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不完全な日常

音楽、舞台、読書、散歩、放射線

ご招待いただいて、バレエ鑑賞。

第17回 早川惠美子・博子バレエスタジオ公演
『眠れる森の美女』全幕

実は、これまでバレエを見た経験がまったく無い。

フラメンコは好きだから、良いチームが来れば足を運ぶ。

現代舞踏も、嫌いじゃない。

クラウド・ゲイト・ダンス・シアターとか、ピナ・パウシュの『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』は、本当に素晴らしかった。

日本舞踊も、玉三郎の特別公演を見に行ったりする。

でもクラシック・バレエは、一度も見たことが無い。

2012年10月20日(土) PM5:00開演(PM4:30開場)メルパルクホール(港区・芝公園)

この会場も初めてだな。

さて、どんなものだろう。

「眠れる森の美女」は、チャイコフスキーの三大バレエ組曲のひとつ。

しかし、この規模ではオーケストラを入れる訳には行かない。

冒頭の音楽で、ガックリ。音響が駄目だ。低音も高音も断ち切られた、まるで昔のカセットテープのような音。

でも、幕が開くと楽しい。

友人もステージの上にいるはずなのだが、どこだか分からない(役が分かってない)。

舞台装置は、良くできていたなあ。

リラの精と王子が乗るゴンドラは、不思議な動きをしていた。どうやって動かしているのかは、秘密らしい。

邪悪な妖精が乗る車もすてきだった。

衣装も良かったな。

1,500人ほど入れる会場は、ほぼ満席。

バレエ教室に通うちびっ子たちも大勢いる。

客席の拍手で、「ここは見せ場だったのだな」とか「あれは大技だったのだな」ということが分かる。

幕間を含めて3時間の公演。たっぷり楽しめました。

というか、もう少しバレエを研究してみたくなった。

11月10日、東京バレエ団の「くるみ割り人形」のチケットを買ってしまった。

とりあえず、チャイコフスキーの三大バレエ曲は見るつもりでいる。

ハセちゃん、レイコちゃん、すてきな機会を作ってくれてありがとう。

今度、ごちそうするよ、ロシア料理を。


奥様のお誕生会をするために、一族郎党を引き連れて、横浜中華街に行った。

中華街には、中国人観光客がけっこういる。

LAを訪れる日本人観光客が、リトルトーキョーに行くのと々感覚なのだろう。

しかし、中国人観光客が、ずいぶんと少ない。

秋葉原や銀座からも、中国人が消えている。

中華街の大店は、バスツアーでやってくる日本人客で賑わっているようだが・・・。



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この巨大な干しアワビ、一体幾らするんだろう????

ツバメの巣のスープは、これまでに一度しか味わったことがないな。

本当に中国料理はスゴイ。中国人は、見事なまでに料理を発展させたものだと、感心する。

その日の料理も、美味しかった。

甘栗とぎんなん、鶏肉、ピーマンを味噌で炒めた料理には、センスの良さを感じた。


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中華街は雨。

我が家のお子様1号は、《オレは、雨男だから!》と自慢していた。バカを自慢してどうする。

突然、雨足が激しくなり、目の前の占館に飛び込んだ。雨宿りだ。

手相を見て貰った我が家のお子様2号は、店を出るなり占い師の言葉を吐き捨てた。

《オレは、No.2じゃない、いつでもNo.1だ!》

2号のプライドは、実は山より高い。占い師、金返してやれよ。



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元町商店街を散策。

バッグのキタムラで買い物をしているご夫婦が、どうも友達に似ている。

そっと店に入って近づいてみると、なんとご本人だ。

こんにちはと声をかけると、《どうしてこんなところにいるの!?》と驚かれた。

驚くのも無理はない。ぼくだって、びっくりだもの。

先週、10年ぶりに会ったばかりだものね。それがこうして、立て続けに会うのだから不思議だよね。

一族郎党を紹介した。

こういう嬉しいハプニングは、休日をいっそう楽しくしてくれる。
10月6日、福島市東部の除染に参加。

3連休の初日だったせいか、高速道路は思いがけない渋滞で、集合時刻に1時間も遅れてしまった。

関係者の皆様、申し訳ありませんでした。

作業をしたのは、こんな場所。


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右に見えるのは、福島成蹊高校。道路を挟んだ反対側には、福島東高校がある。


