不完全な日常 -13ページ目

不完全な日常

音楽、舞台、読書、散歩、放射線

上野公園の隣に、Quiというライブスペースがある。

ジャズでもポップスでもロックでも落語でもやる。

この日は、シャンソン・ナイト。

出演は、早川ゆきさん。


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林美喜さん。


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ピアノとバイオリンの伴奏。

林美喜さんが「闘牛士」というシャンソンを歌った。

死んでゆく闘牛士の姿を語る歌だ。

その歌で、ひとつの光景がよみがえった。

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10日前、仲間が死んだ。

事故現場に行くと、路上に白いチョークで人の形が描かれていた。

オートバイは、そこから100メートルも離れた場所で燃えていたそうだ。

アスファルトが黒く焦げていた。

事故原因は不明。警察は、いまも調査を続けている。

あいつは、闘牛士だったのだろうか?

事故に合う一週間前、一緒に「ぞうの国」に行ったばかりだ。

ぞうの国の入り口で撮った写真が、最後の記念写真になってしまった。

何を急いで、ひとり勝手に死んじまったのか。最後まで勝手な奴だった。



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出会ってから25年、何十回もツーリングに行った。

何万キロも、一緒に走った。

あいつの腕は、抜群だった。

先頭を譲ると、あっという間に見えなくなる。

後ろから追いかけて行くと、途中の茶屋で団子を食べていたりしてたな。

食いしん坊だった。

美味しいものを求めて、あちこちのレストランにも行った。



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春には、南相馬市や飯館村までツーリングに行った。

夏には除染ボランティアに一緒に行った。

滝のように汗を流しながら、放射能に汚染された土を運んでいた。

そんな時でもよく冗談を言っていたな。

いつもいつも、楽しかったよ。

・・・・・早川さん、林さん、ごめんなさい。

ほとんどお歌は聞こえていませんでした。

何を歌っていたのかも、憶えていない。



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町はすっかりクリスマスムード。

もう一緒に遊びに行くこともないんだ、あいつとは。

悲しさは薄らいでも、寂しさは消えない。

さようなら、永遠に。
12月9日、「上原ひろみ・ザ・トリオ・プロジェクト」に行ってきた。

およそ1ヶ月にわたる日本公演の、最終日だ。

開場は、東京国際フォーラム・ホールA。

オーチャードホールと同じくらいに通いなれたホールだ。

座席数は、5,000席を越える。その巨大ホールが、ぎっしり満員になっている。すごいな。

席は2階の20列。ビルの5階か6階から見下ろしている感じになる。ステージが遠い。



今回のチケットは、1回目の抽選も2回目の抽選でも外れた。

一般発売日の10時ジャストからキーボードを叩き続け、ようやく入手した貴重なチケットだ。

ステージが遠くても仕方がない。

それにしても、客層が幅広い。これだけ年齢層が広いライブって、ストーンズのドーム公演以来かも知れない(ジジババがマゴを連れて来ていたww、ミックが還暦を迎えた年だった)。



オープニング曲は、「MOVE」。

圧倒的な集中力で、出だしから5,000人のオーディエンスをしっかり捉えた。







我が家の奥様の感想、「恐れ入りました、あれは天才少女なの? 今シーズン最高の、ひょっとすると生涯最高のステージかも知れない。」

生涯最高は大げさかも知れないが、上原ひろみのピアノには「ハピネス」がある。

トリオでの演奏が、そのハピネスを増大させる。

サイモン・フィリップスのドラムが、華やかだ。元々ロック畑の人だから、シンバルの数もタムの数も半端じゃない。しかもツー・バス。

攻めるだけでなく、引きも心得た憎いドラミング。

アンソニー・ジャクソンのベースも渋い。6弦の名手だね。

親子ほど年齢が離れている上原ひろみちゃんの演奏を注意深く聞きながら、がっちりとサポートしている。



照明も良かった。スクリーンに映し出される映像も、とても良かった。

ライブ会場で聞いていて、幸せを感じた。

そんな演奏をする彼女は、天才少女だと思う(30歳を過ぎているけど)。

衣装もかわいかった。

おまけ、上原ひろみさんをフューチャーしたPARCOのCM。






最後の「Suite escapism(現実逃避組曲)」は、圧巻だったなあ。

音がきらきらしている、という表現をひろみさまはお使いになるけれど、まさにそんな感じ。

ホールAでの、これほどのスタンディング・オベーションは見たことがない。

今年のスケジュールの掉尾を飾る、素敵なライブだった。

ひろみ様、ありがとう。
関東地方の北部に、茨城県というところがある。

あまり有名な県ではない。

その有名でない県の西端に、坂東市というまったく無名の市がある。

人口6万人ほどの小さな町の、イルミネーション点灯式に行って来た。



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点灯スイッチを押す、市のお偉方。

左端にいるのは、オカリナ奏者の宋次郎さん。

これがサプライズ・ゲストか。ある意味、確かにサプライズだ。



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イルミネーションの前に立つ、お馴染みの姫(姪っ子)。

イルミネーションと言っても、表参道や銀座あたりとは大分違う。当たり前だが。



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北関東は、16号線を越えるとグンと寒さが厳しくなる。

この日は、半端じゃない寒さだった。ステージの上が、凍っている。

ブーツの中の指先が痛い。すぐ近くの薬局にホカロンを買いに行った。2度も。



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この日のメイン・イベント(?)は、子供達のじゃんけん大会。

