ヒーロー #25 | 旅猫ゴッツ

旅猫ゴッツ

ご主人様と暮らしておりした☆
しかし突然野良猫・・・
いや旅猫に・・・・・・
でもまあそれはそれで楽しいけど☆

「えー!ロケットに乗ってるの!?」

『いいかゴッツ、

何もしないで私の言うとおりに・・・・・・・』


どうしよう、どうしよう、

『ゴッツ、私の話をき・・・・・・』

なんだこの赤い大きなボタン、

これ押したら出られるかも。


『決して赤いボタンを押したら・・・・・・

 ゴッツ、私の話を・・・・・・』


“ポチッ”

『あっ!』

“ゴゴゴゴゴゴゴゴ!”


なんだ、全部が揺れてるぞ、


”10・・・・・・9”


『ゴッツ、何てことを・・・・・・』


”8・・・・・・7”

「は、博士、これどうなっちゃうの?」

”6・・・・・・5”

『もうどうすることも出来ない、

 ゴッツが押したその赤いボタンは・・・・・・』


”4・・・・・・”

『ロケットの発射ボタンじゃ!』

”3・・・・・・”

「えー!」


”2・・・・・・”

“ザザッザザッ”

”1・・・・・・”

テレビには何も映らなくなった。


”0”


“ドドドドドドド、ドーン!”

ものすごい音を立て

ロケットが飛び始めた。

飛行機の時とは比べ物にならないぐらい体が苦しい、

体がペチャンコになっちゃいそうだ・・・・・

体が熱い、

もう駄目だ・・・・・・・

あれっ、

体がだんだん楽になってきた。

窓から外が見える、

もう夜なのか、

後ろには青い綺麗な丸いボールが輝いていた。

あれが地球、

あそこから飛んできたんだ、

綺麗だな~、

こんなことになってしまったのに

不思議と頭の中がスーッとして、

すごく落ち着いた気分、

心もとても穏やかだ。


“ザザッザザッ”

『ゴッツ!無事か?』

再びロケットの中のテレビがついて、

博士が映った。




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