最後に頼むは我が力 | 10go9

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両親を見直したのは、両親が逝ってから・・。

いる間はそう気付かなかったが、

一人になってから時々変な夢を見る。

フウテンの寅さんみたいに、

親父もしくは母が、長旅をしたまま、中々帰ってこない。

それ自分の専売特許だと思うのだけど・・。

頭の中では何となく分かっているンだけど、

それにしても、遅い。

そろそろ捜索願でも出さんとなぁ~。

と、思ったところで、目が覚める。(笑)

 

このトラクターの引き上げ、相当困難。

・・かと言って、業者に頼めば簡単かと言えば、そうでもない。たぶん他の機材を持って来て引き上げることになる。

道が細い。大型トラクターをここに入れるのも大変。

その連絡や対応、立ち会い、その時間的ロスは相当大きい。

親父ならどうするだろう、と考えた。

 

答えは一つ。親父なら自力で何とかする。

たとえ時間が掛かろうとも・・。

親父は意思表示の少ない人。その分利用されることが多かっただけに、貸しをつくるぐらいなら、全て自分で片付ける人。

借金をするぐらいなら、我慢する。その忍耐力は相当なモノ。

たとえ血は繋がっていなくとも、息子としては見習うべきである。

 

今回のトラブル、離農して20年、トラクターが小さい。

車巾がなくてすぐ傾いたが、まだ徹底的に沈めてはいない。

歩み板さえあれば、まだ自力脱出の可能性はある。

軽トラを借りて、親戚筋を動員しようかと思ったが、

ここは親父を見習って、乗用車のリグライニングシートを倒し、折りたたみの歩み板を積み込んだ。

草刈り機だって、ホーク、ガンジキ、鍬、備中も、すでにそうやって、運んだのだから。

土地登記した当初から、いつかはこんな日もあるかと、覚悟はしてたのだから。