通り過ぎるパトカーが、何度熱い視線を投げかけてきます。
そうですよ~、ぼくたちはたんなる野次馬ですから放っておいてください。

陽が傾いて、だんだん影が長くなってきました。帰路につくことにします。
原町まで戻って、飯舘村に向かいます。二本松に抜ける頃には、陽が沈むでしょう。
県道12号線では、「石ポロ坂トンネル」というトンネルを通ります。トンネルの中に入ると、いっきに線量が下がるので驚きます(0.06μSv/h)。
トンネルを抜けると再びいっきに上がる(1.2μSv/h)ので、もう一度驚きます。
飯舘村役場の前では、防災服を着た人たち数十人が整列していました。誰もマスクをしていません。平気なのか・・・?
市役所の前を通り過ぎて山に入る、更に線量が上がります。

このあたりで、3.6μSv/hぐらいでした。
景色の美しい峠です。山の向こうに向かって、ゆっくりと太陽が溶けて行くようです。
線量計を見なければ、「良いところだねえ~」というだけで終わる場所です。でも、汚染されています。
峠の頂を超えて下り坂になると、線量はぐんぐん上がって10μSv/hに近づいて行きます。車の中では、こんな数値になることはありませんでしたから、本当にびっくりしました。
こうなるともう、ツーリングどころじゃありません。ひたすら先を急ぐだけです。
ヘアピン・カーブが連続する、このあたり。9.6μSv/hという数字を見ながら、道幅をいっぱいにつかって走ります。

坂を下りきったところが長泥地区です。
ここでも、バリケードは撤去されていました。ひょっとすると、南相馬から長泥までのルートを通れるのかも知れません。
ここでも空間線量は、6μSv/hを超えています。
線量計はタンクバッグの中ですから、地上からおよそ1メートル弱の高さです。
← RADEXとiPhoneのナビこういう高い数字を見ていると、絶望的な気持ちになります。
除染すると言ったって、簡単じゃありません。道路沿いの植物や表土を剥がしていったら、膨大な量になります。
それでもやらなきゃならないでしょうねえ。




























