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不完全な日常

音楽、舞台、読書、散歩、放射線

NHKは、「除染実施地域は対象の5%以下」という調査結果を報じている(2013年5月)。

驚くべき数字だ。



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これまでに除染が行われたのは、

■ 国が担当する地域では235平方キロメートルのうちおよそ9平方キロメートル(およそ4%)

■ 市町村が担当する地域では、対象の住宅38万戸余りのうち、およそ1万9000戸(5%以下)

NHKでは、このように報じている。しかも、除染を行っても基準値まで下がらないところが多いという。

除染技術や機器は進化しているのに、除染作業は進まず効果も上がらない。

なにか間違った作業をしているのではないだろうか?



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(ゼネコンが開発している除染装置)



6月21日、福島市内で除染作業のお手伝いをした。

ボランティアによる除染作業は、進み方が遅い。作業に手慣れていない素人だから、当たり前だ。資材だって資金だって乏しい。

何かのマニュアルに従って作業している訳ではないので、それぞれの作業者が放射線量を下げる努力をし、工夫をしている。

多分そこに、除染ボランティアの価値がある。カスタムメイドの除染が可能になる。



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(植え込みで表面の土だけを取り除いている)



同じ日に、福島市の除染作業が行われていた。

除染作業中の看板を立てた業者が、高圧洗浄機でコンクリートの土間を洗っていた。

その程度のことでは、放射性物質を剥がすことはできない。なにしろ事故から2年以上が経過しているのだし、表面の汚染はとっくの昔に雨で洗い流されている。

マニュアル通りの作業しかできないお役所仕事の限界を見た気がする。

もちろん使命感を持って、真摯に除染に取り組んでいる業者がいることも知っている。

それでも地元の住民達に「役所の手抜き除染」と言われるのは、役所や業者だけではなく、除染計画と実行システムに問題があるからだろう。



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(2012年4月飯舘村、計器は6μSv/h以上を示している)



国でも自治体でも作業は大きく遅れ、成果も上がっていないのであれば、除染計画そのものに問題があると考えるべきだろう。

これまでに経験したことが無い事態なのだから、計画通りに進まないのはむしろ当たり前だ。

最初の計画で実が上がらないのであれば、早めに見直しをする方が無駄がない。

行政は計画の見直しを嫌う傾向があるが、無駄な作業に金を投じる余裕はないはずだ。

放射性物質の保管場所という基本的な問題も、解決しなければならない。

難しい問題であることは分かるが、仮置き場の仮置き場というようなことでいつまでもごまかし続けられるものではない。



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(常円寺の汚染土壌仮置き場)



放射性物質による汚染の問題と向き合う時、長期間の弛まぬ努力が関係者には求められる。

その努力は、次の世代にも引き継がれるだろう。次の世代に引き渡すためにも、今できることは全てやる。そんな覚悟の中からしか、福島の未来は生まれないのではないだろう。

ぼちぼちとボランティアを続けながら、そんなことを思っているのです。

福島復興プロジェクトチーム「花に願いを」の、除染活動のお手伝いに行った。

荷物にウエットティッシュが無かったり、長靴を忘れたり、放射線の積算計がバッテリー切れだったり、どうにも準備が悪い。昨年10月以来の久々の出動なので、すっかり勝手を忘れている。なんとも情けない・・・。

平日とあって、ボランティアの人数は多くはないが、四国や静岡など遠方からの参加者もいる。少数精鋭の趣があるね。

作業場所は、福島市柳町。寺院が密集している寺町だ。

常光寺前の参道から作業を始める。ここは曹洞宗の禅寺で、面白い山門がある。



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お寺の前の参道で、側溝に入る。

雨水が流れ込む側溝は、一般的に放射性物質が蓄積してホットスポットになりやすい。



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側溝の中を測定してみると、それなりに高い数値を示す。



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スコップで泥を掻き出す。測定する。あまり下がらない。

この側溝は自然石で作られている。凹凸が多いために、汚泥を取り除きにくい。

ホウキを使って細かな泥までかき集めると、まあまあだね、という位の値になる。



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1メートルほど離れた場所を測定すると、やはりほどほどに高い。

側溝が、放射性物質を集積する装置となっている。

そういう溝の中では、時間が止まっているような気がする。



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この日は、ほぼ一日中側溝の掃除をした。

雨樋の下では、周囲とは一桁違う数字が出てしまう。その中には、50μSvを越える値を記録した場所もあるらしい。普段人が立ち入る場所ではないので、蓄積が進んだのだろう。驚いた。

定期的に掃除を繰り返さないと、再び蓄積が進むのではないだろうか?



