救済されて1年1ヶ月 きなこちゃん がんばってます! | 保護犬マロンと小山っ子いぶきとまいちゃんの気ままな日記

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2012年マックが虹の橋へ。捨て犬だったマロンと小山町多頭現場で生き抜いてきたいぶきを2013年GO!保護犬GOさんから迎えました。とても充実した生活をし2022年4月、5月に虹の橋へ。2023年4月13日まいちゃん(元リズ)をスリールさんから迎えました。

行政収容をなくせば殺処分ゼロ GO!保護犬GO さんの保護犬できなこちゃんというかわいい娘がいます。

今朝のGO!さんの記事でも出ています。「闘病中きなこ 」 


きなこちゃんは昨年の10月下旬まで小山町多頭飼育現場 にいました。

うちのいぶきと同じ仲間です。

メス犬いは全頭、避妊のため黄体ホルモンを埋め込まれました。

その副作用がきなこちゃんに大大大悪さをして苦しめています。


GO!さんが書いてきたきなこちゃんの記事たくさんあるのですが、2,3 抜粋しました。きなこちゃんの事知ってほしい、応援して欲しいので紹介します。

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①きなこちゃんが昨年10月末に現場から救済された時

 2012-11-01
きなこ日記 小山町多頭飼育現場出身の犬 長期の治療開始しました

きなこ

小山町多頭飼育現場から、室内犬になった きなこ。 ドライヤー中の一枚。


小山町多頭飼育現場から救済され、保健所に収容されている間、
職員さんは少しでも犬を人に慣らそうと努力してくれています。
ありがとうございます。


引取りのとき・・・
『大丈夫だよ、やるとしても歯を当てるだけだから』 
GO! 咬む犬 こわいケド。
そのまま病院に直行しました。

小山の現場では、犬が汚れているし、ケージの前面からしか
確認ができません。


診察台に乗せてはじめて想像よりも脱毛が進み
あちこちから血がにじんでいるのがわかりました。

足、お腹、のど、首まわり、お尻、しっぽの先 毛がほとんどなく
硬化し黒くなっています。

4箇所の毛を採取し皮膚組織を検査しますが、
これという原因が特定できませんでした。

感染力のあるものではなかったのが幸い。
50頭が同じものを食べ、きなこだけに症状がでていることもあり
脂のにおいがする。
内部から来ているものだろう、免疫力低下が関連していることが
悪化させた可能性とのことでした。

毛はべたべたしてウンチもこびりついて固まっているのに
ものすごいフケが診察台に落ちました。

昨年は、皮膚が弱いかもと思うことはあっても脱毛はありませんでした。 
しかし秋を過ぎるときなこにだけ2cm大のハエがたくさん たかっていたので
不思議に思っていたのです。
皮膚の脂をハエが舐めていたのでしょう。

『皮膚疾患は、そう簡単に治ると思わないほうがよいですよ』
「・・・はい。」

とにかく感染の心配が少ないことが救いでした。

小山町多頭飼育現場の犬を自宅に入れるのは、相当の準備が必要です。
自宅で数分も待機させられないほど臭いのです。

車に乗せたまま、自宅の犬の世話、自分の食事を済ませ(GO!昼食抜きでしたので)、犬舎を整えてから、お風呂に直行しました。

きなこ


濡れて、毛玉が流れると、病院で見たよりひどい皮膚の状態に見えました。


きなこ


特にあごの下から首周り、お腹は毛がなくカサカサに乾燥していました。

あまり暴れることがなかったので、比較的楽に2度洗い、ドライヤーをかけました。
ドライヤーから逃げるものの、風をほとんど怖がることがなく、
気持ちよさそうな表情も。

べたべたに固まっていた背中の毛が、温風でふわふわとなびくと、
GO!めずらしく優しい気持ちになりました。
「毛がなびくのは何年ぶり? きっと気持ちいいよな。
 きっと毛はのびる。ふわふわちゃんになろう。」

きなこ

家族も、あまりの姿に同情して 『服でも着せてあげたら?』 と一言。

きなこ

皮膚の垢で、また排水溝がつまりました。 
血がにじんでいた部分はきれいに洗ってあげました。 肌がカチカチでした。
洗って乾かしたら これでも毛が増えて見えます。


小山では、冬場に脂肪を蓄えてまん丸に太らないと寒さに耐えられず死にます。
12キロくらいないといけないのに9キロしかありませんでした。
GO!は、かなり無理をして救済したけれど、行動すればなんとかなるものです。

乾かして庭でトイレをさせ(クロスケに対面させないよう注意しながら)、
長泉のH坂さまからいただいたフード、湯河原のYすえ様からの
入院サポート缶詰、薬を混ぜて食べさせて・・・ 夜の11時半。

きなこ

きなこ専用のご支援 ありがとうございます(長泉町 Hさか様より) 
 
バーボンやクッキーを抱っこやマッサージして相手をしていたら
気づけば1時半を過ぎていました。


恐らく11月初旬には寒さで死んでいた きなこ。
まずは1ヶ月。 
皮膚病を改善させるところから第二の犬生がはじまりました。


皮膚病の治療経験がないため、どれほど大変なのかわかりません。
いっつもぶつけ本番です。

きなこ

今朝のきなこ(右) と ユキちゃん(手前) & ユリ (奥左)。
 

こんな きなこ を どうか応援お願いします!


