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不完全な日常

音楽、舞台、読書、散歩、放射線

奥様が顔面神経麻痺(ベル麻痺)という難病に罹患されて、およそ一ヶ月。

麻痺に伴うめまいと耳鳴りがひどいらしい。

鍼治療が良いという妹の勧めで、赤羽の鍼灸院に足を運んだ。

その鍼灸院を気に入られた奥様をお送りするために、GW前半の3日間、毎日赤羽を訪問したのだった。

北区赤羽は、東京の北の端っこにある。川の向こうは、埼玉県。

「孤独のグルメ」の中で、朝から酒を飲んでいる町として活写された下町だ。



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奥様が治療を受けている間に、近所を散歩してみた。

こんな店があった。

なんとも雰囲気がユルイ、赤羽。



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グランドキャバレーというものもあった。

氷川きよし本人ではなく、氷川きよしの物まね芸人がステージに立つ。

見学コース6,300円で、社会科見学をしてみたい。



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キャバレーの近所にある立ち飲み居酒屋は、昼間からほぼ満席の盛況だった。

ビジネス街の居酒屋は、働く人たちがお昼ご飯を食べる場所だが、赤羽の居酒屋は昼間から酒を飲む場所なのだ。

朝キャバの店内からも、賑やかな笑い声が聞こえて来る。昼間っから盛り上がっている様子だ。

別世界だ・・・と思った。



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駅前に行ってみると、バス停にこんな看板が立っている。



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「出発したバスにはご乗車できません」と書かれている。

そんなの当たり前だろう、と思ってはいけない。

この町は、ラテンの血が濃い。出発したバスを追いかけて乗るのが当たり前なのだ(たぶん)。

そんな駅前に、ラテンぽくないキャラがいた。



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「きたパン」、というのだそうだ。赤羽馬鹿祭りというイベントを盛り上げるためにやって来たのだろう。

しかし、このキャラで盛り上がるのか?

駅前ローターリーの仮設ステージで、誰かが歌を歌っている。

空気が、ユルイ。

ここは本当に東京なのだろうか?



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「馬鹿祭り」という名前の祭りで盛り上がる赤羽。

駅前に繋がる道は、いたるところで通行止めになっている。



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赤羽最大の繁華街である一番街にも、「馬鹿祭り」の横断幕が掲げられている。

なんと、今年で58回目だそうだ。

赤羽の、伝統ある馬鹿祭り。



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商店街に行ってみた。

演歌専門店、美声堂。

驚いたねえ。絶滅危惧種を、思わぬ場所で発見した思いだ。



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商店街の中に置かれた彫刻。

どういうわけか、これがオバチャンたちに人気がある。

笑いながら彫刻をのぞき込むオバチャンたち。

何が面白いのか分からない。ひょっとしてエロいのか、これ?



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帽子屋もある。

こういう帽子をかぶって、昼間から居酒屋に行くのがオシャレだ。



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なんだか凄い町だ。

どれぐらい凄いかと言うと、こういうコミックが出ているくらいに凄い。



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相当に奥が深いと思わせる謎の町、赤羽。

奥様の鍼灸院通いが続く間、再訪する機会もあるだろう。

赤羽を堪能したGWだった。
平成25年4月20日(土) 