2等賞品のニンテンドー3DSを巡って、激しい戦いが続く。

ステージ下の大人達は、寒さに震えている。

決勝戦で負けた女の子は、3DSを手に入れて大喜びしていた。

じゃんけんに勝った子の方が悲しそうな顔をする、不思議な決戦だった。



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やがてステージに、上尾音楽サークル・セレクテッド・バンドが登場する。

何を隠そう、ぼくは彼らの演奏を聴くためにはるばるやって来たのだ。

寒さに負けずに、頑張ってくれ!



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最初は、トリオ演奏。

気の毒なことに、じゃんけん大会が終わったら大人も子供も帰ってしまったよ。

見回すと、関係者しか残っていない。

それでも、バンドの面々は頑張った。



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凍える手で演奏を続けた。寒かったが、演奏は熱かった。

観客は僅かだったが、ステージとの一体感が生まれた。

ちびっ子ダンサーが踊り始めた。

ステージ下の手拍子にも、力がこもった。



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やがて演奏が終わり、メンバーは震えながらステージを降りた。

本当にご苦労さまでした。

ぼくは満足して会場を後にして、オートバイのエンジンを回した。

車体を起こそうとして、足が攣りそうになった。寒さで足が攣ることって、あるんだね。



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次回は、もっと条件の良いステージで演奏を聴きたい。

上尾音楽サークル、ありがとう。またお会いしましょう。
24日(土)、久しぶりのツーリングを行った。

今回は、7歳の子連れツーリング。

高速道路の二人乗りが解禁されてから、子連れツーリンググッズがいろいろと発売されているらしい。



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リアシートの子供を、おんぶするような形になる。

高速道路上で、子供がうとうとしていることがあったが、これなら落ちることはない。

そのお子様と共に向かったのは、千葉県市原市にある「市原ぞうの国」。



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大人1,800円、小学生900円の入園料を支払って入場する。

到着した時には、ぞうさんの背中に乗るための「ぞうさんライド」チケットは完売していた。残念だ。

中に入ると、一回目のぞうさんショーが終わった後で、ぞうさんにぶら下がって写真を撮ったりしている。



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ここでは、全部で9頭のぞうが飼育されている。

山の上にぞうが暮らす小屋(?)があるようだ。

柵の中のぞうが鼻を伸ばすと、ぎりぎりで届く場所でエサを与えることができる。



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豚にも、エサをあげる。



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牛もいる。馬もいる。山羊もいる。

全部にエサをあげたいが、エサは500円だ(原価は30円くらいか?)。



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他には、ポニー、カバ、猿、ライオン、ラクダなどもいる。

小さなバケツの中のエサは、あっという間に動物の胃に収まってしまう。

見ていると、子供達は少なくとも2個(1,000円)買っている。

ビーバーも、エサが欲しくて寄ってくる。



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最大の見世物は、ぞうさんショー。

開演10分前に行ったら、端っこの席しか空いてなかった。

人気あるなあ。



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ショーの中身は、書きません。

行って、見て、驚いて下さい。

ぞうもスゴイが、なんといってもぞう使いがスゴイ。

タイ王国からやって来た、プロフェショナルな方々だ。

仏教徒だろうけれど、サンタクロースの格好をしている。



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「市原ぞうの国」は、予想以上に楽しいところだった。

ぞうさんショーを堪能し、3時間も滞在してしまった。

お子様、大満足。

大人も楽しめる。

ただ、それなりに金がかかる。エサ代をはじめとして、ちょいちょい金が出て行く。



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ここは小さなお子様がいるご家族には、お勧めできる。

入園料以外にあれこれと金がかかるのが残念だけど、アトラクション費用と割り切るしかない。

自動車の駐車代は500円。でも、バイクは無料(ぼくらの3台だけだった)。

その駐車場を出ようとして、リアタイヤがパンクしていることに気がついた。

ネジが深々と刺さっている。タイヤの中のエアは、ほとんど残っていない。

車体を起こしたままコーナーをクリアしつつ、木更津の市街地に向かった。

木更津のGSでガスとエアを入れて貰い、レッドバロン袖ヶ浦店に駆け込んだ。



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レッドバロン袖ヶ浦店では、快く修理を引き受けてもらえた。ありがとう、赤男爵。

なんだかんだで日が暮れて、うみほたるに着く頃は真っ暗になっていた。

うみほたるが揺れた時(震度4?)は、少し焦った。海の上で孤立するかも知れないか。

それにしても、ぜんぜん走らない珍しいツーリングだったな。

次回は、熱川ワニ園でも行ってみようか。
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段ボール箱を開けたら、電源アダプタだけ入ってた。

本体は、いつ届くのだろうか・・・?
いったい、何本のクレーンが稼働しているのか・・・?

