イタリア旅行記 38:バニョレージョの夜歩き | 旅中毒

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2019/1/2

 

展望台からチヴィタ・ディ・バニョレージョに戻る前に、バニョレージョに行ってみました。お昼に通った時には気が逸って通り過ぎるだけだったからね。街歩きしてみたい。ここがメインストリートの東端。

 

チヴィタ・ディ・バニョレージョが素晴らしいので陰に隠れがちですけど、バニョレージョの旧市街もかなりのレベルですよ…! 特にメインストリートから横に伸びる小路とその奥が素晴らしい!

 

こちらの町も保存状態は良好です。そして夜になってもまだまだ人通りが多くて活気がありました。宿と飲食店とお土産屋さんしかないチヴィタ・ディ・バニョレージョと違って、こちらは人が生活している町なので生鮮食料品店や日用品の店もある。でも魅力はやはり路地の奥だなあ。

 

 

 

宿や飲食店の数も多いので、泊まるならバニョレージョの方が良いと思う人も多いでしょうね。チヴィタ・ディ・バニョレージョにも歩いてすぐなんだし。実際、私がチヴィタ・ディ・バニョレージョに泊まると言ったら、イタリアが大好きでよく旅行で訪れている人が何度も翻意を勧めてきました。冬じゃ夕食をとる店もないし、そもそも30分もあれば見て周れるんだから泊まる必要なんてないって。ま、自分の価値観に合わないアドバイスに耳を傾けたらダメ絶対。

 

 

私が好きなのは大きな町より小さな町や村。メインストリートより路地の奥。静かに浸りたい。

 

 

こちら、チヴィタ・ディ・バニョレージョから司教座が移されたと言う聖ニコラ教会。他にもいくつも教会があるらしい。こんな小さな町なのにすごいな。

 

あとね、聖ニコラ教会のすぐ横に書店があって、失礼ながらこんな小さな田舎町には珍しいと思えるほどの充実ぶりでした。きっと本好きで教育に高い関心を持つ店主さんが運営されているのでしょう。

 

ではチヴィタ・ディ・バニョレージョに戻ろう…。

 

これは町はずれにあったプレセピオ。

 

こんなに羊がたくさんいるプレセピオは初めて見たんじゃないかしら。

 

あと、右下のバグパイプ、ザンポーニャってやつ? 日本人にもお馴染みのグレート・ハイランド・バグパイプなどとは違って、ドローンパイプが下についている。

 

展望台でしばらく夜のチヴィタ・ディ・バニョレージョの眺めを楽しんだ後、体が冷えたので、展望台近くのカフェで休憩しました。こういう時はやっぱりトロリと甘いホットチョコレートがいいですね。

 

で、供されたのがこちら。

 

ホットチョコレートと言うよりも、暖かいチョコムースみたいな…。作った人のお友達らしい子が「完璧」と言っていたからにはこれで良いのだろう、イタリアのホットチョコレートってこういうものなのだろうと思いながら食べておりました。が、後に野本さんに教わったところによりますと、あちらのホットチョコレートはとろみをつけるためにコーンスターチを加えているそうで、これは溶かしきれずに固まってしまっている状態ですって。

 

そう言えば、作ってくれた子が、最初、ポットを逆さにしてもホットチョコレートがカップに落ちてこないので「あれ?」と覗き込み、カウンターにいたお友達(非番の同僚かも)に何か言われて、牛乳を足しては必死に混ぜていました。なるほどね、ドロドロのを延ばそうと頑張っていたのかw 最後にお友達が「ペルフェクト」と言ったのも、それがあるべき姿と言う事ではなく、「もういい、いい、それで充分」てな意味だったのかもしれないね。面白い場面を目撃していたのね私。

 

 

時系列じゃないんですけど、お土産屋さんで買った切手が面白かったので。

 

QRコード付きで、追跡できる切手。GPS対応の郵便ポストに入れること。

 

 

昨日も素晴らしいけど、デザインもいいよね。チヴィタ・ディ・バニョレージョと、同じヴィテルボ県にあるボルセーナ。ここも旧市街が素晴らしいんだって。他にも色んなデザインがあった。