今朝、昨晩全く眠れなかった私は、興味半分恐怖半分でハトコのブログを読んでいました。


全く眠れなかったのは、とうとう大学から復学に関する書類が届いたからで、


ハトコのブログを半分恐怖で読んだのは、ヒトの幸せに嫉妬する自分が大嫌いだから。


愛息子を出産したばかりのハトコは、まさに今が幸せの絶頂なのです。


復学の書類を読み終わった私はしばらく呆然とし、その後2杯のお酒を飲みました。


復学するということに、恐怖と不安しか感じなかった自分に酷くガッカリしたのです。


お酒を飲んで、薬を飲んで、ぐっすり寝られるかと思いきや私の頭の中は復学のことばかり。


3時を回っても眠気はあれど眠りには着けませんでした。


少しの微睡みがあって、それからハトコのブログ更新メールに気付いたわけです。


ハトコのブログは、息子に対する愛と、周囲に対する感謝に溢れていました。


繰返し繰返し出てくる
愛してるや
ありがとうの言葉。


嫉妬より、彼女に対して感服するばかりでした。


彼女は強い。


母になったから強くなったのではなく、強いから母になれたのだと感じました。


私は自分が恥ずかしくなりました。
でも、快い恥ずかしさでした。


お前はやりたいことができる。
自分の夢を追える。
だからもう腹を括れよ。


自分で自分にそう言い聞かせました。


復学に関する書類が入っていた封筒を写メり、Facebookに投稿。


気合いを入れました。


数時間後、恩師からあたたかいコメントが。


感謝しなければいけない人は私にもたくさんいたのです。


それだけでどれほど恵まれているか。


彼女は我が子を
私は夢を


育てるものの重みは全く比べ物にならないけれど。


それでもどちらも一生付き合っていくものだから。


シャンとしなければ、と思いました。
どうしたら自分に自信が持てるんだろう。


Yの根性
Kちゃんの感性
Yちゃんの個性
Rさんの女子力
Kの優しさ
Nの社交性
S先生の博識


あたしもほしいよ。


絶対に盗めない宝物がある。


私の周りは秘宝だらけ。


私は何を持ってるんだろう。
作り掛けの映画を観ました。


私の恋人は大学のサークルで映画を撮っていて、その"作り掛け"の作品を見せてもらったのです。


観ている間、なんども「もういいよ。」という言葉を飲み込みました。


駄作だったからではありません。


物語を作れる彼と
演技をしているヒロインに嫉妬したのです。


映画が"作り掛け"でなかったら、こんな気持ちにはならなかっただろうと思います。


"作り掛け"のドキドキを、私も昔は目一杯楽しんでいて、それを思い出したのです。


中学から高校にかけて、時々小説を書いていました。
自分がひとつの世界を組み立てていくドキドキが大好きでした。


また、中学の頃は少し演劇をかじったこともありました。
自分が、練習の回を追うごとに、だんだん役の人物に成り代わっていくドキドキが大好きでした。


執筆と演技が、私の好きな表現の世界です。


彼の"作り掛け"の映画の中には、そのどちらの表現世界もあって、私は大好きな世界をガラス越しに傍観しているようで歯痒い気持ちになりました。


脚本を書いた彼も、演技をしているヒロインも、私が大好きだった世界を今まさに謳歌している。


羨ましくないはずがないのです。


私ももう一度、自分の好きな表現世界に没頭したい。
自分で何かを造り出したいという衝動に駆られました。


端的に言えば、
やっぱり私は小説を書きたい。


演技の世界はもう思い出ですが、執筆の世界にはまだまだ未練があるのです。


文学が好きだからこそ、小説を書きたいなんておこがましくて、口に出すことも、心の中に思うことさえも憚られていたけれど。


私だってまだドキドキしたいのです。


"作り掛け"のドキドキを手放したくない。


怖がらないで、あの世界にもう一度、還ってみたいと思うのです。