■オーケストラの日2014
「オーケストラの日」のコンサートに行ってきた。
ペア・チケットは、5,000円。
文京シビックホールでプロ・オケが演奏して2,500円というのは、破格の安さだ。
そのせいだろうか、高齢化が著しい一般的なオーケストラ・コンサートに比べると、お客さんが圧倒的に若い。
制服姿の学生達がいる(楽器を抱えている子が多かった)。
親子連れもたくさんいる。
デート中の若いカップルも少なくない。
■頑張るオーケストラ
このイベントでは、オーケストラを楽しむためのさまざまな工夫がなされていた。
バックステージ・ツアー、楽器の体験演奏、無料のミニ・コンサート、楽団スタンプラリーなどのイベントや、公開ゲネプロ(無料)もある。
16時からのゲネプロは見てみたかったが、年度末の31日では無理な話だ。
ホールのロビーでは、それぞれのオーケストラが自分たちの宣伝をしていた。
どのオーケストラも、ファンを増やすための努力を地道に重ねているね。
開演前のロビーでは、ゆるキャラたちが帰任写真に応じていた。
■演奏と指揮
演奏するのは、「オーケストラの日祝祭管弦楽団」。
「首都圏12のプロフェッショナル・オーケストラの選抜メンバーによる一日だけの特別なオーケストラ」、だそうだ。
指揮は、渡邊一正。
ワタナベ君は、ピアノも得意だ。
実は今回のお目当ては、ピアノを弾きながら指揮をするワタナベ君の弾き振りなのだ。
■曲目
ショスタコーヴィチ:祝典序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー
プッチーニ:「マノン・レスコー」第3幕の間奏曲
ラヴェル:ボレロ
なかなか華やかな曲目だ。
■演奏
ショスタコーヴィチの「祝典序曲」は、初めてだ。
バンダも入って華々しい。良い曲だね。
お馴染みのヴァイオリン協奏曲では、アンドレイ・バラーノフがストラディバリウスを弾く。
このストラディバリウス(ハギンス)は、エリザベート国際音楽コンクールのバイオリン部門優勝者に貸し出されるものだ。
つまりは、アンドレイ・バラーノフが前回の優勝者だ。
もちろん演奏は、上手い。とても上手い。上手すぎて、途中で眠りに落ちた。
そしてワタナベ君の弾き振りによる「ラプソディー・イン・ブルー」は、素晴らしかった。
とは言いながら、実は何が良かったのかが分からない。
オケの演奏が際立っていた訳でもない。
ワタナベ君のピアノが抜群だったということでもない。
それでもゾクリとするような変な魅力があった。
なんでだろう?
多分、ワタナベ君のピアノにオーケストラがきれいに同調したからだ。
ジャズでもポップスでもない。クラシックでもない。
言ってみれば、ワタナベ君から生まれる音楽。
そのワタナベ君の音楽を受けて、オーケストラが協奏する。
なるほどねえ、これが弾き振りの醍醐味なのかも知れない。
ラプソディー・イン・ブルーのノリを引きずった「マノン・レスコー」も良かった。
■終演後
そんな訳で、今回も楽しい演奏会だった。
コンサート終了後に、後楽園ラクーアの「ババ・ガンプ・シュリンプ」へ行った。
ガーシュインに敬意を表して・・・ということではなく、ツレが映画「フォレスト・ガンプ」のファンだから。
お店の雰囲気は楽しいけど、やっぱりアメリカ料理だ。
テーマパーク・レストランとして、決してレベルは低くないんだけれどね。

