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横に並んで、歩道と車道を分ける植え込み部分の除染を行った。

街路樹が並んでいるが、その根元にミニミニ・ホットスポットが見つかる。


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ここは、10μSvを超えている。なにかしらの濃縮が起きているのだろうけれど、本当に侮れない。


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これは、作業前の植え込みの様子。色づいた葉っぱもあり、秋の近さを感じる。

写真では見えないが、線量計が示している数字は5μSv以上だった。

できるだけ控えめに、落ち葉を拾ったり土を取り除いたりするけれど、放射線量は下がらない。

やむを得ず、植え込みの植物を少しずつ取り除く(なんていう植物なのだろう?)。

取り除いて測定して、取り除いて測定して、結局最後には、土が見える状態になってしまった。


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この状態でも、2.5μSvほどある。思うように下がらないのだ、放射線量は。

さらに少し土を掘り返してみるが、めざましい効果はない。

最後は、汚染されていない新しい土をかぶせて(客土という)、ここまで下がった。


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作業をしながら、こんな計算式を考えていた。

(除染前の放射線量-除染後の放射線量)×除染面積=除染作業量

ぼくの除染作業量は、8μSvm2程度だった。たぶん、畳1枚分ほどしか作業できていない。


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植え込みの下に、ゼオライトが撒かれている。こういう場所は、それなりに放射線量が高い。

ホウキとちりとりで、セシウムを掃き集めるようにして除染する。この作業は、けっこう好きだ。


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そして最後は、取り除いた汚染土を仮置き場に運び上げる。

放射性物質に汚染されたものは、このように遮蔽ドラム缶の中に詰めて仮保管する。


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夕暮れ近い空には、秋の雲が浮かんでいる。

空の汚染物質は、すべて地上に落ちたのだろうか?

放射性物質は目に見えないから、空を見上げても分からない。

地上を見ても、どこがどれだけ汚染されているかは分からない。

分からないからこそ、ちまちまとチェックして整えて行かなければならないと思う。
お子様2号と一緒に、「ハンター X ハンター」のアニメを見た。

ものすごい音楽の使い方をしている。

プロコフィエフみたいな曲の次に、ジンボンバンなドラムソロ。

意表を突く感じもあるけど、とてもセンスが良い。

調べてみると、作曲者は平野義久であった。

  ↓
http://www.yoshihisahirano.com/


こういう作曲家もいるのだなあと感心して、「ハンター X ハンター」のサントラCDをアマゾンに注文した。

アニメっぽい意図したキワドさも感じるけれど、全体に悪くないように思うのだが。

ま、早計は判断はせずに、サントラをじっくりと聴いてみよう。

「東京ボランティアネットワーク 福島会」・・・・先週末の金曜日、不動前の「ハナムスビ」で開催。

半期の締め日の金曜日という日なのに、大勢の方にお集まりいただいて、お店は貸し切りになった。


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東京ボランティアネットワークと名乗っているが、固定した組織がある訳でもない。

幹事とか世話人とかも曖昧な、緩い集まり。

福島会と言っても別に福島限定というわけではなく、各地で活動してきたボランティアさんたちが集まる。

この日は、いわきからやって来てくれた若者2名が、現状の報告や今後の取り組みなどについて語ってくれた。

しかも、地酒の差し入れまで!