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一列に並んで、コンクリートの隙間から泥を掻き出す様子は、遺跡の発掘現場のようだ。

こういう細かい作業が得意な人もいるし、スコップやツルハシでダイナミックに作業するのが得意な人もいる。いろいろな人がいて、面白い。

お昼は、常光寺の講堂でお弁当をいただいた。作業終了後には、蒸したての肉まんが振る舞われた。

どちらも美味しかった。ごちそうさまでした。

運動不足で鈍った身体を鍛え直さないと、他のボランティアさん達の足を引っ張ることになるな。ちょっとガンバロウ・・・(どうやってガンバルのかは不明)
ほぼ一年ぶりの、NHKホール。

ホールの前の遊歩道は、いつも気持ちが良い。



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指揮は、下野竜也。鹿児島大学教育学部出身という一風変わった経歴の持ち主だが、ブザンソン国際指揮者コンクールで一等賞を取っている。

体型はドラエモンだけど、その指揮ぶりはキレが良い。



バッハ(エルガー編)/幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537

シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 作品54

ホルスト/組曲「惑星」作品32




なんだか良く分からない組み合わせだ。

1曲目、初めて聞く曲だ。頭が混乱する。バッハのオルガン曲をエルガーがオケ用にアレンジしたもので、こんなにきれいな曲ではないだろうと思ったりする(オルガンだと、もっと重々しくて荘重な感じになる)。

シューマンのピアノ協奏曲は、ネルソン・ゲルナーというピアニストが演奏した。とても丁寧で柔らかい演奏が、素敵だった。たくさんの拍手を集めていた。

気持ちの良い音楽だね。

そして、「惑星」。これは、クラシックのヘビメタみたいなものだな。



$不完全な日常 (← カラヤン盤)




コントラバス8本の重低音、ホルン6本、トランペット4本、トロンボーン3本という大金管楽器群のきらびやかな迫力。2つのティンパニと大太鼓が全力で打ち鳴らす大音量に、ただただ痺れる。

かっこいいんだよなあ、「惑星」は。

2本のハープ、チェレスタ、グロッケンシュピールといった、キラキラ系の楽器も活躍する。

あまり見ない楽器もいる(バスオーボエとか)。ともかく音が多彩だ。

楽器の数が多いから、ステージが狭い。巨大なオルガンも置かれている。そのために、合唱団は舞台裏に隠れて歌う。

いや、そうじゃなくて、舞台裏で歌うように指示されている。最後の最後に、消え入るように歌声が遠ざかって行く。

惑星は、どうしてこんなに楽しいんだろう?

