昨年の 9月末にクラブツーリズムさんの登山ツアーで訪れた「乗鞍岳(のりくらだけ)」は大雨。天気予報では雲りだったのに悪いほうにハズれて、バスの外に出るのもためらうほどの強い雨が、乗鞍スカイラインのスタート地点から降っていました。
上下セパレートの雨具を着てザックカバーをつけ、登山口から 15分で登れる「魔王岳」に乗鞍岳の代わりに登っただけで、登山は中止。でもこの山がそれまでに僕が登った山の最高峰の 2,764m。たったの 15分で登った山が僕が経験した一番の高さだったのには、「ゆるい日帰り山歩き」をモットーとしていてもさすがに気が引けます。
どうしてもその宿題が気になって、今回はツアーではなく自分一人で、お天気と休みを調整しながら、ギリギリの前日にシャトルバスを申し込みました。
2026年8月4日の 22時25分、アルピコ交通さんのシャトルバスが出る「乗鞍観光センター」さんの無料駐車場を目指して、横浜の自宅から車を運転し出発した。予約したバスは朝 7時ちょうどの始発なので、かなり早めに着いて乗り遅れないように待機しようと思っていたら、順調で 3時15分に到着。それでもこの時点で 230台停められる第一駐車場には既に 30台程駐車していました。
ここは車中泊禁止ですが仮眠は大丈夫。でも何時からが車中泊なのかが分からないのは、公に認めてしまうと連泊する人が出るからなのかもしれません。
乗鞍岳は北アルプスの南端で、長野県と岐阜県の境にあります。日本百名山の一つですが、23の峰と 7つの湖沼、8つの平原からなる山塊で「乗鞍岳」という個別の山はありません。最高峰は大人気の、標高 3,026mの「剣ヶ峰」。
標高約 2,700mにある畳平バスターミナルからこの剣ヶ峰までは 1時間30分で登れる他、短時間で行ける「大黒岳」、「富士見岳」、「魔王岳」などもあります。そしてアプローチのスカイラインは、やはり一般車の通行を規制しています。
朝 5時を過ぎたころ、周りの車のドアの開け閉めの音で起きた僕がしばらくしてから目にしたのは、6時前からバス乗り場に並ぶ人の数。
空席があれば当日でもバスに乗れますが、ほとんどの人が予約しているはず。それなのにその数はどんどん増えていき、6時30分には百人を超えた。
標高 1,400mの少し涼しい駐車場。バス乗り場の先には、昨年とは違って、雲一つない空に向かってそびえる乗鞍岳の一部が見えていました。











