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不完全な日常

音楽、舞台、読書、散歩、放射線

9月15日(土)、相変わらず人が溢れかえる大久保コリアタウンの奥深く、管楽器専門店DACのイベントスペースで、その催しは開かれた。

映画「JAZZ爺MEN」の上映に続いて、特別編成のJAZZ爺MENビッグ・バンドの演奏を楽しむという集まり。

映画「JAZZ爺MEN」は、こんな内容だ。
  ↓

中学の音楽教師を定年退職した野津手は、町おこしのためにジャズ・バンドの指導に当たることになった。
ところが練習場にやってきたのはド素人ばかり。キュウリ農家、洋菓子屋、饅頭屋など、楽器を演奏した経験もない高齢者たちが、町おこしのために集まったのだ。頑固な製麺店は、「好意で来てやったんだから、ちゃんと指導しろ!」と言出す。あまりの酷さに野津手は辞退を申し出る……。
そんななか、洋菓子屋の妻・朝子は「長くて余命半年」という癌宣告を受ける。後藤は、妻のため、最後に自分の演奏を聞かせてやりたいと願うが、クリスマスコンサートは3ヶ月先に迫っていた……。




エンドロールが流れる中、タイトル音楽に重なってビッグ・バンドの演奏が始まるという趣向だ。

演奏するのは、リアルJAZZ爺MENスペシャルバンド。

佐野ハイクラソーナ(昔は学校の先生だったトランペッター)に、木幡光邦さんのバンドが合流した構成。

木幡さんの演奏は、頭抜けている。佐藤さんのテナーソロも良かった。

こういう演奏は、普段JAZZなんて聴かないよ、という方々に楽しんでもらいたいものだ。

映画を見てウルウルした後のライブは、特別にしみるから。



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トランペットを吹いているのが、佐野ハイクさん(ヤマモトシンヤ監督ではありません)。

なかなか機会が無いだろうけれど、「JAZZ爺MENN」お勧めです。
こんなに暑いのに、年末の手配をしなきゃならない時期になった。

2012年12月23日
Bunkamura オーチャードホール
東京フィルハーモニー交響楽団
ベートーヴェン『第九』特別演奏会
指揮 : 大植 英次
歌手はドイツ人を並べているが、なぜかテノールだけ韓国人。

こちらは、無事にチケット手配完了。


2012年12月9日
東京国際フォーラム
上原ひろみ
ザ・トリオ・プロジェクト

抽選で負けました。
第二次抽選会にエントリーした。
それでも駄目なら、9月22日からの一般発売での戦いで敗者復活を目指す。


チケット争奪戦をしなければならないのは、もちろん人気があるからだ。

良いことだよね。

放射線量の積算量を量るための計器を貸してくれ、と妹からの電話。


$0099は・・・(サイボーグじゃない) ← これ


南相馬の原町に向かうそうだ。

原町は、遠い。2度行ったけど、日帰りではとても活動できない。

詳しい計画は知らないけれど、無理せずに活動してもらいたいものだ。まだ暑いしね。

積算計、電池を入れ替えないとならないな。

ぼちぼち、やって行こう。
JAGA JAZZIST、ヤガヤシストと読む。

ノルウェイのジャズ・バンド。

9月7日~9日の3日間、来日して演奏した。

聞きに行ったのは、最終日のモーションブルー横浜。



ノルウェイ大使館のホームページでは、こんな風に紹介されている。
  ↓
http://www.norway.or.jp/news_events/culture/music/jagajazzist/

「エレクトロニック、クラシック、ジャズ、ロック、オルタナ、プログレッシヴ、ブレイクビーツなど現代音楽のあらゆる要素を内在しながら、決して破綻させない繊細なバランス感覚と、そのセンスの良さで世界中のリスナーをノックアウトし続けてきました。」

まあ、そういうことだ。



基本文法はJAZZだけれど、完全にエレクトロニックな表現とか、プログレ・ファンの心をくすぐりそうなフレーズとかを巧みに織り交ぜている。

CDを聞くと、その全体的なバランスの良さが光る。

しかし、ライブは違っていた。

もっとイケイケで、野蛮で、リリカルで、ダンサブルで、分厚いサウンドで楽しませてくれた。



9名のバンド・メンバーのほとんどが、マルチ・プレーヤだ。

ノルウェイ大使館のホームページを見ると、同じ名字の人たちがいる。どうやら、姉弟らしい。


リーネ・ホーントヴェット– Tuba + percussion
マルティン・ホーントヴェット–Drums + drum-machines
ラーシュ・ホーントヴェット–Tenor sax, bass-clarinet, guitars + keyboards