開場11:00/開演12:00

落語8席、3時間半のロングバージョン。

会場は、よみうりホール。

JR有楽町駅を挟んだ反対側、朝日ホールでは「朝日名人会」をやっている。

朝日VS読売。

春風亭一之輔は、両方に出るという。

「朝日でも、読売でもどっちでもいいや。聖教新聞でもいい。」



出演は、

林家たけ平

瀧川鯉昇

春風亭一之輔

春風亭百栄

三遊亭白鳥

三遊亭兼好

柳亭市馬

桃月庵白酒



順番に、数字にまつわる落語をやるというお約束。

たけ平は、「一目あがり」。

鯉昇は、「二番煎じ」。

一之輔は「さんた泥」、百栄は「四題噺」という新作。どちらもかなりこじつけ。

白鳥は、「刑務所の五人」。

新作が続いたところで、中入り。



後半、ここからが本当の落語会だと、三遊亭兼好が大見得を切る。

その兼好が演るのは、「真田小僧」。別名、「六連銭」だそうだ。

なるほど、うまくこじつけたな。

市馬は、「七段目」。

得意技だ。

そしてトリが、白酒の「富八」。

「御慶」なのだが、昔は「富の八五郎」と呼んでいたらしい。



・・・とまあ、内容は盛りだくさん。

白酒は「企画倒れじゃないか」と言っていたが、それはいつもの白酒の「くさし」。

観客としては、純粋に楽しかった。

3時間半を飽きさせないのは、それぞれの落語家の強烈な個性のおかげか。
オーチャードホールの帰り、友人に連れられて向かったのが、センター街にある「渋谷肉横丁」。

肉料理の店が集まる、肉のテーマパークだそうだ。

入り口で地図を渡された。17店舗が迷路を作るように並んでいる。

ぐるりと一周してみると、本当にいろいろな店がある。焼き肉、牛タン、唐揚げといった定番から、肉寿司なるものまで幅広い。

さてどうしようかと考えて、イタリアンのフィオッカという店に入る。雰囲気が落ち着いている。

ピザを焼く窯がある。ピザはどれも500円。安い。ドリンクも500円均一。ソーセージと生ハムで肉横丁に参戦した形だ。マッシュポテトの生ハム巻きは、良くできていた。



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肉横丁では、他の店に出前を頼むことができる。フィオッカにも、他店のメニューが一揃い置いてあった。

友人が、豚海賊酒場の「まんが肉」を注文した。園山俊二のマンガに出てくるマンモスの肉をイメージしたものだという。

30分ほど待って出てきたのが、写真右側のもの。周囲をバラ肉で巻いた、骨つきのハンバーグ、フライドポテト添え。

味はちょっとおおざっぱだけど、その工夫は認める。居酒屋のネタとしては合格点だ。

ずいぶんと食べて、飲んだ。楽しかった。B級グルメに強い友人というのも、頼もしいものだね。ありがとう。
おなじみの「のだめ」、打楽器の女王・真澄ちゃんが卒業演奏会で取り上げたのが、アンドレ・ジョリベ(André Jolivet)の「打楽器協奏曲」。

伴奏する予定だったピアニストが盲腸で入院してしまい、千秋真一が急遽ピアノを弾くことになる。

あこがれの千秋さまの伴奏で演奏する真澄ちゃんの、陶酔した表情が印象的なのだが、これがどんな曲なのか分からない。

Youtubeで探してみた。いろいろな音源があった。







これはオケ版だけど、良いじゃないですか! 

まさに打楽器奏者のために作られたコンチェルトだな。派手な曲じゃないけど楽しいよ、これ。

ドラム・セットが入っても、しっとりとしている。面白いね。

これだけの打楽器をひとりで演奏するのだから、ソリストは忙しい。セッティングも大変だろう。

生で聴いてみたいけど、そんな機会はめったに見つからないだろうなあ(演奏情報をお持ちお方は、教えて下さい)。

今日もまた、「のだめ」から学んだのであった。愉快でござる。
3月24日(日)、三大ピアノ協奏曲の響宴

東京フィルハーモニー交響楽団 

ピアノ:清水 和音

指揮:渡邊 一正



ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調



異様に忙しい週の終わりで、ヘトヘトだった。

しかも、どういう訳か開演時間を間違えるという大失態。

渋谷駅からオーチャードホールまで坂を走れば間に合う時間だったけど、諦めた。



てろてろと歩いて開場入り。

ベートーベンが、始まってる。ロビーのモニターで見る。つまらない。

第一楽章の終わりでホールに入れてくれるけど、最後方で立ったままご鑑賞。

まるで、教室の後ろに立たされる小学生だね。

こうなると、どうしても音楽に入り込めない。



まさかラフマニノフの2番を聞きながらうとうととするとは、思いもしなかった。

全体に演奏は、良かった。

どっしりと構えたようなピアノだったけれど、メリハリがあってお茶目な気分も覗いていた。



コンサートを楽しむためには、

前日は早く休み、体調を整え、開演時間を確認して、チケットを忘れずに、早めに家を出る。

こんかいの教訓として、書き留めておく。
「JAZZ WEEK TOKYO」というJAZZイベントに、SOIL&"PIMP" SESSIONS BIG BANDが出演した。

