オーストラリア旅行記 4:シドニー 2 大聖堂と植物園 | 旅中毒

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2019/12/29

 

この日はEちゃんを父方のおじいちゃん、おばあちゃんに預かっていただき、友人夫妻がシドニーの観光に連れ回してくれることになりました。列車に乗ってお出かけです。

 

…が、列車の中でトラブルが。突然、目が開けていられなくなったの!

 

開けることはできる。けど、開け続けていることができない。痛みや異物感などは一切ないんだけど、とにかく、目を開けてもすぐ閉じずにいられない。乾いている感じでもないし、涙が出てくるわけでもない。眩しいとも感じないし、痙攣するわけでもないし… 何これ。

 

目を開けられなかったら観光も何もあったもんじゃないぞー!と焦りましたが、友人Hさんがくれた薬を飲んだら、じきに収まってしまいました。すごい効き目。持っておけばとワンシートくれました。ニューロフェンという薬です。後で調べたら、オーストラリアではどの家庭にも必ずあるほどの常備薬だそうな。非ステロイド系消炎鎮痛剤ですって。抗炎症作用があるってとこが良かったのかな?

 

症状が出た理由は結局わからんかった。最初は、煙のせいかとも思ったんですがね。でも薬も、この日と翌日は飲んだけど、翌々日(12月31日)は朝に1錠飲んだだけで後は忘れちゃってて。忘れてしまえたってことは、症状も出なかったわけだ。で、1月1日が一番ひどく煙に晒された日だったと思うけど、薬を飲まずにずっと過ごせてしまった。単に体が慣れたのだろうか。

 

追記:眼球使用困難症というものがあるそうです。私、これじゃなかったのかな…?

 

さて、降りたのはセント・ジェームズ駅。私のお気に入りの駅です!

 

映画「マトリックス」でロケに使われたって。わかるわー。独特の雰囲気がある。

 

マトリックスはほとんどをシドニー中心部で撮影したそうです。知らんかったわ。セントラル駅も使われているって。そのうち映画を見直してみよう。

 

この窓口が使われていないのは何とも残念だわ。残してくれているだけでも良い方だけど。

 

駅を出たところに公園があります。と言うか、シドニーは、あんな大都会なのに町中の至る所に公園があり木が植えられている。Hさんのお父さんも、日本から来てシドニーを歩いた際に、緑の多さに驚いていたそうです。

 

公園を挟んだところにあるのがセント・メアリー大聖堂。(空と色が似ていて保護色みたいだ)

 

1832年に教皇によりバシリカ(一般の教会堂より上位と、あるいは特別の役割があると認められた教会堂)と認められています。オーストラリアにバシリカは5つしかないんだって。ここ、最初の教会堂(1821年建設)はもっとシンプルだったけど1865年に焼けちゃったそうで、再建の際にゴシック・リヴァイヴァル運動に乗ってネオ・ゴシック建築として甦ったのだ。ちなみに、右端の2基つの尖塔は、2000年に付け加えられたそうですよ。それまでは天辺は平たかったの。

 

上の写真の左下に小さく写っている像は、聖メアリー・マッキロップ。アップの写真を撮り忘れたわ。子供たちと一緒にいる姿なのは、、聖ヨセフ聖心修道会を設立して恵まれない子供たちに教育を施したから。オーストラリアで初めてカソリック聖人となった人なんだって。

 

中の様子。前の方にたくさん人が座っていたから、これからミサがあるのかも…

 

さて、大聖堂は道すがら訪れたようなもので、目指していたのは王立植物園です。これもねえ、こんな都会のど真ん中にあんな広さの植物園があるって、すごいことだよ…。植物園の外にある木ですら見事な大木で、思わず写真を撮ったら、友人夫婦が二人して不思議そうに「ここで撮らんでも。今から中を見るのに」って。ええ、ホントにそうですね… 笑

 

そんで、中はもっとすごかったわけ。見てこれ。

 

上と言うより横に広がっていく木。こういう木に登って遊びたい。子供の頃、友達とよく近所の斜めに伸びている松の木に上って遊んだっけなあ(松の木にしてみたら迷惑な話ですが)。

 

木の枝から垂れた蔓が地面に届いたらそこでまた根を張るんだって。本体がどれかわからん。

 

「植物園に行く」と言われて地元の植物園をイメージして、『きれいなお花が咲いていてー、温室に熱帯の植物があってー』とか想像していたら、なんかもうスケールが違ったわw もちろん、きれいなお花も咲いていましたけど! (花の方がうまく撮るの難しいよね)

 

 

 

なんて言う鳥か知らない。あんまり怖がらないので近くで見れる。

 

これも全然怖がらず足元まで近寄ってくるねと言ったら、Hさん「人間の方が怖がってるよ」。人間の食べ物を強奪する勢いだそうです。カモメみたいなもんか。カモメの恐ろしさは知っている

 

コメント欄でTripleDさんに教えていただきました。

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上のがマグパイmagpieで下のがアイビスibis
でも今までずっとアイバスと思って表記して来ました。
アイビスは町中どこにでもいる写真映えのしない鳥です。
マグパイはカササギ、こちらはきれいだけど賢くて怖い鳥。
子育ての時期は空から急降下して来てアタックして来ます。
自転車用のマグパイが来ないように角みたいなものをつけた特別のヘルメットもあります。

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おとぎ話では、森で迷った子供がこんな木の根元のくぼみに身を潜めて夜を過ごしたりする。

 

大きさ比較のため私を配置します。ああ、このまま「じゃあねー」とか言ってひだの間に入っていって、「それきり彼女の姿を見た人はいませんでした。おしまい」とか語られそう…。

 

久しぶりにお伽話を妄想したくなりましたよ。