絵を描いてるグクが見たくなって、soopへ。
驚くべき筆致で山を描き出すグクと背中合わせに
黙々と点描画を描くナムさんを見て、
テテはこう言います。
「僕は点描画が1番好きだよ」
そして、その時に好きな絵として名前をあげたのが、この「グランド・ジャット島の日曜日の午後」です。
とても興味深い解説を見つけました。
(かなりの長文ですので、お時間があれば…)
ナムさんとテテは、この絵をシカゴで鑑賞したようですね。
soopが大好きで、これまでに何度見たか覚えていないくらいの私なのですが、
今回は、何故かこのシーンのテテの言葉が心に引っかかってしまい、
この絵の事を知りたくなりました。
ジョルジュ・スーラ
なんと31歳で早逝したフランスの画家。
新印象派に分類されます。
描かれているのはセーヌ川の中洲にあるグランド・ジャット島です。
初夏の休日の午後、芝生の上でくつろぐ人や動物が描かれていますが、その姿は、躍動感と真逆です。
表情もポーズもまるでマネキンさんのよう。
「静謐」という言葉が思い浮かびます。
実在するこの小さな島には、
愛の神殿が建てられていて「愛の島」とも呼ばれるそうです。
愛の島…
これは、私の勝手なこじつけなのですが…
テテのslow dancingについての印象とリンクしてしまいました。
そして、この絵に用いられている点描の基礎となる色彩原理は、カラー印刷技術と共通なのだとか。
具体的には
色彩を、光のプリズム(紫、藍、青、緑、黄、橙、赤の虹の七色)に分割し、これらの基本色を細かい点で置いていきます。
点が目の中で混ざり合う状態を「視覚混合」と呼び、スーラは自らのこの技法を「分割技法」もしくは「光彩主義」ともしたそうです。
虹の七色に分割した色彩を点で置いていきながら、
視覚の中で混ざり合う。
虹の七色が混ざりあう…
7人
それぞれが描く音や声が、
視覚と聴覚と、いえ、五感の全ての中で混ざり合う??
それがバンタン???
あぁ、いけない。
連想ゲームは、私の悪い癖かもしれませんね。
グクとナムさんの絵を見たあと
テテは1人でカヌーに乗って川に漕ぎ出していきます。
光る水面を夕陽に向かって進むテテの、なんと儚くて綺麗なこと。
まるで陽炎のようです。
スーラの絵に描かれた「瞬間と永遠」が、テテの姿にも見えたような気がしました。
テテの事を考えていると、色々な出会いや気付きがあります。
…そして、朝がやって来ます笑
記事と画像をお借りしました。
とりとめの無い独り言にお付き合い頂き、ありがとうございます。