リーネ・ホーントヴェット(唯一の女性)は、チューバとフルートを吹き、鍵盤打楽器を叩き、タンバリンやマラカスを鳴らして歌うのだから忙しい。

ラーシュ(センターだ)も、上に書いてあるすべての楽器のほかに、見たことの無い楽器も操っていた。



そんなわけで、ともかくサウンドが多彩で分厚い。

同じフレーズでも、楽器の重ね方を変えると違った色彩で聞こえる。

そういうずらしを重ねて行って、奥行きのあるダイナミックな音楽を作り上げる。

すごくおもしろい。

スピード感のあるアンサンブルの楽しさって、こういうものだろうな。



立ち見も出るほどの盛況ぶり。

観客は若い。ほとんどが20代、30代で、ぼくと奥様が最高齢グループだ。

こういう音楽、オトナももっと楽しみに来れば良いのにねえ。

感動的なライブだったもの。

でも困ったことに、彼らのCDを聞いても音が物足りなく感じてしまうようになってしまった。

ライブの毒にやられちまったな。



横浜スタジアムでファンモンのライブをやっていたみたいだ。

ファンモンTシャツを着た人々が、町中にあふれていた。

みんな楽しそうな顔をしていた。

ライブって、良いね。

すみだ水族館は、ビルの中にある。

大水槽は、実はそれほど巨大でもない。

なにしろビルが支えられる重さが限られている。

小笠原の海を再現した大水槽は、美しい。



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しかしそれでも、「すみだ水族館」は魅力的だった。

くらげの水槽や珊瑚の水槽に感動した。

美しい。本当に美しい。

それになんと言っても、ペンギンの開放水槽がすばらしい。

開放水槽は、2フロアに分かれた水族館の中央の吹き抜け部分にある。

上のフロアからも眺めることができるし、下のフロアで間近に見ることもできる。

飼育員たちは、一羽一羽の個体を完全に見分けている(見分けられる仕掛けがある)。

給餌はひとつのショーになっている。ダイバーが水中で魚を与えるのだが、公平に行き渡るように配慮しているようだ。



$0099は・・・(サイボーグじゃない) (ペンギンが写ってない)



次回は、年間パスポートを購入すると思う。

設備や展示が新しい分だけ、楽しめる。


結局、お姫様よりもぼくの方が水族館を堪能した。



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マダラヤドクガエルの展示。

こういうものも好きだ。


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夏休み中のお姫様からご指名をいただき、お相手を務めさせていただいた。

