何度も山を歩いていると、さすがにある程度の景色には慣れてしまって、僕は標高 1000mぐらいまでの場所から見下ろす街や自然は、ちょっと小高い所にいるという感じだけで、
(何かほのぼのしてるな〜)ぐらいしか思わなくなりました。
NHKさんの「にっぽん百低山」のくくりは、標高が 1500m以下というもの。
これは経験の浅い僕でも肌感覚としては理解できるし、あまり違和感を覚える人もいなそうです。
さっそく家の近くの低山を調べてみると、鎌倉の大平山、源氏山、横須賀の鷹取山や三浦アルプスの仙元山、大楠山なんかがどんどん出てくる。また名前の知られているところだと、高尾山、陣馬山、筑波山、大山、鋸山、御岳(みたけ)山、宝登山、パノラマ台と、こちらもキリがないほどありました。
ただ景色があまり期待できないので、それらを歩く必要があるのかとも思って、迷いも出てしまう。
なにしろ僕の山歩きは
「観たことのない絶景に苦労しないで会いに行く」
「もし富士山頂までのリフトがあれば迷わず乗る」
という揺るぎないポリシーに支えられているから。
でも行ってみたら分かったことがありました。
「冬の低山は、楽しくて歩きやすい‼️」
気温が低いため汗をかきにくくて行程も短めなので、その分消耗しないしペースも掴みやすい。
そして実際に歩いて気づいたのはこの季節、危険な動物や昆虫がいないこと。
熊、イノシシ、蛇、スズメバチ、ヤマビル、ダニなんかがいない。普段はあまり気にしないこれらの生き物は、山や自然の中では思ったよりも高い確率で出会ってしまいます。
実際に去年の上高地の帰りでは、ツアーバスの前に熊が飛び出してきました。また、今年の岩手県のドラゴンアイでは、僕らの横で熊が何かを食べていたけど、誰も気づかなかった。
(※後ろにいた登山者に、後で教えてもらった)
高い山ほど大変じゃないけど、意外とルートバリエーションがあって、コースの選び方によっては少しハードだったり、短めの鎖場やハシゴも出てきて大人の無料アスレチックみたいに楽しめたりもする。
お天気さえよければ、空気が澄んでより遠くまで見渡せる。あのめんどくさい藪漕ぎもない低山は、冬こそベストシーズンなのかもしれません。