昨年6月、日比谷野外音楽堂で一夜だけ結成された、SOIL&"PIMP"を中心とするビッグバンドだ。

オリジナル・メンバーに加えて、7本の金管。それにパーカッション(クオシモードの松岡高廣--これがスパイシーに効いていた)。

元晴もタブゾンビも、元気いっぱい。ホーンセクションのひな壇の上で、格闘技を演じているようだった。うん、確かにあれは格闘技だ。

そのホーンセクションは、ホールが良いのか、響きの良さがとても印象的だった。爆音の中でハーモニックな演奏をちら見せするところに、ぐっと来る。

金管のソロパートは、どれも聴き応えがあった。JAZZだよなーとしみじみと思わせるのだから、みんな素敵だ。

中でも高橋保行のトロンボーンには、びっくりした。トロンボーンってこんな演奏ができるのかと、驚いた。こういう驚きは、ユーフォニウムの外囿祥一郎以来だな。金管、恐るべし。保さん、お気に入りに登録しました。

みどりんは応援団を引き連れて来たみたいだな。みどりーん!という黄色い声が会場を飛び交っていた。アイドルかよ?って思った人もいただろうね。ぼくも、みどりん好きだよ。

ゲストボーカルは、福原美穂。歌声に、パワフルな色気があるね。社長が「きれいですねえ!」を連発してた。なるほどね、美人さんだわ。SOILとの新曲お披露目だった。CDが出るのだろう。

1階席は、全員踊っていたね。2階席は、踊る雰囲気じゃ無くて良かった(スタンディング嫌い)。それでも"POP KORN"とか”SUMMER GODDESS"では、床が揺れるようだった。


■ POP KORN




原始的なリズムから高速爆音JAZZまで、肉厚な音がグルーブしながら展開するステージは、祝祭的な楽しさがあふれている。こんな風に音楽を楽しめるのって、本当に幸せだな。

楽しい夜だった。

3回目のビッグバンド、期待しているよ。



■ SUMMER GODDESS





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ジャケットで「タルカス」と分かるのは、50代以上の大人たちだろう。

上は、ELP(エマーソン,レイク&パーマー)の「タルカス」を東京フィルハーモニー交響楽団が演奏したライブ盤。

オリジナルのジャケットは、こちら。



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吉松隆が、オーケストラ用に編曲したものだ。作曲者のキース・エマーソンから演奏許可が出たのは、演奏会の1週間前だったそうだ。

タルカスを、大きく演奏している。気持ちが良い。ロックのドカドカとした盛り上がりは、上手く再現されている。

元気を出したい時に、時々この曲を聴く。

これに続いて収録されているのが、黛敏郎の「舞楽」。

オーケストラに邦楽を演奏させるという無理やりな曲で、「のだめ」21巻で千秋真一もこの曲を指揮しているが、選曲が大胆ではないか?

ところがじっくりと聴いていると、第二楽章が段々とプログレのように聞こえてくる。音量が増して行き、シンバルが鳴ってマックスに向かうノリは格好良い(NHK交響楽団の演奏も持っている)。

ここまでは良いのだが、続く2曲は良く分からない。なんだろう、これは?

結局、よく分からないCDなんだ、これは。
そりゃあまあ、彼女の歌声にはゾクリとするよ。

ベースだって、悪くない。芯がしっかりしている。テクニックも十分。

手が大きいのも、ベーシストとしては恵まれた感がある。



ルックスも素敵だ。可愛いし、スタイルも良い。巨大なカーリーヘアは、チャーミングだ。

声は文句なし。音域も広い。シンガーとしても大したものだよ。

『ラジオ・ミュージック・ソサイエティ』は、グラミーのベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバムを獲得している。

