足利市立美術館で開催中のあしかがの歴史と文化 再発見!ー鎌倉殿の義弟 足利義兼の祈り 大日如来坐像ー
に行って来ました。
足利市の縄文時代から鎌倉時代に焦点をあてた、足利市ゆかりの文化財を紹介しています。
以下の章立てで構成されています。
原始〜縄文時代から弥生時代〜
古代〜古墳時代から奈良・平安時代〜
中世前半〜鎌倉時代〜
足利市でも今からおよそ3000年以上前の縄文時代に使われた土器などが多数出土しています。
祈りの道具として作られたと考えられている土偶や耳たぶに穴をあけてはめ込む様式の耳飾りも展示されています。
古代の祭祀や美に触れることができ、本展の見どころとなっています。
時代は下り、古墳時代に作られた円筒埴輪に目がいきます。
前方後円墳の墳頂部および墳丘テラス面に配置されていたものです。
古墳を守る役割があったものと考えられている人面付き円筒埴輪も展示されており、
古代への思いを掻き立てられます。
最後の展示室では大日如来坐像が展示されています。
明治初年まで樺崎八幡宮に伝わり、光得寺に移され守り伝えられた像です。
胸を張り背中から腰にかけての抑揚と安定感のある姿勢は運慶作品と類似します。
近くに地蔵菩薩坐像も展示されており、最初から最後まで見どころ満載な展覧会です。
本展は10月10日までです。
ぜひ行ってみてください。
会期:2022年7月30日(土)〜10月10日(月・祝)
開館時間:午前10時〜午後6時
※入館は午後5時30分まで
休館日:月曜日、8月12日(金)、9月19日(火)
※ただし9月19日、10月10日は開館
会場:足利市立美術館
観覧料:一般710(560)円、高校・大学生500(400)円、中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
※各種障がい者手帳をご提示の方と付添者1名は無料となります。
※「あしかがいきいきパスポート」をお持ちの方、および両毛広域都市圏内にお住まいの
65歳以上の方は無料です(住所・年齢を確認できるものをご提示ください)。
※第3日曜日「家庭の日」(8月21日、9月18日)は、中学生以下のお子さまを同伴のご家庭は
無料となります。
主催:足利市、足利市民文化財団
特別協力:国立文化財機構文化財活用センター、東京国立博物館
協力:公益財団法人足利市みどりと文化・スポーツ財団、一般財団法人おもい・つむぎ財団
※本展は国立博物館収蔵品賃与促進事業の支援を受けるとともに、公益財団法人足利市民文化財団
40周年記念事業の一環とし実施するものです。