2018/8/15
次のお目当てに向かう途中で、また素敵な消防署に巡り合いました。
弘前市にはこういう消防署がたくさん残っているんだね。改築する際にもこの形を残すのかな。ちなみに、弘前市では「趣のある建物」という認定があるらしく、この建物の前にそのプレートがあったよ。今調べてみたら、ネット上でマップも手に入るの。次に弘前に行く時にはこれを印刷していこう…。
さて、次のお目当てはここ、藤田記念庭園。
弘前出身の大実業家、藤田謙一氏が1919年に東京から庭師を呼んで作らせた広大な庭園です。小川はもちろん滝もあり、滝の上にかかる橋まであるのだ。
この滝の上にある高台部は岩木山を借景とした洋風庭園。滝の下に広がる広い低地部は、池泉回遊式の日本庭園となっております。
洋風庭園には洋館が建っており、和風庭園にはこの通り立派な日本家屋があります。
広すぎてワケわからんくなってきたけど、お茶室とかもある。いずれも時間貸ししているので、会場を借り切ってパーティーしたりも出来るよ! 音楽ホールだってあるのだ。元倉庫は考古学資料館として開放されている。いいな、この近くに住んでる人。私ももっとゆっくりしたかったんだけど、ちょっと、色々予定を詰め込み過ぎておりまして。
洋館には「大正浪漫喫茶室」というカフェもありますので入る気満々だったんですけど、順番待ちがすごいことになっていたので諦め。別のところで素敵カフェに入る計画もありますし。でも、朝から時折りパラパラと振っていた雨がついに本降りになったので、雨宿りできたらちょうど良かったのにな~。
仕方がないので、雨の中を出撃いたしました。真夏だもの、濡れたって平気さ。見たいものはまだまだあるんだ。趣のある消防署を横目に自転車でかっ飛ばしまして…
次に来たのは、長勝寺。1528年に建てられたお寺で、元は別の場所にあったんだけど、3回お引越しして、1610年に今の場所に落ち着いたらしい。武将の菩提寺だったからなのかしら、本拠地を移る度にお寺まで持っていくってのは。
この三門に一目惚れしましてねえ。1629年に第2代弘前藩主が作らせた楼門なの。
1809年に大改修して、仁王像などが設置されたとのこと。斜め後ろから見てもカッコいいね。雨が降っていなかったらもっときれいな写真が撮れたと思うんだ。残念。
鐘楼も渋い。中の鐘は1306年のものらしいよ。
蒼龍窟という建物の中には…
大量の仏像が。
こちらは本堂のご本尊。
庫裡には、私が萩で見たのと同じような木造の巨大魚があったらしい。見たかったわ。
あかーん、もうホンットに土砂降り! ひー
このような天候の中、白人の初老の夫婦が来ていましたよ。好みが渋いね。
長勝寺の前の真っ直ぐな長い路には、曹洞宗のお寺が33も並んでいます。弘前城を築城した2代目藩主が、弘前城の裏鬼門を守るために、1610年に、津軽一円の主なお寺を集めたんですって。同じ宗派のお寺がこんなに並ぶのは珍しいそうですよ。心身の余裕があったら写真も撮りたかったわ。