2019/4/29
翌日は朝ごはんを食べてから港のバス停へ。自転車でメイズハウに行って戻ってこようかとも思ったんですけど、どうせ今日はメイズハウのそのまた先のカークウォールに向かうのだから、ストロムネスに戻ってくる必要もないしねえ。てことで、バスで行くことにしたの。
ホテルのある通りがストロムネスのメインストリートだから、昔の古い建物が残っているのだ。優雅ねえ。
これ、玄関の上にタウンハウスって書いてあるんだ。タウンハウスってお金持ちの別荘という意味だったり、スコットランドではタウンホール(役所)という意味だったりするそうですが、やっぱ普通のおうちではなさそうだよねえ。立派すぎるもの。
同じ並びにある建物。きっと町で一番の豪商の店舗(兼住宅)や官公庁が並んでいたんだろう。
早朝と日暮れ後にしか通らなかったから店が開いている時間を知らないんだけど、港に面した広場には観光案内所や土産物屋さんがある。そしてストロムネス出身の冒険家ジョン・レイ博士の像がある。北極圏を探検したそうだ。
バスはフェリーターミナルの前から出ます。人が一人立っている、ベンチのあるそこね。ああ、港のカフェにも入ってみたかったなー。外を色々見て回るのを優先しちゃうから、お茶する時間が取れなかったよ。
さて、メイズハウのビジターセンターに到着し、予約した通りに10時のツアーを購入。まだ時間があったので外に出てぼんやりしていたら、ツアーバスがやってきました。でもまだ時間になっていなかったので、ドライバーさんはお向かいの農場に時間つぶしに行ってしまった。いつもそうしているんでしょうね、ドライバーさんが近づいていったら馬が2頭、とことこと寄ってきたよ。仲良しなんだなあ。
これがシャトルバス。ビジターセンターと遺跡を往復します。
ドライバーさんのほか、ガイドさんが同乗します。車内で簡単にツアーの説明をしているうちにすぐ到着。バスを降りて、遺跡まで歩いていきます。
前方を歩くツアー客の防寒具合とガイドさんの服装…。
さて、メイズハウ。紀元前2800年頃のものと推定され、見つかっている中では世界最古の円形古墳なのだそうです。
最近の研究では、もっと古い時代にはこの古墳があった場所には家屋があったとされているらしい。で、その家屋がストーンサークルに取って代わられ、そのストーンサークルも解体されて古墳に使用されているらしい。土塁の周りには幅14メートルのお堀があったって。
昨日見てきたアンスタン古墳と同じ、羨道墳です。こっちの方がずっと大きい。

土塁は直径35メートルもあり、高さも7.3メートル。羨道は11メートルと結構長く、でも高さは1メートルもないので、かがんで進まないといけません。この羨道には冬至の際に夕日が真っ直ぐ差し込んで玄室まで届くそうです。日の光が差し込む直線上に他の遺跡があったり、やはりこの手の遺跡は昔から天文学的な知識に基づいて作られているようだ。
羨道の突き当りに玄室があり、入り口を除く三方向の壁に穴があって、小部屋みたいになっていました。玄室はほぼ正方形で、一辺が4.6メートルとなかなか大きいの。10人くらいのツアーグループが丸ごと入ったものね。高さは3.8メートルあります。
この古墳、12世紀にヴァイキングの襲撃で天井を壊され侵入されているんですよ。で、その侵入者は壁にルーン文字で落書きを残しました。蛮行ではあるのですが、ほぼ1000年前のことですので、今となってはそれも歴史の一部として、見学時の目玉とされております。
ルーン文字の落書きのほとんどは「これを書いたのは○○」「△△が斧でこれを書いた」というレベルの、要するに名前を書いた落書き。その他に、「ソルニがヤッた。書いたのはヘルギ」だの「インギゲルスは世界一の美女」だのと言った内容のものも。
その他に絵もいくつか彫られているのですが、そのうちメイズハウ・ドラゴンと呼ばれているこれが有名。ライオンではないかと言う説もあるそうです。後でこのデザインのTシャツを買ったよ。
遠くにストーン・オブ・ステネスが見えている。
ガイドさんはなかなか面白い人でした。
メイズハウの説明はもちろん、ここをはじめとするオークニーの遺跡がどれほど素晴らしいかマシンガントークで語りまくる。一番面白かったのは、リング・オブ・ブロッガーについて熱く語っていた時。
ガイドさん 「リング・オブ・ブロッガーは世界最大のストーン・サークルなのです!」
ツアー客 (無言で 『えっ、そうだったっけ…?』 みたいにお互いに視線を交わす…)
ガイドさん 「郷土愛です」








































































































