とっちらかってしまいそうな音楽だけど、結局オーケストレーションが面白いのだろうな。さまざまな主題が入り乱れて惑星を描き出す仕掛けに、上手く乗せられてしまう。

ドドドドンで始まってアアアア~で終わる不思議な音楽だけど、楽しかったなあ。

また来よう。今度は10月のベトベンだな。

6月4日、深川江戸資料館小劇場、第6回ビッグコミックオリジナル 『どうらく息子』 寄席。

客席にはずいぶんと余裕がある。

ワールドカップ出場が決るかどうかの一番が、ホームの埼スタで戦われる。そんな日に落語を聞きに来ているのだから、ちょっと変わったお客たちだ。



春風亭一力「寿限無」 

鈴々舎八ゑ馬「千早振る」

桂才紫「あくび指南」

林家時蔵「竹の水仙」

・・・と続いて、ここで中入り。



後半のはじまりは、寄席の太鼓の実演。これが面白かった。

最初は、一番太鼓。大太鼓を長バチで叩く、ドンドンドントコイ、カネモッテドントコイ・・・というやつ。

次に、開演を知らせる二番太鼓。大太鼓、締太鼓、能管の合奏。才紫の能管がきれいな音を出していた。

最後に、ハネ太鼓、追い出し。テンデンバラバラ・・・。



最初から最後まで太鼓を叩いたのが、前座の春風亭一力だ。

打楽器奏者じゃないんだから当たり前だけど、太鼓の腕は大してよくない。ところが面白いことに、その演奏には味がある。上手くはないけれど、太鼓がよく歌っている(一力君は、噺の方も頑張って下さいね)。

続いて、三味線を持った太田そのさんが高座に登場。出囃子を演奏する方で、普段は舞台横の御簾内に隠れている。

才紫の笛、一力の太鼓、太田そのさんの三味線による、出囃子演奏会だ。客席のリクエストに応じて出囃子を演奏するということで、最初のリクエストは正札附き。円生師匠の出囃子だ。これならぼくにも分かる。

さらに、老松、唐傘、とくさ刈り、一丁入り・・・・などのリクエストが続く。皆さん、良くご存知だねえ、凄いよ。客席を埋めているのは、サッカーを見ないで落語を聞きに来る変なマニアばかりだということが、よく分かった。

もちろん、どのリクエストにも即座に応じる演奏者の皆さんも素晴らしかった。拍手、拍手。

普段は見えない舞台裏や御簾内をハダカで見せてもらうと、それだけで特した気分になる。このコーナーは、とても楽しかった。



最後に柳家三三の「不孝者」。『どうらく息子』 の最新刊に収録されている噺で、本日の目玉だ。

大旦那がただの下世話なスケベジジイに落ちる寸前の、若旦那の親不孝にぐっとしびれる。素晴らしかった。

次は9月頃の開催になるらしい。第8巻の発売時期だろう。



深川資料館通り商店街は、今日も平和だった。



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5月31日、文京シビックホール。金曜日の20:00という、遅い時間に始まるコンサート。

演奏時間は1時間ぴったり。でも、内容は濃くて値段が安い。今回は8回シリーズの2回目で、指揮をするのは飯守泰次郎。

タイトルは、《ヴェルディ VS ワーグナー》。ヴェルディとワーグナーの曲をそれぞれ3曲づつ演奏するというだけで、大げさなタイトルをつけたものだ。

とはいえ、このふたりは共に1813年生まれで、今年生誕200周年を迎える。イタリアとドイツを代表するオペラの偉人たちだから、ついつい対決させてみたくなる。


ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲

ヴェルディ:歌劇「椿姫」から第一幕への前奏曲

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」から 凱旋行進曲

ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲

ワーグナー:歌劇「ローエングリーン」から第一幕への前奏曲

ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第一幕への前奏曲


楽しかったのは、「アイーダ」のファンファーレ。

「アイーダ・トランペット」と呼ばれるファンファーレ・トランペットが、左右の舞台袖に3本づつ並んだ。

左右から襲いかかるトランペットの音のきらびやかさは、圧巻だった。掛け合いも見事だった。



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そのトランペットはヤマハの製品なのだそうだが、こんな開発エピソードがある。
  ↓
http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/winds/history/since-1963/joint/

巨匠カラヤンを黙らせたトランペットが、上の写真。

飯守泰次郎といえばワーグナー、というくらいに評価が高い。ワーグナーの演奏に期待している気分が、客席にも満ちている。

どれも有名な曲、CMなどでもしばしば耳にするものばかりだ。

その演奏は、お見事だった。大編成のオーケストラが、大きく歌っていた。

「ニュルンベルクのマイスタージンガー 第一幕への前奏曲」、元気の良いハ長調の曲。打楽器隊が活躍する華やかな曲だが、弦や木管はとても繊細。こういう曲で一週間を締めくくれると、とても気持ちが良い。ハッピーだよ。


