令和6年5月土曜健康サロン
テーマ:「社会背景と栄養障害の変遷」
講師:水前寺とうや病院 副院長 松永敏郎 先生
一品料理:「シュプリームクロワッサン風」
5月18日の土曜健康サロンは14名の参加者で開催となりました。
テーマは「社会背景と栄養障害の変遷」でした。
摂取した栄養素が体内で十分に消化吸収されず、
新陳代謝が順調に行われない状態を「栄養障害」といい、
栄養障害が多様化している現代では
体重(BMI)のみの栄養評価では不十分で
「内臓脂肪は少なく筋肉量は多く」というような「質」が重要、とのことです。
肥満がもとで糖尿病や高血圧などの様々な生活習慣病は
心・脳疾患などを引き起こし死亡率も高くなり注意が必要ですが、
一方で高齢者は少し太っていた方が好影響(=肥満パラドックス)であると話されました。
また肥満や老化は慢性炎症※の一つであり、
同時に栄養障害も進行していくとの事で
生活習慣病も栄養面から予防していくことが大切だと
話されました。
※慢性炎症…体の傷ついた部分の組織が障害に反応して起こる炎症反応で
急性炎症と慢性炎症がある。
慢性炎症は緩やかに持続してなかなか治らず生活習慣病の発症や
老化に深く関わっているといわれている。食事の影響も指摘されている。
栄養部からの一品料理は
「シュプリームクロワッサン風」。
ニューヨークのベーカリーで誕生したハイブリッドスイーツで
今回はクロワッサンのパイ生地の代わりに春巻きの皮を使って
作られていました。
何層にも渦巻状に巻いて焼かれてあり、
とても美しく仕上がっていました。
参加者の方々にも大変喜んで頂いた土曜健康サロンとなりました。
レシピはこちら↓
地域交流推進室 た