不完全な日常 -19ページ目

不完全な日常

音楽、舞台、読書、散歩、放射線

南相馬の旧警戒区域でぼんやりしていれば、どうしたって不審者扱いです。

通り過ぎるパトカーが、何度熱い視線を投げかけてきます。

そうですよ~、ぼくたちはたんなる野次馬ですから放っておいてください。



$0099は・・・(サイボーグじゃない)



陽が傾いて、だんだん影が長くなってきました。帰路につくことにします。

原町まで戻って、飯舘村に向かいます。二本松に抜ける頃には、陽が沈むでしょう。

県道12号線では、「石ポロ坂トンネル」というトンネルを通ります。トンネルの中に入ると、いっきに線量が下がるので驚きます(0.06μSv/h)。

トンネルを抜けると再びいっきに上がる(1.2μSv/h)ので、もう一度驚きます。

飯舘村役場の前では、防災服を着た人たち数十人が整列していました。誰もマスクをしていません。平気なのか・・・?

市役所の前を通り過ぎて山に入る、更に線量が上がります。



$0099は・・・(サイボーグじゃない)


このあたりで、3.6μSv/hぐらいでした。

景色の美しい峠です。山の向こうに向かって、ゆっくりと太陽が溶けて行くようです。

線量計を見なければ、「良いところだねえ~」というだけで終わる場所です。でも、汚染されています。

峠の頂を超えて下り坂になると、線量はぐんぐん上がって10μSv/hに近づいて行きます。車の中では、こんな数値になることはありませんでしたから、本当にびっくりしました。

こうなるともう、ツーリングどころじゃありません。ひたすら先を急ぐだけです。

ヘアピン・カーブが連続する、このあたり。9.6μSv/hという数字を見ながら、道幅をいっぱいにつかって走ります。



$0099は・・・(サイボーグじゃない)



坂を下りきったところが長泥地区です。

ここでも、バリケードは撤去されていました。ひょっとすると、南相馬から長泥までのルートを通れるのかも知れません。

ここでも空間線量は、6μSv/hを超えています。

線量計はタンクバッグの中ですから、地上からおよそ1メートル弱の高さです。



$0099は・・・(サイボーグじゃない) ← RADEXとiPhoneのナビ



こういう高い数字を見ていると、絶望的な気持ちになります。

除染すると言ったって、簡単じゃありません。道路沿いの植物や表土を剥がしていったら、膨大な量になります。

それでもやらなきゃならないでしょうねえ。

東北自動車道、佐野SA0700集合。

この日集まったのは、カワサキ、BMW、ドゥカティが各1台、合計3台だけ。

ドゥカティはもう一台来たけれど、ブレーキのトラブルでSAの出口から降りて行きました。

3台なら、気楽です。



$0099は・・・(サイボーグじゃない)



福島西ICを降りて、相馬に向かいます(市内でちょっと迷った)。

途中の峠の気温は、4℃。真冬のツーリングです。

前の日に、ジャケットのインナーを取り外してしまったのが悔やまれます。

相馬港は、片付が終わっただけの状態です。

建物の骨格とガレキの山しかありません。



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防波堤は押し倒されたまま、一隻の舟も見えません。

港として使えるようになるのは、まだ先なのでしょう。

舟のエンジン(大きい!)が幾つも打ち捨てられています。

いったいどれだけの船が廃船になってしまったのか・・・。



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松川浦に行ってみると、海はすっかりきれいになっていました。

海に浮かんでいたバスや自動販売機や家やガレキは、どこにも見えません。

養殖(海苔かな?)も始まっているようです。海面に、いくつもの竿が突き出しています。

とても嬉しかったなあ。



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昼食は、再オープンしたばかりの斉春商店へ。

お祝いの花輪が並んでいます。4月17日(火)にオープンしたばかりだそうです。

建物の表面も、きれいになっています。

津波が侵入した時の様子を伺って来れば良かったな。


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2階の座敷に案内されました。柱は古いままですが、もちろん床も壁も設備もすべて新しくなっています。

窓から海が見えて、気持ちの良いお部屋です。

さて、食事の前にお昼のお約束・・・・・。



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松川浦では「かんのや」もオープンしていました(法事のお客さんが大勢いました)。

他にもいくつかの旅館や民宿が開いているようでした。

商売人たちが先頭をきって、少しずつ前に進んでいるようすです。

一方住宅地の方は、土台だけを残した空き地が広がっているだけです。

いろいろと難しいんだろうなあ・・・。



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斉春さんの「ちらし上」1,500円。ま、ふつうのちらし寿司ですね。