次回の読響カレッジは、モーツァルトを取り上げる。その前に、久々のN響の演奏会がある。こちらも楽しみだ。
動物園は好きだが、なかなか行く機会がない。

動物園に行くのなら、天気が良くて、暑くも寒くもなく、穏やかな日が良い。

新緑の季節こそ、まさに動物園に最適の季節。

そこで晴れた日曜日に、上野動物園に行ってきた。

ここの売り物は、なんといってもパンダだ。

シンシンとリーリーという2頭のパンダがいる。



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さすがに人気がある。

6月4日から、シンシンは公開されなくなる予定だ。



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他にもいろいろな動物がいるのだが、ひとつだけ紹介する。

アバターに登場しそうな鳥、ハシビロコウ。

とても素敵だ。

風格すら感じるね。



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東京を代表する動物園は、2時間もあればひとまわりできる。

入園料は、大人600円。都民の日とか開園記念日には、入場料が無料になる。

今度は、平日の夕方に行ってみようと思う。
歌舞伎座に行った。

あいにくの雨であるが、地下鉄の駅と歌舞伎座のビルがつながっている。

東銀座駅の改札を出ると、歌舞伎座地下の「木挽町広場」がある。土産物屋やコンビニ、弁当屋などが並んでいる。

ここは、歌舞伎座のチケットが無くても入れるので、土産物を買いに来る外国人観光客も少なくない。



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正面の入り口を入った。チケットを渡して半券を受け取る時は、いつもわくわくする。

「大間」は、以前と同じような雰囲気だが、当たり前にきれいだ。そして明るい(残念ながら写真なし)。

内外の壁は、役者の白粉を思わせる柔らかい白色。たぶん、照明がずいぶん工夫されているために、内装がとても美しく見える。

客席は、いかにも歌舞伎座らしい。



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舞台の大きさが、改築前と同じであることは知っていた。

役者さんは、身体で舞台の大きさを憶えているから、それを変えるわけには行かない。

ぐるりと見渡すと、小屋の大きさも前と変わらないように見える。

ところが座席に座ってみると、膝前に余裕がある。

調べてみると、座席数が1割ほど減っている(2,017席→1,808席)。なるほどねえ、足下に荷物を置いてもじゃまにならない。

お弁当を食べる(幕間に座席で飲食できる)のにも、この余裕は嬉しい。



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それにしても、お客の年齢層は高い。平均年齢は70歳を超えるんじゃないか?

オシャレで元気なお年寄りは頼もしいけれど、困ったことに熟年層には、平気でマナーを無視する人たちがいる。

今日も後ろの席で、誰かがアラームを鳴らしていた。幕間の後のお喋りが、ともかくひどい。幕が開いているのにお喋りを続けている人がいる。台詞が聞こえない。

もとより大衆芸能だし、泣いたり笑ったりしながらお芝居を楽しむのはよいのだが、台詞が聞こえないのは困る。

少数の不心得者のせいで、高いお金を払って不愉快な思いをする羽目になってしまう。嫌だねえ。



本日の演目は、「鶴亀」、「寺子屋」、「三人吉三巴白浪」 。

三人吉三を見るのは、20年ぶりか? 30年ぶりか? ともかく久しぶりだ。

歌舞伎らしい外連味に溢れていて、とても楽しい。有名な台詞も、有名なダジャレもたくさんある。ストーリーは、バカバカしいくらいにシンプルだ。

仁左衛門、格好良かったな。悪役が似合う男は、良い。

一番楽しかったは、寺子屋の義太夫語り。浄瑠璃のリズムは、生で聞くとやっぱり面白い。どうやって役者と息を合わせるのか不思議に思いながら、力のこもった演奏を楽しんだ。

それにしても、3部構成は忙しい。第一部の終演が午後2時。その40分後には第二部が開演する。お客さんがさっさと帰ってくれないと、次のお客を入れられない。

土産物屋にも、上演スケジュールが張り出されていた。皆様、開演前にお席にお戻り下さいね。

   ↓

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次は、国立劇場だ。
赤羽探訪の仕上げは、やはり居酒屋でなければならない。