大きなベースを弾きながら歌うのは、格好良い。

2011年には、最優秀新人賞(グラミー)を獲得している。

天は、彼女に2物も3物も与えやがったね。



金管7本、ドラム、キーボード、ギター、バックコーラスを従えて、堂々のパフォーマンス(金管のアレンジは、とても面白かった)。

アンコールの時には、客席総立ちですよ。

2時間近い、素敵なショーだった。

だけど、リピートは、無い。きれいにまとまり過ぎている。とても健康的だ。

女性のジャズ・ボーカルは、濡れた感じとかけだるさとか引きずり込み感がないと、面白くないんだよね。

不健康な感じが嬉しいと思っているこちらが変態なんだけどね、エスペランサが悪いわけではない。

いつか彼女が、そんな歌を歌うようになったら、また行くよ。



それにしても、遅刻してくるお客が多すぎだったな。ショーが半分過ぎても、まだ客席をうろうろしている人がいた。目障りでござるよ。

日曜日は再びオーチャードホールだ。今週は、渋谷通いが続くのでござる。



3月18日(月)から23日(土)まで、毎日落語会を開くまさにフェスティバル的な、渋谷の落語の祭典。

20日、春分の日に行って来た。

昼の12時開演ということで、近くの富士そばで冷やしたぬきそばをたぐって、会場に入りましたよ。

会場は、渋谷総合文化センター大和田。小学校の跡地に建てられた、教育施設だ。



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駅から5分くらい。セルリアンタワーの裏手という好立地。

一階は600席に少し足りないくらいで、ほどよい大きさだ。

8~9分の入りといったところだろうか。ぽつぽつと席が空いている。ラッキーなことに前2列が空席だったので、非常に見晴らしが良い。

トップバッターは、桂文治。

昼の12時なんてのは噺家にとっては夜中の3時だ、というぼやきから始まる。「源平盛衰記」なのだが、ぼやいたまま終わってしまう。



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二番手、志らく。一番拍手を集めていた。さすがに人気だね。志らくさんが一番好き、と隣の席の人が唸ってた。

粗忽長屋、「死んでるのは、あなたじゃないよ、あたしだよ」は上手かった。良く練り込んである。素晴らしい。

三番手、桃月案白酒。まくらで、午後3時から始まる「らくこの落語」という会(同じフェスティバルの会)をいじり倒していたよ。

「落語好き女子=らくこ」ということで、女子だけの落語会をやるのだそうだ。こんなんで一儲けしようって連中がいるんだから嫌だね、とぼやきつつ鋭い蹴り入れていた。

「短命」、この日一番受けていた。ねっとりベタベタとしていて、面白かった。

とりは、入船亭扇辰の「ねずみ」。この間、入船亭扇遊の「ねずみ」を聴いたばかりだが、扇辰師匠の方が古風な趣がある。

こちらも、東横線の渋谷駅が地下に移動して、ここまで来るのに倍以上の時間がかかったというぼやきがまくら。

どうも早い時間の落語会で、みんなぼやきたかったみたいだな。



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奥様は、一席で白酒のファンになってしまったよ。志らくも良いけど、白酒が良いそうです。

ところがだ、「喬太郎・三三・白酒 三人会」のチケットを、しくじった。

当選(抽選だった)したのにお金を払うのを忘れて、取り消しになっちゃった。粗忽だねえ、本当にもったいなかった。

帰りは、さくら通りを通ってみたのだが、まだ五分咲きといった感じだった。



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楽しかったな。良い落語会だった。12時開演じゃなければ、もっと良かったけどね。


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これは、名盤。HMVの店頭でたまたま手にしたCDだが、聴いてびっくりした。

日本の吹奏楽って、こんなに美味しいものだったのか。

このCDが呼び水となり、昨年は航空自衛隊中央音楽隊設立50周年記念演奏会にも足を運んだ。

そこで今度は、外囿2尉のユーフォニウム演奏にぶっとばされた。

実はこのCDは、津波被災地に向かう時に聴くテーマ曲になっていた。

もちろん、気合いを入れるために聴く。行進曲は、気分を盛り上げてくれるからだ。

2年前、松川浦(相馬市)の海浜公園でも桜が咲いていたなあ。その周囲には、打ち上げられた船がいくつも転がっていたけれど・・・。

あの日から2年が過ぎて、再びこの曲を聴く季節になって来た。

そろそろ出動準備をしよう。RADEXのバッテリーも交換しなきゃならないな。



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1. The Simmer of the Air
2. Dolphin in the Sky
3. 航空自衛隊行進曲 “空の精鋭”
4. ノーザン・エコー
5. 行進曲 オーバー・ザ・ギャラクシー
6. ブルー・インパルス (青い衝撃)
7. エメラルドの四季 若狭湾の春
8. エメラルドの四季 沖縄の夏
9. エメラルドの四季 十和田湖の秋
10. エメラルドの四季 オホーツク海の冬
11. フライング・エクスプレス
12. オンリー・ワン・アース