【10時のお茶】あなたにもできる、本格的な烏龍茶の入れ方 | 10時のお茶、3時のおやつ

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テーマ:
茶壺と茶海を使って入れる
失敗しない烏龍茶の入れ方


茶器セット


日本茶に入れ方があるように、中国茶にもそれぞれのお茶に適した入れ方があります。

中国では、ていねいに入れたお茶のことを「工夫茶」というそうです。

面倒に思える作法に、美味しく入れるための工夫が隠されているということでしょうか。

ペットボトルの烏龍茶もいいのですが、ていねいにに入れた烏龍茶というものを楽しんでみませんか。

ということで、今日は烏龍茶を本格的に入れる方法をご紹介します。

入れ方にはいくつかありますが、今日は中国の急須{茶壺」と、ポットのような「茶海」を使って入れる方法をご紹介します。(↑上の写真の右側が茶壺、左が茶海です)

ポイントは茶葉の蒸らし
お湯の温度は約95℃


抽出


烏龍茶の入れ方は、日本茶や紅茶の入れ方とは少し違います。

でも、重要なポイントは共通しています。

それは、茶葉を適切に蒸らすことと、美味しさを抽出するためのお湯の温度に気を配ることです。

では、順番に説明していきます。

・まず、全ての茶器を温めます。

・急須である茶壺の周りにお湯をかけ、その後に中にお湯を一杯まで注
 ぎます。

・茶壺が温まったら、中のお湯を茶海に入れます。

・茶海が温まったら、そのお湯を茶杯(日本でいう湯のみ茶碗)に入れま
 す。

・茶壺に茶葉を適量入れます。
 茶葉の量は茶壺の底が隠れる程度を目安にして、好みの量を決めて
 いきます。

・茶壺の側面を手のひらなどでトンドンと叩いて、茶葉を中をに寄せま
 す。

・ついで、約95℃のお湯を、茶葉を開かせるために、高いところから茶
 壺に目一杯注ぎます。
 95℃のお湯の目安は、沸騰して火を切って約20秒後です。

茶壺


・初めてお湯を注いだものを1煎といいますが、お湯を注ぎ終わったらす
 ぐに蓋をしてお湯を捨てます。
 これは洗茶といい、茶葉に着いたホコリ等を洗い流すためですが、必
 ずしもやる必要はありません。

・再び茶壺に高いところからお湯を注ぎます。
 茶壺からあふれるぐらいなみなみと注ぎくど、水面に泡が出てきます。

・水面の泡を切りながら蓋をする。
 (茶さじを使って泡を取ってもかまいません)

・蓋をした茶壺の上からお湯をかけて、中と外の温度が同じになるように
 して、茶壺の温度を上げて蒸らしを促進させます。

・蒸らし時間は約1分。最初はタイマーなどで正確にやって覚えてくださ
 い。

・今度は茶壺から茶海におを注ぎます。
 この時は、お茶が冷めないように茶海に近い低い位置から一気に注
 いで、最後の一滴まで絞ります。

・茶杯のお湯を捨て、茶海のお茶を注いで完了です。

ちょっとこまごまと書きましたが、日本茶の煎茶などの入れ方を知っている方なら、利にかなった入れ方でさほど難しくはないはすです。

では、では。私も今から烏龍茶を入れていただくこととします。厚いせいで冷たいものをいただき過ぎたように思いますので、今日は熱い烏龍茶を飲んでみます。

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