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予定では、2018年頃に超高層ビルが3本建つらしい。

隣の日本橋高島屋は、既存店舗に加えて新しいビルにもフロアーを広げる計画だそうだ。

顧客の中心が50代なので、もう少し若い客層を取り込みたい。

その気持ちは良く分かる。高島屋、本当にお客の年齢層が高いもの。


完成すると、こんなビルが並ぶらしい。


http://www.skyscrapercity.com/showthread.php?t=1527408
所用があって、北関東の田舎町に行った。


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庭には、柿がなっている。


$0099は・・・(サイボーグじゃない) ← このお屋敷のお姫様(姪っ子)



カボチャを収穫した後の様子。

オレンジ色のカボチャが、室内に積まれていた。


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ブルーベリーの樹。

毎年、ブルーベリーの果実をたくさん頂いている。

でも、この樹に会うのは初めてだ。


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みかんの樹、とお姫様が言っていた。

食べられないのだろうか?


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これらの植物の世話をなさっていた方が、亡くなられた。

ご冥福をお祈りします。




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帰り道で見つけた店。

「たばこや」という名前の「手打ち蕎麦や」。

こういう紛らわしい屋号を、たまに見かける。

「饂飩屋」という名前の「うなぎ屋」もあった。
11月8日(木)かつしかシンフォニーヒルズ。

このホールに行くのは初めてだ。青砥の駅で降りるのも、たぶん初めてだと思う。

聞きに行ったのは、これ。
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チャイコフスキーの3大コンチェルトをまとめて聴ける機会は、少ない。

指揮をするのは、海老原光。東京シティ・フィルの若手副指揮者だ。

ソリストたちも、ばりばりの若手ばかり。

最初に登場したのは、ピアノのイリヤ・カゼンツェフ。1998年ルビンシュタイン国際コンクール優勝、2000年ショパン国際ピアノコンクール入賞という経歴。

ピアノ協奏曲第一番、ずっこけた。

音がバラバラで、演奏が気持ちよく進まない。指揮者はオケを把握しているのかと心配になる。

ピアニストはがんがん突き進むけど、それでいいのか?

不安なまま最初の曲が終わった。

次に登場したのは、セルゲイ・アントノフ。第13回チャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門優勝。

演奏曲は、もちろんロココ風。

これは良かった。とても良かった。

ぐっと腰の据わったソリストの演奏に引き上げられるように、オーケストラの演奏もぐんと引き締まった。

こういう協奏曲を聴きたかった。

その日の同行者は、生まれてはじめてクラシック音楽の演奏会に足を運んだというくらいに、クラシックになじみがない。

それでも、「チェロが一番良かった!」と言っていた。

たくさんの拍手を集めていたな。

三曲目は、当然ながらヴァイオリン協奏曲作品35。

ソリストは、2011年にモーツアルト国際コンクールとマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールでダブル優勝という経歴を持つ、セルゲイ・マーロフ。

上手い! テクニックは抜群。

もうひとりの同行者は、「キレキレの演奏でしたねぇ」と感心していたが、ちょっと切れすぎる。

もっと艶っぽく演奏して欲しい。でも、演奏そのものは悪くはない。

もっと経験を積めば、切れ味だけではない演奏をするようになるだろう。

しかし、若手のためのこういう演奏会も大事だな。

主催は、葛飾区文化施設指定管理者、後援は葛飾区教育委員会となっている。

演奏会が終わって、ホールの外の駐輪場から自転車で帰って行く人々がいた。

なんだかほのぼのとして、良かった。

忙しい。

仕事は、山積み。

しかも風邪をひいている。

体調は、よろしくない。

それでもコンサートホールに行くと、咳が治まるから不思議。

11月10日(土)、東京文化会館、東京バレエ団公演「くるみ割人形」

クララ:佐伯知香
くるみ割り王子:柄本弾
指揮:井田勝大
演奏:シアターオーケストラトーキョー

素晴らしかった!

佐伯知香のクララ、本当に可愛らしい少女だった。

夢から目覚めてくりみ割り人形を抱え上げる場面、うるっと来た。

くるみ割り人形という曲は、チャイコフスキーの異色作だと思っていたけれど、実際にバレエを見てみると、やっぱり緻密に計算された曲であるなあと感心するのだった。

ブリリアント。

音楽Dawningさんが、「チャイコフスキー・三大バレー曲 ♪ ヘ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ ♪」をブロゴで紹介している。

こちらも、ぜひご覧下さい。

それにしても、座席番号が手書きのチケットって珍しかったな。



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前から2列目のペア席、ご一緒したのはぼくの奥様。

大変に満足しておられたようで、良かった良かった。
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面白いアイデアだな、と思った。

アイデアを実現したところに、価値がある。