姫は、「東京都美術館に展示されているフェルメールの絵を見たい」とおっしゃる。

開館は、9時30分。

9時40分に到着したとき、入館までの待ち時間は10分と表示されていた。これなら待てる。

真珠の耳飾りの少女は、もちろんすてきな絵だった。

フェルメールの絵は何点も観てきたが、この絵は群を抜いて強い。

背景を真っ黒に塗りつぶして浮き立たせた少女の表情が強い。

まなざしが強い。

表情にあどけなさが残っているからだろうか、強さにいやらしさが無い。

とても良い絵だ。

9月17日までの会期中に再訪する。

ルーベンスの「聖母被昇天(下絵)」も、見たかった絵のひとつだ。

「フランダースの犬」のネロが、死ぬ間際に眺めた絵。

おおぜいの天使たちに囲まれて、聖母マリアが昇天する。

昇天は、死ではない。生の終わりではない。生から別次元に移行するような出来事だ。

だから、この絵は明るい。色使いも、思っていた以上に鮮やかだ。

力強く生命を讃える絵だと思う。

ネロもきっと、この絵で救われる思いを抱いただろう(そうじゃなきゃ、惨めすぎる)。

ピーテル・クラスゾーンという画家をはじめて知った。

この画家が描いた静物画の前で、足が止まる。

内省の画家なのだろうか? ぐっと引き込まれるものがある。

そのほかにも何点か、心惹かれる作品があった。

それなりに混雑していたが、人でぎっしりという感じではなかった。

ゆっくりとではないけれど、そこそこ絵を味わうことができた。満足した。

美術館を出る頃には、入館までの待ち時間は40分になっていた。

続いて姫をご案内したのは、東京スカイツリーに隣接する「すみだ水族館」。

入場料は、2,000円。葛西臨海水族園の入園料が700円だから、かなりお高い。

しかし中に入ってみると、「年間パスポートを買っても良いな」と思えるような水族館だった。


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(つづく)
残暑の厳しさには、本当に参る。

掟破りの暑さが続いている。

とはいえ、秋の気配は確実に感じられるようになってきた。

日の入りは段々と早くなっている。

朝夕の風は、少しだけ涼やかだ。

トンボの姿も見かけた。

そして空は、美しい。



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「まっすぐ進め!」と言いたげな大きな矢印が、空に浮かんでいた。

意図して活動を停止していた訳ではないのだが、ちょっと忙しい日々が続いて足が遠ざかっていた。

が、9月から活動再開予定。

昨年、ボランティア活動を共に行った仲間たちにも、再起動を呼びかける。

「福島会」とか「ボランティア連絡会」とか「ただの飲み会」とかも、近いうちに開催するつもり。

今も活動を続けているボランティアさんのブログに、ちょいと気合いを入れられた感じだな。

やっぱり、忘れないこと、継続すること、が大事だな。

あと一週間で、8月も終わりだ。

再起動の9月が来る。
12日、ビルボードライブ東京に行った。

マーカス・ミラーのライブ。

正直に言って、眠かった。

若手を育てなければという思いもあるのだろうけれど、メンバーが良くない。

前半は、演奏がまとまらない。

マーカスのベースソロになると目が覚めるが、それが終わると再び瞼が重くなる。

SAX(アレックス・ハン)のノリが良くなって来てからは少し楽しめたけど、マーカスが繰り出すフレーズの解釈が面白くない。

ギター(アダム・アガティ)は、見ていて面白かった。

ま、奥様もお子様も彼のお友達も楽しんでいたようだから良かったけどね。

(2007年のブルーノート東京のライブが最高だったので、ついつい過剰に期待してしまうのも良くない、それは分かっているんだけど・・・)




ビルボードライブ東京のスケジュール表を見ていて驚いたのが、バート・バカラック!

マーカスのチケット(カジュアルシート)が7,500円、偏愛するJ.A.M(SOILのピアノ・トリオ)が4,000円、小泉今日子6,900円、NOKKO5,900円という具合に、人気や費用がチケット代に微妙に反映される。

その中でなんと、バート・バカラックは21,000円!

フルオケを連れて来るのだろうけれど、ずば抜けて高い。

こんな高いチケット、誰が買うのだろうか?

企業が接待用に購入するのか? 追加公演まで決まっている。

バート・バカラックも80才を超えているし、ひょっとすると最後の来日になるかも知れないから聴きに行きたい。

でも・・・この金額は無理だ。

誰か接待してくれないかな。
東京北西部の某所で、道に迷った。

目的の建物が見えているのに、たどり着けない。

建物にまっすぐ向かっているはずの道を進んで行くと、行き止まり。

スマホで現在位置を確認すると、うんと遠回りをしなければならない。

暑い中、うんと遠回りをして歩いていたら、いつのまにか元の場所に戻ってしまった(苦笑)。

途中で曲がるべき道を見落としたらしい。

逆に戻って、路地を探すと、見つかりました。

スマホの地図を見るとどうやらここが正解。

道を塞ぐ工事中のトラックを避けながら、ようやく目的の建物にたどりついたのです。

やれやれ、まるで悪夢だな。



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随分と前のことですけど、鶯谷のホテル街で道をロストした時のことを思い出しました。

入谷の方から、JRの鶯谷駅に向かっていました。

駅は見えているのだけれど、迷路のようなホテル街を抜け出せない。

外人のお姉さんが迷路の中に佇んでいた時代で、ホテル街にはポン引きという職業のお兄さんもいました。

声をかけてくるお兄さんに、ぼくは駅への道を尋ねたのでした。

都内には、迷路のような住宅街がけっこうあります。

迷路のようなホテル街もあります。

そんな場所で迷子になるのは、結構楽しいのです。

ただし、仕事の途中と真夏でなければ、ですけどね。