悪い大人達を誘って、赤羽駅北口で待ち合わせた。

天候は、雨。風も強い。とてもお散歩日和とは言えない。

目指すのは、赤羽一番街。

赤羽を代表する居酒屋「まるますや」は、満席の活況。

「まるますや」の交差点を右に曲がると、区立赤羽小学校の正門がある。こんな場所で学ぶ子供達は、たくましく育つに違いない。

学校の手前にあるのが、シルクロード商店街。アーケードがあるので、雨の日は都合が良い。それにしても、何故シルクロードなのか?



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焼き鳥、ホルモン、馬肉料理、お好み焼きなどの店の間に、生地屋や古書店や仏具屋などがある。良い雰囲気だ。

一件目、可愛らしいお姉ちゃんに呼び込まれて、炭焼き「勘九郎」に入る。

880円で1時間飲み放題だそうだ。焼き鳥、唐揚げ、サラダ、山芋の磯辺揚げなどを注文する。焼き鳥は、1本100円。3人でビールを12杯飲み、お代は6,000円。安いねえ。



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シルクロードを一周して、勘九郎のお姉ちゃんが勧める丸健水産に行く。立ち飲みのおでんやだ。

缶ビールもしくは缶チューハイとおでんのセットが700円。玉子、大根、ちくわぶ、揚げボールなどを、大きなおでん鍋からよそってくれる。

おでん鍋の湯気の向こうには、「酔っ払いお断り」の張り紙がある。お客はみんな酔っ払っている。不思議だ。



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牛すじ、カレーボールなどを追加で食す間にも、次々と客が入ってくる。次のお客さんに席を譲り、追い出される前に撤収した(なにしろ、酔っ払いお断りだ)。

その頃には、悪い大人たちは、とても悪い大人たちになってしまっている。
  
  ↓

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そして3件目。顔にいくつものピアスを付けたパンクなお姉ちゃんと目が合ったために、縁日酒場的矢に突入。

最後はクジラを食べて帰ろうという打ち合わせであったが、まったく忘れている。どこの店に行くつもりだったのかも憶えていない。

ジョッキでチューハイをあおるとても悪い大人たちは、限りなく悪い大人たちになってしまった。そんなおとなたちを、店内からフーテンの寅さんが笑って見ている(写真撮るの忘れた)。

こういう居酒屋は、何故かグチが似合うんだよね。大人はみんな、大変だ。



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縁日の屋台のように、鉄板の上でいろいろなものを焼いている。豆腐ステーキはつまらなかったが、焼きそばは縁日的な味付けで良かった。

雨が小降りになる気配はない。そろそろお開きということで、3件をハシゴしてのお支払い合計はおひとりさま4,000円。

赤羽は、財布に優しい大人の町だった。

まだまだ探検のしがいがありそうだ。また行こうと思う。

赤羽は、面白い。
赤羽駅の西口の方へ行ってみた。

再開発された駅前を外れると、昭和で時が止まってしまったかのような町が広がっている。

航空写真でみると、こんな場所だ。



$0099は・・・(サイボーグじゃない)



細い道が不規則につながる、迷路のようなところだ。

道が複雑な上に、坂道と階段が多くてひどく見通しが悪い。

階段の奥に路地が続いているが、その先は行き止まりだった。



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路地を抜けた四つ角の先が、階段になっている。階段の先は、どうなっているのか?



