起きると
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爽やかな目覚め・・・。

不快感と吐き気、水が欲しい感覚は無くなり、よく寝たな〜という爽やかな目覚め。気持ち悪さが無くなったのはいいのですが、目覚めが良すぎたのが逆に不気味で、原因が分からないために、今回もまたならないかと心配になっていた。


この日は最短時間で登れる「富士宮ルート」を選びました。そしてちゃんと道路法を守るために、登山道に入らないようにしてその横を進んで行く。

しかし六合目から 30分も登らないうちに、あくびが出てきました。それなりに睡眠は取ってきたのに大きく口を開けるあくびが続いて止まらない。そして足から徐々に力が抜けていく。
何が起きた、何かがおかしい・・・・・。

そんな時、登山道の下の方から変な声が聞こえてきました。
「にゃあにゃあ」という猫の鳴き声を真似る、おじいさんの大きな声です。嫌な予感しかしないので、少しでも上に行こうとしたのですが、あっという間に追いつかれてしまいました。

富士宮五合目からのモルゲンロート
富士宮五合目駐車場はすでに雲海の上
富士宮五合目から六合目までの登山マップ
富士宮五合目登山口
夏山以外でも通行可能な六合目への登山道
富士宮六合目の「雲海荘」さんは既に閉鎖
立ち入り禁止の六合目登山道入口
でも立ち入り禁止の右横に、ゆるい立ち入り禁止
六合目から七合目へ向かう
朝の「宝永山」と雲海