7時25分、表尾根登山口から木の土留めと石で出来たそこそこ急な山道を登り始めると、すぐに息が上がり出しました。
普段、運動しない体力不足の身体は、いきなりの足上げ有酸素運動にはまったく対応できない。ただ二年近く山歩きをした成果があるとすれば、愚痴を言わなくなったことと、その大変さに驚かなくなったことです。
去年までは毎回
「あ〜キツい。こんなとこ来なきゃ良かった」
「ポテチとアサヒゼロで、昼間っからネトフリかユーチューブを観てれば良かった」とずっと愚痴りながら歩いていたのが無くなった。また登山口と山頂手前が最も急坂という、よくあるパターンを知らずに心が折れまくっていたのにも、ちょっと慣れた。
特に神奈川県は、山頂手前が植生保護のために、天まで続くような、永遠に終わらないような長い長い木の階段になっていることが多く、何度も諦めかけたのですが、諦めるのを諦めました。
キツくなっても、立ち止まってペットボトルの冷たいお茶を一口飲むと、何故か秒で歩き出せる。
そして森の切れ間から、強く冷たい風が通り抜けたりするのに心地よさを感じながら、ただただ汗をかき登り続けるのが不思議と楽しいのは、たぶん生き物が本来持っている感覚で、森林浴に似たものなのかも知れません。
標準コースタイムは 1時間20分でしたが、休憩を含めて 1時間05分で、一気に眺望が開ける三ノ塔に到着しました。
あまりに風が強いのですぐに休憩小屋に避難したのですが、他の登山者さんと話していたら、この日の登山指数は「C」でした。
登山指数というのは、日本気象株式会社さんが運営する登山のための指標を表す webサービス・アプリで、最も登山に適しているときが「A」ですが、この日が快晴なのに登山に不適の「C」だったのは、風速が 13メートルもあったから。
どうりで休憩小屋が、強風のために軋んでいた。
小屋で 30分ほど休憩した後にすぐ下山。
駐車場を出て途中で昼食をとり、スーパーで買い物をして家に着いたのが、お昼の 12時ちょうど。
この後にゆっくりと家のお風呂に入るのが、山歩きの一番の楽しみかもしれません。