それで、福島会。



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その日南相馬に向かうというYさんから見せてもらった、放射線量測定データに驚いた。

一週間前に南相馬で活動した際に、ボランティア作業中の空間線量と被曝量を測定したものだという。こういう緻密な管理をしている人もいるんだなあ・・・。

東京でしか活動していない、というボランティアさんもいる。

いわゆるファンドレイジング(寄付金集め)を行っている。新宿ゴールデン街のバーを定休日に借りて、イベント(福島ナイト)を行うのだという。面白いアイデアだし、パフォーマンスも良いらしい。

東北関東震災草の根支援プロジェクトのjaneinaさんともお話できて、とても嬉しかった。

大きな組織でざっくり支えるのではなく、小さな単位で細かく支える、支え合う。それが大きな力になる。そう実感できるお話だった。

普段はばらばらに活動している小さな単位が、たまには横につながってみましょうよ、というのがこの会の趣旨だ。

Yさんから、「いわきオーガニックコットンプロジェクト」というものを、ご紹介いただいた。

なるほど、いろんなアイデアがあるものだなあ。

来週から収穫が始まる、というので早速参加表明した(といっても、実際に行けるのは11月になってからなのだが)。

Sさんの、ロンドン・オリンピックでの、ボクシング選手の活躍という話も面白かった。

忘れてたけど、日本ボクシング史上44年ぶりのメダル獲得だったんだよね。大したもんだ。

Mさん、今度銀座のお店に伺います。そのうち、いわきで合流しましょう。



いろいろな方々が集まって、美味しい料理を食べながらわいわいがやがやと情報を交換し、互いの話に耳を傾けて、今後の計画を表明したり、時には少しぐちったりする。

それだけのことなんだけど、なんだか楽しい。

今回はあらかじめ自己紹介シートを用意できたので、「初めまして!」という方々も理解が早かったように思う。

皆さん、けがや漆かぶれに気をつけて、今後もぼちぼちやって行きましょう、急がず慌てず着実に。

皆さんの姿を見ているだけで、最年長のぼくは元気になれます。



「ハナムスビ」のオーナーのカズさん、そしてスタッフの皆様にも感謝!

ということで、お店の宣伝もしておこう。

お豆のレストラン「ハナムスビ」・・・「アボカドたちの三五八漬け 680円」、最近一番感心した料理のひとつがこれだ。

良いお店です。

これはケルヒャーの洗浄機と除染車両。

洗浄機は、粒状のドライアイスをぶつけて汚れを剥離するらしい。


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除染車両の値札には、900万円と書かれている。

BMWだったら5シリーズが買える値段だ。

おそらくメンテナンス費用は、BMWよりも高いだろう。除染車両の除染もしなければならないから。


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除染車両を除染するための、高圧洗浄機。これも高い。

右側の洗浄機は、軽自動車ほどのお値段。

結局、除染には金がかかる、ということか。

廃棄関係の出展も多かった。

こちらも、従来の廃棄物処理と同じような訳にはいかない。


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URLを見ると、フィリピンの企業のようだ。

海外からの出展もいくつか見られた。

とはいえ、中国・韓国系の企業の姿がまったくないところが、一般の産業展示会とは異なる。

このようなごみ袋は、さまざまな素材ものが販売されている。

しかしごみ袋があっても、ごみを捨てる場所がない。ごみを保管する場所もない。

ごみの行き場がないので、多くのゴミ(放射性物質の汚染物)が見ないふりをされている。


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除染情報プラザのブース。

環境省のアリバイ作りのために設けられた組織だと思う。

除染のお話し」というリーフレットを見て、がっかりした。

分かりやすく伝えよう、という思いが感じられない。あと4ページ足せば、ずいぶんと内容を整理できただろうに。


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当社でも、こちらの樹脂製品のお世話になっている。

出展しているのは、樹脂製品ではなく吸着剤と関連製品



こんな展示会を東京のど真ん中で開くのは、まさしくビジネスが目的だからだろう。

もちろんそれが悪いわけではない。むしろ、民間企業のこのような努力と技術開発がなければ、除染のスピードは上がらない。

そこにモヤモヤとした思いが残るのは、元々無くてもよいはずの産業だからだろうか。

あるいは、放射能被災地が負わされたものの大きさが、展示から見えてしまうからだろうか。

ちっともワクワクしない、妙な産業展示会だった。
震災後に各地で活動を続けているボランティアさんたちの、情報交換会&慰労会。

月末の金曜日というのに、大勢お集まり下さるようす。

「はじめまして」な方が多いので、自己紹介シートを作ることにしたのが一昨日。

とても泥縄的なやり方だ。

バタバタとして何の準備もできないまま当日が来てしまったのであるが、とりあえず現地に行くことにしよう。

30分で着くかな?