ハマグリの潮汁と、もずく酢がついてます。お勧めの「メヒカリの唐揚げ」も注文しました。美味しかったですよ。

そのほかに「刺身定食」と「つぼ鯛(大)焼魚定食」も注文して、偽ビールを含めて6,000円ですからコストパフォーマンスは良いですよ。

眠くなる前に、南相馬に向かって出発。

南相馬市の警戒区域が解除されて最初の週末だからでしょうか、沢山の車が6号線を走っています。

20km圏のバリケードが無くなっていたので、そのまま南に向かいました。



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やっぱり手付かずな感じがしますね。

南相馬のボラセンでは、旧警戒区域何での活動については現在調整中ということです。

大勢のボランティアがやって来ることを期待したいです。

ちなみに、6号線を原発から15kmほどのところまで進みましたが、ガソリンタンクの上の放射線量計は、0.3μSv/h程度でした。

全体に、6号線沿いの空間線量は低い感じです。

(つづく)
最後にツーリングに行ったのは、何時のことだったか・・・?

3.11からは、完全に封印。ツーリングどころじゃなかったしねえ。

今週末は、封印を解いて遊びに行きます。


$0099は・・・(サイボーグじゃない) ← 宮城県牡鹿半島にて


行く先は、福島。

相馬、南相馬の様子を確かめてから、山の遅い桜を楽しむ計画です。

ざっくりとルートを描いてから、福島県のホームページで通行規制情報をチェックしました。

通れない場所がまだまだありますね。

飯館村を通り抜けて帰る予定ですが、少なくともタイヤは除染しないといけないでしょうね。




放射能のためにツーリング・ルートを制限されるなんて、本当に面白くないです。

GWが明けたら、除染のお手伝いに行く予定です。
そうなんだけど、通れないんだよ。


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残念だね・・・。
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千鳥ヶ淵・・・好天に恵まれて、凄い人出です。

武道館での日大の入学式が重なって、田安門あたりは身動きもできない状態でした。



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通り抜けるだけの花見です。

アマチュア・カメラマンは、場所取りに苦労しています。



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ボート乗り場は長蛇の列。最後尾の人がオールを手にするのは、夜になってからでしょう。

こうして満開のサクラを見ていると、「一年経ったなあ・・・・・」と改めて思います。



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これは、相馬海浜公園で去年見たサクラです。

津波に洗われても、しっかり花を咲かせていました。

頼もしくて美しかったなあ。

3.11は、ぼくの中では冬の記憶ではなく春の記憶なんです。





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こちらは、渋谷の桜坂。

商店の軒先にビールケールを並べて、お花見を楽しむ人たちがいます。



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これは東京医科歯科大学。

湯島聖堂の周囲でもさくらが咲いています。

あちらこちらで桜を楽しんだ一日でした。



この日、作業チームとして除染作業を行ったのは10名ほどです。

その中で、高校の同級生同士が驚きの再会をしたとか。

卒業から長い時間が過ぎて、しかも除染ボランティアでの再会ですから、本当にビックリしたでしょうね。

これこそお春地蔵のお導きというものでしょう。

常円寺ベース、恐るべし。



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強風とぱらつく雨に悩まされながらも、午後の作業も無事に終えることができました。

最高気温18℃という予報でしたが、午後になって急速に気温が下がり始めました。

作業が終わった頃の気温は7℃。帰りの高速道路(東北自動車道)では、4℃と表示されていました。

春とはいえ、やはり油断はできません。



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帰りの高速道路で、美しい空に出会いました。

本当に美しい・・・・。

雲の群れが、高度の違いで別々の方向に流れて行く様は、見ていて飽きません。



事故にも出会いました。しかも、7件くらい。

下り線は、事故で通行止めになっていたようです。

こちらは、帰りがけにころもさんから頂いた栄養ドリンクのおかげで、事故もなく無事に帰りつけました。ありがとうございます。



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この日の総線量(外部被ばく量)は、11μSvでした。少し高目です。

しかし、心配するような数値ではありません。なにしろ東京で生活していますから、普段の被ばく量はごくわずかです。

むしろ気を付けなければならないのは、内部被曝です。

除染作業に、高性能マスク、手袋、手洗いとウガイは欠かせません。そしてできれば、ゴーグル装着です。

それらの装備品は、常円寺に備えられています(手洗い、ウガイどころか風呂まで完備!)。

放射線量の低い地域で暮らしている皆様、福島復興プロジェクトチーム 「花に願いを」をお手伝い下さい(除染作業はR35?)。

「花に願いを」公式ブログは、こちらです

福島復興プロジェクトチーム 「花に願いを」のベースとなっている、常円寺です。

山を背景に見上げる姿は、禅寺の趣があってなかなか素敵です。

常円寺ベースのご案内は、こちらです



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お昼の休憩、常円寺ベースでは、部屋の中で温かい食事を頂けるので、本当に助かります。