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道路勾配20パーセントの激坂。雪が降ったら、スキー場になる。



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坂道にしたらとても登れない、という場所は階段になる。

クランク状に折れ曲がった階段の周りに、家が並んでいた。



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同じ階段を下から見た。

つつじの下のポスターでは、「別の道があります」と共産党の志位委員長が訴えている。

そう言われても、この階段道しかない。



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右も階段、左も階段。



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階段と共に生きる、そんな町に勇気を頂きました。



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新緑に覆われた、涼しげな激坂道。

道の端には、ピカピカに輝く2段の手すり。ここは登山道か?と思う。



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東京都の史跡、「稲付城跡」を発見。見上げると、もはや完全に登山道。



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階段を上った先には、静勝寺というお寺があった。

戦国時代、太田道灌がここに城を築いたらしい。

五月晴れの空の下、緑に覆われた高台の寺は清々しい。



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静勝寺の下の方で、緑に覆われすぎた家。

家の前の道は、もちろん急坂。



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庭に出入りするために、プチ階段を作ってみた・・・と思われる。



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家を出入りするために、巨大階段を作ってみた・・・と思われる。



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「とまれ」と書かれていても、止まれそうもない坂道。



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坂道を下って、駅に向かう人。

帰り道は、この坂道を登らなければならない。

遠くには、新幹線の高架が見える。



$0099は・・・(サイボーグじゃない)




とまあ、坂道と階段に彩られた迷路のような町並みなのだが、こんな写真をいくら並べてみても赤羽西の魅力は伝えられない。

遠くまで見渡すことができる、とても眺望の良い場所があった。後でもう一度行こうと思っていたのだが、その場所に二度とたどり着くことはできなかった。

夜の散策では、本当に道が分からなくなっちゃうと思う。

お暇な方は、どうぞ現地を訪問して下さい。

僅か1時間の散歩でも、けっこう良い運動になる。

まだまだ奥が深そうだ、赤羽、my LOVE。
ラ・フォル・ジュルネは、GWを彩るクラシック音楽のイベントだ。毎年、楽しみにしている。

今年のテーマは、「パリ、至福の時」。19世紀から20世紀にかけて、パリで演奏された音楽を楽しもうという企画。

毎年おなじみの光景だが、東京国際フォーラムの広場にはたくさんの屋台バスが並んでいる。屋台を覆う新緑がまぶしい。



$0099は・・・(サイボーグじゃない)




最初に聴きに行ったのは、0歳児でも聴けるコンサート。会場入り口前にはたくさんのベビーカーが並んでいた。

音楽好きの親にとっては、0歳でもOKというコンサートは貴重だ。子供に「本物の演奏」を聴かせたい、という親も大勢いるに違いない。

我が家のべーベちゃんも、コンサート初体験だ。

曲目は、ビゼーの「カルメン組曲」とラヴェルの「ダフニスとクロエ」という、気合いを感じるラインナップ。

赤ん坊の泣き声や悲鳴や奇声と共に、オーケストラの演奏を楽しむのは初めてだが、ステージの上ではフランス国立オケの団員たちが、にこやかに余裕の演奏をしている。

それでもダフクロの演奏には、「本物」の片鱗を感じたよ。手抜き無しで、素晴らしかった。




$0099は・・・(サイボーグじゃない)




我が家のべーベちゃんは、最初から最後まで泣くことも叫ぶこともなく、静かにステージとモニターに見入っていた。

音楽を聴くのが好きなのかね? こんなに静かに聴くのなら、またコンサートに連れて行ってあげようと思うのだった。

午後は、ベーベちゃんとお別れして、大人の演奏会へ(以下、簡潔にまとめよう)。

幕開けは、サティの「ジムノペティ」。オーケストラ版を聴くのは初めてなのだが、想像以上に素敵な曲だった。ちょっと心が温まる。

続いて、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」で強烈な睡魔に襲われ、サン・サーンス「ピアノ協奏曲第2番」で、目が覚める。サン・サーンスの2番って、こんなにダイナミックな曲だったのか? 新しい発見だった(だからライブで聴かなきゃいけないんだよ、と思う)。

最後は、カスタネット協奏曲。。ルセロ・テナというカスタネット演奏家が、両手のカスタネットだけで聴衆を引きつける、マジックのような演奏を聴かせてくれた。これも大きな収穫だったな。

今年のGWは、我が家の奥様の病気療養に専念したのだが、ラ・フォル・ジュルネで音楽を楽しめたのは幸いだった。ありがとう、LFJ、ありがとう演奏家たち。

また来年のGWを、楽しみに待っている。