(ミーティングの様子は、また後日)
のらぬこさんから情報をいただいて、こういう展示会があることを知った。

1時間だけ時間をひねり出して、北の丸公園にある科学技術館に向かった。

東西線の竹橋駅で降りると、毎日新聞のビルが工事をしている。


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まだ暑いけれど、見上げる空は秋の気配が濃い。

環境放射能除染・廃棄物処理国際展 RADIEX2012。

科学技術館の中に設けられた受付は、ひどく小さい。

ところが中に入ると、科学技術館の展示場をすべて使い切っている。

除染が、ひとつの産業になっている。


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こんな展示会が開かれる世の中を生きているということを、もう一度思い出させてくれるぜ。


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大手ゼネコンは、すべて出展している。

鹿島のブースがガラガラなのは、別の場所で鹿島の技術セミナーを行っているからだろう。

福島第一原子力発電所で建屋のカバーを作っている。


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こちらは大成建設。

路面の除染を行う装置だ。

壁のモニターには、実際の除染作業が映し出されている。


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千代田テクノルの放射線測定車。

ちゃんとナンバープレートが付いているから、公道を走って測定した実績があるのだろう。

PCと繋がっているので、たぶん測定と位置マッピングを行っている。


(どうしても正しく保存できなくて、後半が消えてしまった。続きはまた後日)
音楽家の友人の作品演奏会が、同じ日に重なってしまった。

こんなことは初めてだ。

両方から招待状をいただいたのだが、体をふたつに分けることはできない。

結局、ビブラフォン奏者バミさんの演奏は諦めることにした。

彼女の全力投球(いつも全力投球だけど)も聞きたかったのだけど、残念だ。



足を運んだのは作曲家・井上淳司先生の作品発表会。

「夢幻泡影」という曲をピアノで自演したのだが、これは抜群に良かった。

作曲家の到達点を示す作品だと思った。

2011年、震災後に書かれた作品だという。「『夢幻泡影』とは現世の虚無や儚さのことで、曲には哀悼の意も込めた。」ということだ。

いわゆる現代音楽というかポスト・クラシカルで、取っつきにくさを感じる人もいるようだが、音楽の面白さを湛えている。

「Aberration for Viola & Piano」という曲も面白かった。

思い切りやってやったぜ、という作曲家の気概みたいなものも感じられる。

緻密な作り込みだけじゃなく、思い切りの良さが曲を面白くする。



現代音楽は、人気が無い。

でも、案外身近なところに転がっていたりもする。

最近は、ロックの人たちでも似たような実験をしている人たちもいるからね。

(ジャンルに縛られずに、お互いに刺激しあっている訳だ)

作曲って、良い仕事だなあ。





1年前、事故を起こした鉄道車両が、地面に埋められそうになった。

中国での話だ。

地面に突き刺さるように鉄橋から落ちた車両と、その周囲で穴を掘るパワーショベルを覚えている人もいるだろう。

事故の原因究明などという発想がそもそも無いらしく、運転席も破壊され埋められていた。

悲惨な事故だった。

そして、中国の隠蔽体質というものに本当に驚かされた事件だった。

未だに発見されない遺体もあると聞くが、強引に幕が引かれたようだ。

ひるがえって、「いじめ」によって子供たちが生命を失ってしまうこの国の教育現場でも、同じような隠蔽が繰り返し行われていることに愕然とする。

しかも、小役人や教師の保身のための隠蔽だ。

教育を放棄した教育者たちが、小賢しい隠蔽工作を行う・・・・その姿はあまりにもあさましく、会見などは見るに堪えない。

中国の隠蔽工作のスケールの大きさに、なんだか負けたような気さえする。

良くも悪くも、中国は大きい。

愚者も賢者もスケールが大きい。

そう思う。