お腹が一杯になってエネルギー補給も十分。

元気に午後の作業を開始しますが、いよいよ空が暗くなり今にも雨が降り出しそうな気配です。



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午前中と同じように作業を勧めますが、下がりません(6.24μSv/h)。

土を取り除いただけでは、数値がまったく下がらない場所もあります。

RADEXの下に撒かれているのは、ゼオライトという鉱物です。

線量が高い場所(3μSv/h以上)に、目印として撒きます。



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微妙に、下がりません(3.24μSv/h)。

このあたりの数値だと、なにやら悔しい感じがします。

もうちょっと何とかできないものだろうか・・・。



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さらに微妙です(RADEX:3.84μSv/h、TERRA-P:2.84μSv/h)。



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想像するに、放射性物質がアスファルトに噛みつくように入り込んでいるのでしょう。

ホウキと塵取りだけでは、いささか非力です。

やがてポツポツと雨が降り始めました。

本降りにはならず、強風で舞い上がる土埃を押さえてくれます。

しかし、土が湿ってしまうと、ホウキと塵取りはいよいよ扱いが難しくなります。


(つづく)

福島市東部地区の除染に行ってきました。50日ぶりです。

この日の予想最高気温は、18℃。

残雪はすっかり溶けていました。

しかし空はどんよりと重い雲が垂れ込め、時折猛烈に強い風が吹き荒れます。



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作業場所は、小学校近くの国道です。

通学路ですが、濃縮が進んだホット・スポットが歩道上に点在しています。

そんな放射性物質と戦うための本日の武器が、これです。

ホウキと塵取りと、汚染土を入れるビニール袋・・・・・素晴らしい武器です。



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アスファルトの割れ目や道路脇の溝など、隙間に土が溜まるところは放射線量が高くなります。

雨水が流れ込んで濃縮が繰り返されるからでしょう。

小さな隙間でも、土があればそこに雑草がしっかりと根を張っています。

春の芽吹きに向けて、力を蓄えている様子が伺えます。

しかし、その根も含めて溝から土を掻き出さなければなりません。

他のボランティアの方々が、スコップや根切りなどで汚染土を掻き出します。0099は、ひたすら掃き集める地味目な作業(笑)。

これは掃除前です(6.24μSv/h)。



$0099は・・・(サイボーグじゃない)



こちらは掃除後(2.56μSv/h)です。

まだ高いですが、比較的線量を下げることができました。



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しかしこの日は、なかなか数値が下がらない場所が多くて、苦労するのでした。

(つづく)
他の人の測定器と間違えないように、目印のシールを貼ってみました。

カエル・シール。

そのココロは、元に帰る・・・なんちゃって。



$0099は・・・(サイボーグじゃない)



次は、デコってみたいと思います。
電気が無ければ、こちらも商売にならない。

しかし、東京電力の電気はもう要らない。

独占企業である東京電力は、「消費者を支配」していると思い上がっているようだ。

勘違いもはなはだしい。

( ̄∩ ̄#



4月1日からの企業向け電気料金の値上げに対し、同意している企業は僅か5%だ(参照記事)。

「お客様のご理解が得られない」のであれば、自分たちの商品とサービスの質を見直すべきだろう。

値上げを呑まないのであれば電気の供給をストップすると断言する姿勢には、独占企業の驕りしか感じられない。

公益企業としての誇りは、まったくない。呆れたものだ。

( ̄□ ̄;)



東京電力の行動は、「TEPCOは地震と津波という自然災害の被害者である」という主張に立脚している。

もちろん被害者でもあるだろう。

だが、放射性物質の飛散に関しては、完全に加害者だ。

絶対に封じ込めておかなければならない放射性物質の拡散を、抑止できなかった。

その責任は、東京電力と政府と保安院にある。

被害者であるわれわれ国民に対して、加害者としての責めを負うべきである。

Oo。。( ̄¬ ̄*)



賠償金を補償金と言い換え、請求しない者には(できない者にも)支払わない。

自分たちの身を削る前に、安直に消費者を裏切る。

もう、東京電力から電気は買わない。

ヽ(`Д´)ノ



脱・東京電力・・・・・多くの企業と消費者が、今、舵を切りなおそうとしている。

東京都では、都立高5校で電力調達先から東電を外した(参照記事)。

(^∇^)



驕れる者たちは、滅びの時を迎えてようやく自分たちの愚かさに気が付くのが常だ。

東京電力もまた、同じ轍を踏むのだろう。

今日は、スリーマイルデー(1979年3月28日、スリーマイル島で原発事故が発生した)。

東京電力様との決別を決意するには、最適の日だ。







・・・・・問題は、資金だな。

(T_T)