②苦しめているのは黄体ホルモンだ、それを抜く決断、でも手術持ちこたえられるかきなこちゃん!の葛藤がいろいろあり、迎えた手術の時。
きなこが元気をなくしてから、黄体ホルモン摘出までを記事にしました。

きなこ

ここ2週間ほど、きなこは横になってあまり起き上がらなくなりました。

きなこ

タオルが一日で血だらけになってしまうので、毎日替えるのですが
食欲もなくなりトイレにも1日1回だけになりました。

きなこ


首に黄体ホルモンが入っているのは保護した時から気づいていました。
避妊手術の時に摘出すればいいや と思っていたのです。

食欲が落ち数日がたち
お肉が大好きなきなこが、口の前に肉を持って行っても見向きもしなくなりました。
県の書類を探して見直してみると、私が小山の現場に入る1ヶ月前に
黄体ホルモンの埋め込みを行っていたことを再確認しました。

「やっぱりこれが原因だ。 イチかバチか 取るしかない」

きなこは揺すっても起き上がらなくなっていました。
プラスチック製のキャリーだとぶつかるので、布製のキャリーにしました。

きなこ

車の中では終始 出せ出せとひっかいていました。


きなこ


病院に着くと、皮膚の薄い皮がはじけてあちこちから血が出ていました。

きなこ


きなこ


あちこちにかさぶたもできています。
毎日 皮膚を清潔にするためにしっかり拭いています。
それまではもっとひどくボコボコとしていました。 これでもだいぶ綺麗になりました。

きなこ


鎮静剤を注射

きなこ


イヤイヤイヤ~
必死で逃げようと暴れました。 緊張のあまりヨダレをダラダラと垂らして
うんちをたくさんもらしてしまいました。

最近、うんちをしていなかったので、良かったと内心思いつつ
トイレットペーパーで綺麗に取りました。

別の部分もはじけて血が診察台にたくさんたれてしまいました。
看護師さんが抑えていたので私が拭きました。

3分もしないうちに、体がピクピクと動き出し 
前足で上半身を支えられなくなり診察台にベタっとつくと、後ろ足もたたなくなりました。
体はピクピクと動いていました。

きなこ

安楽死もきっとこうして 震えるように力尽きるのでしょう。
死なせることと眠らせることの違いがわからず涙が止まらなくなり すぐ待合室に。


『終わりました』

きなこ


血を拭いたあとがたくさんありました。 
しばらく眠っていたきなこ。

きなこ


きなこ


この足の横にあるわずか5cm足らずの小さい管のようなものが、
おそろしい黄体ホルモン剤です。
3~4年くらい、ジワジワと放出し続ける とのことでした。
このホルモン剤を摘出したので、またメスの機能が動き出し
生理になることもありえるそうです。 

もぞもぞ動き出しました。

きなこ


お帰り、きなこ。 よく頑張ったね。  目覚め。
夜は、大好きな鶏肉と野菜の煮込みを作ってあげると喜んで食べてくれました。
体が軽くなりますように。

がんばろ、きなこ。

③摘出手術が無事終わりGO!さん家に帰って来た時。

闘病中 きなこ日記&おまけ 黄体ホルモン摘出後の体調の変化
2013-02-17

トリオ DE おやまいぬ



きなこと いぶき はペットシーツでトイレができるのですが
ホァンホァンはケージの前1mのところにおしっことうんちをするのでちょっと困ります(笑)


保護中の犬たち

きなこの体調は劇的に変わりはじめました。
左目を覆っていた膿状の目やにが消え
左の鼻の穴をふさいでいた、お鼻のオクソも消えてなくなりました。

保護中の犬たち


一番の変化は食欲です。 朝には、お腹が減った!とケージの外にでてくるようになりました。
今日のご飯は、すりおろし人参、鹿肉、さつまいも、ブロッコリー、米飯。


保護中の犬たち




まだ、ひどい状態ですが、皮膚の表面も変わってきました。 
あちこち膨らんでいた膿の袋が消えました。 
毛が生えるとは到底思えなかったかしょから、うっすら産毛が顔を出し始めました。

きなこ



朝、窓をあけると、ホァンホァンや金太郎よりも早く外に飛び出しました。
ホァンホァンの位置に注目。

保護中の犬たち


丸くなって、揺すってもおきられなかった一週間前が嘘のようです。


溜まってましたなぁ。
足取りも軽そう。 
今、あちこちが切れて血が出ることはありません。 
恐ろしい黄体ホルモン剤。 摘出しなければ苦しみ続けたのでしょう。

きなこ、頑張ってます。

④もう死んでしまうんではないかと思うほど大変だった時
顔面が岩状のデコボコに  きなこ闘病中  小山町53頭多頭出身の子
リンク・転載・お知り合いへのお声かけ、ありがとうございます
富士のTびなさん、沼津のKいけさん、北海道のSじさん、湯河原のYすえさん、
静岡のWしずさん、佐賀のNかのさん、富士のMELTINPOTのHIDEさん、
長泉のHさかさん・・・もっともっとたくさんの愛。

大勢の方に見守られているきなこ。
皆様、ありがとうございます。


黄体ホルモンについての学術的資料にどのような記述があるかわかりませんが、
黄体ホルモンによる 体への悪影響、小山町多頭現場のメス犬たちが
身をもって証明しています。

異常な太り方、 肝臓への負担、 子宮、 乳腺、 いろいろあるようですが、
皮膚病 として異常が発症した きなこ。
黄体ホルモン摘出に踏み切ってから、体の変化が目の前でわかります。
不思議な現象もたくさん起きています。


こちらの写真をご覧ください。 今朝のきなこです。

きなこ

顔が黒くなっているのがわかりますか。 
反対側は真っ黒けだからそちらの写真を撮りたかったのですが・・・。
富士山に登ったことのある方なら、富士山の溶岩 というと感触が浮かぶかしら。
黒い部分はあの溶岩とまさに同じ手触りです。

きなこ

弱っているのじゃありません。 ご飯をたらふく食べて気持ちよく寝ています。


体全体、皮膚の下のほうに この細かい岩状の物体がありました。
黄体ホルモンを摘出してから、この不気味な黒い物体が時間をかけて体の表面に出てきて
こするとボロボロと取れます。 

やがてその下から、キレイな皮膚が現れます。
お腹、足、肩、首・・・ 不思議な現象は、そのように場所をかえていて
いよいよ 顔から 不気味な岩が出てきました。

きなこの顔が、かわいくきれいによみがえる前兆。
今は不気味に真っ黒な岩だらけの顔ですが、どうか次回の報告を楽しみにしていてください。

・・・信じられないよね・・・この写真じゃあ。

きなこ

25日、仕事から帰宅すると、 ひめのために作った舟(ひめの寝床)で
きなこが寝ていました。 ここがすごく気に入ったみたいで 目を離すとここに入ってしまいます。 下に見えるでかいのが、ひめちゃんです。

***********

以上4つ転載終わりです。

この4つの記事だけでは表しきれない。1年1ヶ月きなこちゃんはがんばっています。GO!さんはがんばって介護しています。


GO!さんのお仲間さんでペットコミュニケーターのYOSHIKOさんがきなこちゃんの言葉を聞かせてくれました。最後に紹介して終わります。やさしい気持ちになれます。。。



里親募集中!きなこ ペットコミュニケーション きなこの言葉を聞かせて


★ツインテイル★  のYOSHIKOさんに、
しょっちゅう犬たちの声を聞かせて! とお願いしています。

犬にも心がある、感情がある。
頭から『信じない』と否定するのではなくて、気持ちを伝え合う手段として
うまく取り入れられたらいいな・・・と思います。
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2012-12-31 17:00:00以下、★ツインテイル★ より転載


きなこ です。
小山の多頭飼育現場出身です。
ひどい皮膚病でカユイカユイは相当なようで、出血してしまうほどだったそうです。

それが、最近はこうして寝ていられるようになり、よくなっているのか弱ってきたのか、そして、今きなこがどういう気持ちでいるのか教えて…
と、Goさんから連絡がきたのです中トトロ?

きなこ
『痛いも辛いもとくにないけど、
とにかく、とにかく、
身体が重い  ダルい  ズーンとする。

私たちは死ぬ瞬間まで生きているからね、何も怖くないの。

好きなことは、
寝たままの私をGoさんが抱き上げてくれること。すごく気に入っているの。
身体がふわっとして、羽が生えたみたいに軽くなるもの。

本当に今幸せ!
私の人生に、こんなことが起こるなんて、夢みたい。
温かい寝床があって、きれいな食事があって、ぐっすり眠れる居場所があって、
何より、
私に話しかけてくれる人がいる!

ありがとう、
ありがとう。

ぐっすり眠らせてくれてありがとう、
たくさん話しかけてくれてありがとう。

幸せありがとう」

当たり前のことが、夢のように幸せだというきなこ。

当たり前の有り難さ、
きなこはよくわかっているのですね。
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以上です。

小山の現場で8年生き抜いてきました。やっと救済されてこれからだというのに、憎き黄体ホルモンの副作用。それでもきなこちゃんがんばってます。GO!お母さんが介護してくれるからがんばってます。週末譲渡会に会いにきてください!

2013年12月1日()13:00~14:00
■■犬ねこ譲渡会@ごてんば 年忘れ小型犬大集合~■■ 
 SBSマイホームセンター御殿場展示場(御殿場市東田中1884)


全国の皆さんに知ってもらうことでシニアの子、病気の子、保護犬達を幸せにできます。皆様のポチッと支援おねがいします。まずはGO!保護犬GO へ。

そしていつもありがとうございます。私のぽち支援もどうか御願いします。励まされます。

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